田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

涼しすぎる初夏 穏やかさは時の流れに身を任せ

2013年05月04日 | 日記

5月3日(金) 晴れ  風は冷たい  穏やかな一日

信州の遅い春は梅も桜も水仙、チューリップも一斉に盛りを迎えたが、大雪の影響もあってすぐに去った。春の第2弾は食の楽しみ山菜となるが、山裾集落界隈では人間の好むものは鹿たちの好みと重なる。山のあちこちでタラの木が芽を吹きだす前に鹿たちはその木の皮を剥がして食う。中には皮をはがすだけでなく、頭をそのまま折って食っているのものある。彼らの剛食はアノ棘トゲのあるタラの木の皮をも食すのだ。裏山の境には山から根を延ばしたタラの木が数本あるが、わずかに芽吹きだしたのが一本だけとなった。

実のなる木ではグミが花盛りとなっている。グミも田舎で云う“田植えグミ”本名「ウグイスカグラ」、夏グミ、園芸種となるがビックリグミが次々に花を見せている。下の写真はビックリグミだが、どれも花の形には変わりがない。

五月の連休、初夏といっても朝晩はマイナスの温度となるが、いち早く花を開いたタンポポはもう、子孫を残そうと種を風に乗せる準備が整っている。畑一面に蔓延った黄色の花を見て、集落の婆さまは花摘みはしないのか?とやんわりとけん制してきた。彼女たちは畑に草一本も許すことはできない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする