写真はシャガ(射干)というアヤメ科の植物をモチーフにしたお皿です。陶芸をしていた頃に作成しました。シャガは私が林業に従事していた頃、現場の山林の中で群生して花を咲かしていて、とても綺麗だと思った思い出のある花です。花の大きさが大体アヤメの4分の1位の大きさで、濃い紫のアヤメに対して淡い紫の色をしています。
陶芸をしていた頃、モチーフ探しに自転車で遠出したりしていましたが、とある市民の森と民家の境目辺りに咲いているのを発見したので、モチーフにしました。
このお皿は漫画や絵画などからモチーフを持ってくることはせず、最初から最後まで自力で作成したお皿です。なので使用せず保管してあります。先ずモチーフを撮影し、写真から絵を起こし、それをお皿に転写して、以前のブログで説明した掻き落としという技法で装飾しました。園芸品種より野草の方が自分は好きですね。
「ちなみ」に一番好きな野草はミヤマオダマキ(深山苧環)という花です。写真は園芸品種のオダマキで、ミヤマオダマキはもっと丸っこくて可愛らしい感じで、色は紫です。
二番目に好きなのがシュンラン(春蘭)です。蘭の仲間です。変わった花の形をしています。写真はありません。植生調査をしていた時に1,2回見たことがあります。
三番目はネジバナ(螺子花)で、これも蘭の仲間です。ネジのように螺旋状に花を咲かせる、これもちょっと変わった花です。まあ自分は何でもちょっと変わったものが好きなんですね。草原っぽい場所で生育します。写真は近所の公園に生えていたのを撮影しました。