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さて今日のニュースは

サルコジフランス大統領破れる

2012-05-07 08:24:13 | Weblog
フランス大統領戦は1回目の投票で過半数を獲得した候補が居なかった
の決戦投票に持ち込まれました。

富裕層重点と言われたサルコジ現職大統領と、国民の要求に応える政策を
訴えた社会党候補のオランド候補との一騎打ちです。

1回目の投票では、オランド候補が獲得票数で勝って居ました。

今回の決戦投票では出口調査でサルコジ候補48%。オランド候補52%
と判明した時点でサルコジ候補が敗北宣言をして、破れました。

フランスでは現職大統領が敗れるのは31年振り。

社会党から大統領が出るのはミッテラン大統領以来17年振りとの事です。

今回のフランス大統領選挙は、オランド候補の圧勝ではなく、反サルコジ
が勝ったとさえ云われて居ます。

極端な話しサルコジ以外なら誰でも良かったと極言するくらいサルコジ氏は
国民から嫌われて居た模様です。

強いフランスでEUをリードするのだと云う自負はドイツのメルケン首相と
二人三脚で欧州金融危機を乗り切ろうとしました。

反面国民に約束した雇傭や景気回復が巧く行かず、国内的にも右翼台頭で
イスラム系移民との軋轢が増してきました。

此に対しオランド氏はまずは国内の経済成長を現実的政策で訴えた。

今回のフランス大統領戦結果はどの様に世界に・そして我が国に影響を及ぼす
のか大変注目されて居ます。

大体収まりかけた欧州金融危機の再発が一番心配されて居ます。
ドイツメルケル首相との二人三脚が壊れるのですから当然の事です。

ただオラント氏も急激な変化は取らない模様で現状維持が予測されます。

ただこうなるとフランスの国債の利率やランク切り下げ問題が浮上しそうです。

前回米国の国債ランク付け会社がフランス国債だけをランク切り下げを発表して
問題になりました。

今回の政変で又国債ランクが引き下げられる可能性が出てきました。

そうなるともっと条件が悪化して居る日本の国債のランク引き下げも出て来る
可能性も懸念される様です。

何よりも緩やかな回復基調にある我が国の経済がユーロ売り円買いで又円高の再現
となる恐れも出てきました。

先の欧州金融危機ではユーロに対し一時は100円を割る円高を記録しました。

その後ユーロに対しては104円台で上下していますが、又先の悪夢の可能性も
出てきました。

ユーロに対して円高に留まらず、ドルに対しても円高となる傾向が恐ろしい。

さてこのフランス大統領選挙の結果がどう出て来るか注目すべきではないでしょうか。

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