初夏の宵

先日、田舎で外仕事をしていると
空が淡く夕焼けていることに
気づいた。何か組み合わせるものをと
見回すと、耕作放棄地の中の
タンポポの綿毛が光っていた。
翌日、刈払機を使って一帯の
草刈りをした。
たんぽぽの綿毛はあちこちに
飛び散ってしまった。
ｍは来年辺りがタンポポだらけに
なるというが・・・
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ミズキ

変わった木の花です。
遠目には、その木だけに
まるで雪が積もっている
かのようです。
新緑の季節だからか
田舎ではよく目につきます。
揃いも揃って広い枝一面に
少しも違わず花が咲いたものです・・
自然の神様は凄い仕事をしますね。
宙空に白いテーブルを投げ出して
設置してくれたのかしら・・
そうですね・・ここではレモンティーが
似合いそう・・
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代掻き

この前の日曜日、
家の前の田んぼは
代掻き作業だった。
夕暮までに3枚の田が
きれいに水鏡になった。
来週あたりには田植えだろう。
我が家の田んぼは代掻きはしない。
２／３は耕作放棄地になっていて、
残りの１/３は野菜と花畑に
なりつつあるからだ。
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雪塊

嘘でしょうと叫びそうでした。
断じて・・万年雪ではないけれど・・
いつも通る道筋の山側に
5月16日、小雪渓がありました。
真っ黒の薄汚い雪塊ですが
紛れもない雪の貌をしていました。
一方、朴の花は盛りで
我が家の庭にも二輪咲いていました。
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水鏡

田舎でもようやく田んぼに
水が張られたところが多くなった。
ここは実家から少し下ったあたり、
高架橋は東海北陸道だ。
今は一車線だが、
二車線化のための橋脚の工事が
始まっていて、もうすぐまた
景色が少し変わることになる。
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オオカメノキ

田舎には兎に角いろんな
種類の木・花があります。
流行りが廃ってもそのまま
棲息しているので・・
昔の木・花が残っているという
ことになります。
この花は、スイカズラ科の
ガマズミ属・オオカメノキ・・
額紫陽花に似ていますが
よく見ると違います。
白い蝶が群れて風に
戯れているかのように見えます。
巷ではあまり見かけない花です。
風に乗って本物のスジアゲハ蝶？（勝手に命名）も
やってきました。
白い蝶の翅の中の虫食いの穴も
蝶のようでした・・これはおまけです。
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桐の花

今年は桐の花の咲きが悪いようです。
去年の花の殻がまだ残っています。
植物はその年によって
随分と咲き方が違うようです。
来年こそはちゃんと撮ろうと思っていて
当てが外れるときがあります。
桐は薄紫色の花がなんとも優しいので
いつも咲きだすと嬉しくなります。
茶色の殻は巫女さんの舞に
使われる鈴のようにみえます。
りんりんと音がするような・・
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境界

椎の花に目を引かれて
あちこちを車で巡ってみた。
いわゆる里山で、標高の高くない
辺りに随分多くの椎や樫の
樹林帯があることがわかる。
照葉樹林帯だ。
そしてその隣に人の住む地域、
生活圏があり、植物と人間との
鬩ぎ合いの歴史がある。
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古寺

徳川旗本の菩提寺というのですが
聞いたことがありませんでした。
椎の花のこんもりとして
形の良いものはないかと探していたら
行き当ったのでした。
荒れた寺の様子でしたが
栄華をしのぶよすがもなく
屋根の大黒様もひっそりとしていました。
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山藤

今年は山藤をあまり見かけなかった。
例年咲いている場所を通りかかっても
全く花の姿を見ない。
一方でウワミズザクラは今まで
見なかった場所でよく見かけた。
木の花は花がないと何の木だか
分からないのが多い。
花が咲いて初めて、ああこんなところに
あったのかと知ることになる。
今日は季節外れの台風の影響で
午後になって雨脚が強まってきた。
暫く降っていなかったので雨は
有難いが、降り過ぎて被害が出るのも
困る。
この雨でまた季節が大きく動く
気がする。
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