日々好日

さて今日のニュースは

裁判員裁判での裁判員辞退で出頭拒否扱い?  

2013-08-15 08:20:44 | Weblog
2009年に始まった裁判員裁判は今年で4年目になります。

平成21年5月の東京地裁で始まった裁判員裁判此まで色々の公判を行って来ました。

裁判員裁判は国民に定着したと裁判所等は認識して居る様ですが、一方的に駆り出され
さあ被疑者を裁判し、有罪か無罪か判断せよと迫られても普通の考え方では仲々ついて
行けないと言うのが本音ではなかろうか?

裁判員裁判は国民も裁判に参加し裁判の短期化を狙い始められた裁判です。

3名の裁判官とランダムに選ばれた6名の裁判員の合議体で裁判を行う。

証拠調べ・有罪無罪の判断・量刑の判断まで任せらる。

対象罪状は、死刑・無期懲役からあらゆる罪状。
法律で合議体で裁判が義務つけられた重大事件、「法定合議事件」
例えば殺人・誘拐・ごうかん致死等々です。

一番問題とされたのはシロウト裁判員への判りやすい証拠説明です。
そのため画像や取り調べ可視化等が検討実施されて居ます。

そして裁判員の守秘義務なんですが、矢張り懸念された事が起きた事例もあるとか。

問題はランダムに抽出された裁判員候補者や裁判員の出頭拒否や不出頭問題です。

裁判法では正当な理由が無く出頭拒否若しくは不出頭の場合は罰則規定で科料も
あり得るとしています。

処で今回宮崎地裁の裁判員専任手続きで夫の家庭内暴力から避難中で法廷に出れぬ旨
家族を通じて裁判員候補者辞退申し出て、出頭しなかった女性が居ました。

処が裁判所は此の女性に対して過料の対象となる「不出頭」扱いにして居た事が判明。

裁判側は父親から出頭したく無いので除外して欲しい旨手紙が来たが本人から申告で
ないので認めず無視して、期日に本人が現れなかったので不出頭扱いにしたと説明した。

裁判所言い分としてはあくまで本人の申し出でないので無視した事としていますが、
其処には裁判員裁判は国民の義務だと言う不遜な姿勢が窺えますね。

DV問題等些細な事だとする国家姿勢が見え、此では国民の支持が得られませんね。

私はどちらかと言えば裁判等は専門の人の手に委ねるべきで、下手に国民が国民を
裁く事に関わることには疑問を感じます。

ましてや夫のDVから逃げて居る身でまっとうな裁判が出来る筈がない。

そんな事に裁判所が関わって居ては、裁判員裁判がやって行けないこと位はシロウトの
私にも理解できます。

今後裁判員裁判を続けるなら同じケースが出て来る可能性があると見るべきでは。




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