最近読んでいる漫画は講談社の少年漫画で「いじめるヤバイ奴」という作品です。古本屋でキャッチーなタイトルだと感じて、作者の思惑通りに手に取ってみると面白かったので、書店で購入して読んでいます。最新巻はコロナの影響で買えていません、汗。最新話に近いものは公式サイトで無料で公開しているので、毎週読んでいます。
第1話を読み始めた時は主人公の仲島クンが同級生の白咲サンを酷い方法でいじめていたので、いじめの方法の酷さを売りにした「凄惨」で「猟奇」な漫画かと思ったのですが、第1話を最後まで読み続けると白咲サンをいじめるように仲島クンが白咲サン自身から強制され、満足出来るいじめを提供出来ないと白咲サンにお仕置きされるという変わった発想の漫画でした。
最初はいじめもお仕置きも残酷な内容でしたが、段々とギャグ路線に作風が移ってきて、3巻の時点では上記画像の通りで、修学旅行先でいじめるために、前日に現地で仕込みをするとか、最早ギャグ漫画以外の何物でもないと個人的には感じました、汗。
2巻の最終話で、青山サンという重要なキャラクターが出てくるのですが、私はこの青山サンが一番面白いと思っています。仲島クンのいじめさせられの真実を知っている数少ないキャラクターの一人ですが、仲島クンのことが好きで、共に白咲サンと対峙していくのですが、とにかく白咲サンを殺したがる異常人格者でした、汗。
と言うよりいじめっ子を演じている仲島クンが唯一の常識人で、他のキャラクターがほとんど全てヤバイ奴という漫画です、汗汗。しかも青山サンは仲島クンを夫と公言してます。この先の話でも、何かにつけて私の夫といい続けています。こういうキャラクターを漫画用語でヤンデレというらしいですね。この漫画でどうやら自分はヤンデレ好きだということが分かりました、汗汗汗。ネットで検索すると我妻由乃というキャラクターが出てくるのですが、なかなか凄まじいヤンデレでした。興味がある人は検索してみて下さい。
白咲サン、青山サンとヤバイ奴が出てきて仲島クンは疲労困憊ですが、巻数が進むと緑田サンというヤバイ奴も出てきます。ヤバイ女の子の苗字には色の漢字が含まれているようですね。緑田サンはいじめられっ子で、仲島クンに助けられたのですが、もっと助けられる体験がしたいと自作自演でいじめの被害者を演じるという白咲サン、青山サンとはまたベクトルの違ったヤバイ奴です、汗。上記の画像では、また本当のいじめの被害者になったことを喜んでしまっています。最近の話では、黒宮サンというキャラクターが出てきています。今はまだ言動がまともなんですが、そのうちヤバさを放出することでしょう、笑。
緑田サンは仲島クンが白咲サンをいじめているところを目撃していまうのですが、上記画像の通り失望するどころか喜んでいます。どういうことかというと、仲島クンが去った後、田中クンというちょっとイタい正義漢が白咲サンを慰めたところまで目撃して、そのことで仲島クンが敢えて悪役になって白咲サンと田中クンとの恋を成就させるキューピッド役をしていると勘違いしてしまったのです。いじめをすることが良いことだという奇妙な状況になって、読んでいて不思議な感覚になりました。上記下部の画像でも「部活は辛いけど君のおかげで頑張れるよ」みたいな感じで、いじめを頑張ることが良いことみたいになっています。
このように「いじめるヤバイ奴」はシュールなギャグ漫画です。以前読んでいた読んでいた「さよなら絶望先生」も「プリズンスクール」もジャンルは違いますがシュールさを売りにしたギャグ漫画でした。シュールなギャグ漫画が好きな私としてはまた、このような漫画を発見出来たのは良かったです。これからも最新話や新刊本を楽しみにしていきたいと思います。
いつもながら、すごい漫画を発掘されますね!
いじめの中に愛がある漫画といえば、幼少のころ読んだダメおやじを思い出しますが、今どきの漫画は半端なく進化していますね。
漫画の進化に置いてけぼりの私としては、ちょうそうさんの記事が、とてもためになります。
私の記事が参考になるとのことで大変恐縮です、汗。
ダメおやじ試し読みしてみましたが、
確かにこの漫画と比べれば「いじヤバ」の方が進化していると言えるかもしれませんね、汗。
でもこういう漫画があったからこそ今の漫画家は進化した漫画を描くことが出来るというのが漫画の歴史というものなんでしょうね。