写真の手帳は運行管理者という資格の手帳で、一応国家資格です。営業所の所長(マネージャー)の仕事をするのに必要な資格です。社労士の資格を取得した後に入社した会社で取得しました。社労士の存在を知った小説で勤務中の交通事故の案件について書かれていたので、交通事故にも詳しい方がいいのかなと思って、職安の募集に出ていた運送関係の中小企業に入社しました。以前の社労士の記事に書いたとおり、社労士の顧問先になる会社の事務の実際を知ることも必要と考えたこともありました。ちなみに社労士は損害保険、税理士は生命保険と相性がいいみたいです。
本社の事務が担当でしたが、会社の事業内容を知っておいた方がいいということで、入社後しばらくして営業所の一つに所長代理として派遣されました。ドライバーの方々が元大工とか職人とか一癖も二癖もある方々も多くてキツかったですね。この会社で8〇3という方々に初めてお会いしました。三名程お会いしましたね。正社員やアルバイトも含めて後にも先にも初めてのことでした。
ドライバーの一人が元8〇3の方で、まあ竹を割った様な気性の方で、対応もそれなりに大変でしたが、その気性ゆえにリアクションの予想はしやすかったようにも思えます。お酒の飲み過ぎか肌の色は良くなかったです。
もう一人は素性を隠して入社してきた現役の方でした。本業の収入が芳しくなかったのでしょうか?昔の軍人のような堅苦しい言動の人でした。昔堅気の〇道と言えばいいのでしょうか?この方はトラブルを起こして8〇3であることも発覚し、辞めていきました。
三人目はドライバーの交通事故相手の親御さんで、パンチパーマに刺青と恐ろしいお姿をされていました。上から相手と交渉するように言われましたが、ノイローゼ状態で胃に穴が開きそうな毎日でしたね。全く経験が無いことなので、その当時はよく分かりませんでしたが、恐喝にあたることも言われました。警察に相談するように上から言われて、警察に行きましたが、話を聞いただけで具体的な対応はしてはもらえませんでした。やはり警察は事件が起きないと動かないようです。未遂段階ではダメですね。まあ、沢山の事件を抱えていて対処しきれないのかもしれません。最終的に相手が法律や裁判判例以上の要求をしてきているので、裁判を起こそうとしていた矢先に相手が折れてきました。ムチャをする武闘派のお方ではなかったようです。
事務の仕事をしている人も一癖も二癖もあるドライバーの方たちに対応しているので、気の強い方が多かったです。そうじゃない人はここの会社には残れないですね。私も1年位しか居られませんでした。肉体的には以前の林業が、夏は作業着を絞ると雑巾のように汗がドバドバでるなど一番キツい仕事でしたが、精神的にはここの会社が一番キツかったですね。
このままマネージャーとして会社の空気を読んで職務を続けていたらどうなったか?うつ病を発症していた可能性は低くはないですね。また以前の社労士の記事にも書きましたが、法律順守の考えが希薄なので、問題が表面化して以前のバス事故のように新聞の紙面を賑わしていたかもしれません。幸か不幸か退職後に新聞でこの会社の記事を読んだことはまだありませんが。
テレビで渇水について色々脅すような放送が流れていますが、ネットでダムの貯水率を見ると前より改善されているような気がします。まあ、狼少年のように最後に本物の狼(断水)が現れないように祈るばかりです。
私が以前勤務していた役所でも、入札の時にその手の人達のフロント企業がちょくちょく紛れていました。
担当者はいざと言うときに備えて、電話等はすべて録音していました(相手方も録音していたようですが)。
病気を発症する前に辞めれてよかったですね。