6月8日(水) 晴れ 少しだけ蒸し暑さを感じるも 風は涼しい
いつもは早朝に姿を見せるキジ、彼は我が家を縄張りの一部に取り込んでいる馴染みのヤツ。今日は昼日中、昼飯時に雄叫びを上げに来た。昼飯の時間が遅いと云うのか、それとも鬼の征伐に向かうために仲間を集めに来たのか、眼光の鋭さから覗えるのは緊迫している様子だ。
キジの雄叫びを耳にしながらも我関せずに、Algoは椅子の脚に頭を寄せてTVウォッチングと決め込んでいる。
雄叫びを上げたあとは草むらに身を沈めて辺りを窺っている。金色に輝く目はノーテンキなAlgoとは比較が出来ないほどの厳しさを見せた。
俺が腹の中で“緊張感のないヤツだ”と思っていると、Algoは姿勢を変えてポーズを取る。ゆっくりと尻尾を振りながらもなんとなく、めんどくさいと読み取れた。
一方、外のキジは草むらから姿を現し歩く方向を変えた。キジ、犬、サル、カニ、サルが誰とは云わないが、桃太郎に探してこいと云われたように、厳しさを一段階レベルアップしたようにこちらを睨む。何奴も役立たずとゆっくりと歩き出し、この場を去ることにきたようだ ・ ・ ・
俺的には“可愛い子には旅を”と云うことで、Algoをキジの元へ送り出すことも ・ ・ そんな思いが過ぎると以心伝心か、Algoの顔は何故か厳しいく俺を睨んだ。
話は飛ぶが、近頃はキジウチやハナツミは通用しなくなったと聞く、ヤマガールなどが増えた所以なのだろうか?