『5.5畳記』  鴨長葱 著

プチ世捨て人の痛い雑記by人生挫折オンリーの40代改めジジイ屁垂れフリーター

「ネロ」正月にはならず

2017-01-01 09:52:30 | 陶芸・美術

  図書館でルーベンスについての本を借りたので、見てみました。ルーベンスと言えば「フランダースの犬」で主人公のネロが見たがっていた「ルーベンスの2枚の絵」という印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?ご多分に漏れず、私もそのうちの一人です。


  実のところ、「フランダースの犬」はちゃんと見たことがないので、この本を一読しただけでは、ネロ絵は分かりませんでした。しょうがないのでネットで検索すると、2枚の絵は「キリスト昇架」・「キリスト降架」という題名だったのですが、残念ながらこの本には載っていませんでした。どうやらこの本の著者は、多くの日本人がルーベンスについての本に何を求めているのか理解していないようです!?
  でもちゃんと2枚の絵が載っていて、「寝ろ」正月になったら、天使に導かれて永眠してしまうかもしれません!?でも、ガンや脳卒中などの病気で苦しんで永眠するより安らかな永眠かもしれませんね。



  ルーベンス夫妻の絵です。イケメン・イケジョ(イケウィメン!?)ですね。ルーベンスはマッチョですね。昔は絵を描くにも腕力・脚力が求められたのでしょうか?妻は女性特有の気まぐれなところがなく、素晴らしい女性だったとルーベンスが語っています。美術の歴史に名を残せたのは妻の助けがあったことも大きいのかもしれません。ちょっとプーチンに似てるかも。写実的で綺麗な絵です。



  黒人の絵です。生き生きした表情を正確にとらえて描かれていますね。ルーベンスは17世紀前半に活躍したみたいですが、このころには既にヨーロッパには黒人がいたのですね。そういえば織田信長の部下の一人にも黒人がいたとか。



  明けましておめでとう、と言いたいところですが、個人的には残念ながら明けてしまいました、と感じます。ナウシ化している混迷の時代へとまた一年近づいたと思うからです。せめて明けちゃったけどなんとかなるかなと思いたいところです、汗。

コメント (2)
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