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田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

夏の終わり 蟻地獄から ウスバカゲロウへ姿を替えて

2013年08月25日 | 日記

8月25日(日)  夜半の雨音をたてる  昼には秋の空  涼しい

夜半の音を立てるほどの雨で薄紅色に染めた花弁を濡らしてしまわないように下野に月見草を移したのは正しかったようだ。雨が止め柔らかい日差しを受けると薄紙のような花弁はわずかに縮れるような仕草を見せた。風知草のツヤのある細い葉は夏の太陽の照り返しに疲れたか、それとも子孫を残す花と勢いを入れ替えた姿を見せている。

リビング前のプランターではこぼれタネが発芽したハゲイトウをアブラムシから守るかのようにウスバカゲロウが数匹いる。葉の裏にいる時は、飛ぶときの弱々しさとは異なり、脚で葉脈を掴む姿は猛々しさを思わせる。成虫となると躰の割には大きすぎる翅衣を持たされているが、彼の本性は蟻地獄そのものだ。振り向くと網戸にも一匹止まっている。優雅な姿からは幼少期、軒下の乾いた土ですり鉢を作り、底から砂をかけ通り過ぎようとする蟻や小さな虫を補食していたは思えない。

遅めの午後に連絡簿を廻すため集落を一巡したが、稲の穂先はだいぶ頭を下げている。来月後半には稲刈りが始まるが、今年も不安定と云われた作柄が豊作に変えられた報道されるのも僅かのことだろう。夏の終わり秋との境には大雨が続くことが多い。稲刈りには大型のコンバインが使われるが田面が乾いていないと田の底をいためるそうだ。

雨にも風にも負けずに

しっかりと立ち

旨い米となって欲しい 

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