『5.5畳記』  鴨長葱 著

プチ世捨て人の痛い雑記by人生挫折オンリーの40代改めジジイ屁垂れフリーター

半隠遁生活に一服の誠涼剤

2019-12-22 07:55:26 | 漫画・アニメ・ゲーム

  ネットの漫画広告で作画が綺麗で気になった漫画があって、数話が無料だったので試しに読んでみたら、かなり自分の好みだったので中古本ですが購入してしましました。タイトルは「高嶺のハナさん」で、サブタイトルは「恋愛レベル小5オフィスラブコメ」です。主人公の高嶺華(たかみねはな)サンは企画した商品が軒並み大ヒット、次期部長との声も上がる程で、クールに仕事をこなす超キャリアウーマンです。



  でも心の中では愛しの部下である「弱木強」クンのことばかり考えています。さらに上司という立場もあって、素直に好意を伝えることが出来ずに自分の心に反してキツい態度をとってしまいます。


  ここまではよくあるツンデレキャラでもあることですが、さらに恋愛レベル小5ということで、弱木クンから旅行のお土産をもらっただけで嬉し過ぎて舞い上がったり、偶然手をつなぐ事態になった際にはこの後どういう顔をして接すればいいか分からないと取り乱す始末です。実に「誠」実なキャラだなぁと思います(作中では「ぴゅあっぴゅあな」ハナさんと表現されます)。


  こうやって四六時中身悶えているハナサンを見るのはなんだか微笑ましくて何度読み返しても面白いですね。今まで下ネタギャグ漫画を色々読んできて穢れた心が洗われる気分です!?汗(当ブログ記事 半隠遁生活に一服の「性」涼剤!?等参照)


  弱木クンも真っ直ぐで「誠」実なキャラですが、何しろ仕事が出来なくて、発想も小学生レベルなので企画部一のポンコツ社員との位置づけです。ハナサンはその小学生レベルのダメダメぶりが可愛くて好きなようです。いわゆるダメンズ好きですね。弱木クンもハナサンのことが好きです。



  脇役もベタで分かりやすいキャラが揃っています。上の画像は更田元気クンというキャラで社内一のプレイボーイで、プレイボーイ過ぎてハナサンが自分のことを好きであると勘違いしてストーリーに絡んできます。



  もう一人の脇役天井苺チャンです。これもベタなキャラで、子供の頃から究極的に世の男性から可愛がられてきて社内のアイドル的存在なんですが、清々しいほどの腹黒な性格の持ち主です。自身の親衛隊ストロベリーズからハナサンを慕う高嶺華激団へ人口が流失しているのを我慢出来ずにハナサンを陥れようとしたり、弱木クンが全く自分に興味を示さないことにも我慢できずにあの手この出で自分に惚れさせようと画作しては失敗することを繰り返しています。



  弱木クンは仕事が全く出来ないダメダメキャラですが、美味しそうなお弁当は作ることが出来るようです。女子力ならぬ主婦力は持っていそうなので、今後ハナサンと結ばれたら、主夫決定な感じがします(笑)。



  単行本は本屋巡りをしても見つけられなかったので、中古本を購入した訳ですが、これでは作者のムラタコウジ先生は収入を手にすることが出来ないですね。ちょっと気が引けるので、取り敢えず週刊誌最新号を購入しました。これで雀の涙レベルですが多少なりとも先生の収益に資することが出来たかなと思います。新しい単行本が出たら本屋で購入したいと思います。


  週刊誌最新号を読んでみると、流石に最新話のネタバレは気が引けるので具体的なことを記述するのはここでは控えたいと思いますが、第34話という時点にもかかわらず早くもストーリーが佳境に入っているように感じました。自分としては某海賊漫画を見習って!?もうちょっと引き伸ばしてもらって、ハナサンの空回りの繰り返しを愛でたいところですね。でも小5とポンコツの掛け合いなので、佳境から振り出しに引き戻すポテンシャルは持っていると期待しています(笑)。


  そういえばこの12月で、別のハナサンが出ていた「プリズンスクール」という下ネタギャグ漫画が終了して丁度2年が経ったことを思い出しました。月日が経つのは早いものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする