続・黍生山の村夫子(きびゅうやまのそんぷうし)

黍生山の村夫子が「蜂を追いかけた」とか「山が笑った」とか言ってます。

移送箱の仕組

2024年08月14日 04時18分28秒 | 日記

昨日の続きでホームグランド・定位置で入口から巣までが遠いヘボの巣を掘っています

 

巣を壊さないように慎重に掘り進めます

 

太い根がないので助かりましたが細かい根は多いです

 

カミが動画を撮ってくれました ここまで巣は壊れていないので飛んでいるヘボは

長い穴の中にいた蜂です 使っている赤い柄のハサミは最後の根切り用の長いハサミです

 

右後ろの細かい根の切り残しが有り外皮の一部が壊れてしまいました

 

移送箱に納め沢山出た攻撃蜂が移送箱に入るのを待ちます

写真の矢印は捕獲器のヘボを移送箱に収めるための仕掛です

この仕掛については師匠に8/9にコメを頂きましたが

コメは南伊豆遠征の動画を見られてのものだったようです

師匠のコメには誤解があるようなのでここで説明させて頂きます

先ずあの移送箱は翌日のブログにも記してありますが副会長の早川氏が寄贈されたものです

私の移送箱は5年ほど前までは以下のようなものでした

 

移送箱のフタにはペットボトルのキャップが底を抜いて取りつけてあります

 

黄色いロックピンを外しシャッターを引いたところです 

底の無いペットボトルのキャップの穴から移送箱の中が見えます

 

シャッターを半分スライドさせたところです

 

次ぎに捕獲器のキャップを外しビニールシートを被せ

 

キャップを戻します

 

ヘボの入った捕獲器のキャップだけを取り移送箱のキャップに当てビニールシートを抜きます

 

捕獲器をねじ込みます これで捕獲器と移送箱は連結されました

 

ヘボが捕獲器の口元付近に行った時シャッターを引き

上から息を吹き込みヘボを移送箱に吹き落とします

 

素早くシャッターを締め終了です

 

大きな巣の場合中のヘボが逆流してきますその対策として5年ほど前からはこの方法に変えました

先ず捕獲したヘボはピンポン玉で燻します

捕獲したのは働き蜂ですので影響は有ったとしても2週間 問題無いです

余談ですが石野の外山氏などはピンポン玉で燻してから掘り毎年4~5Kgの巣を出品しています

しかも燻しているので巣が壊れても女王が逃げることはありません

このメリットは大きいです

 

フタの穴はペットボトルが丁度嵌まる大きさにしてあります

穴の下に×印に切り込みが入った小さな部屋が見えます

捕獲器を嵌め眠ったヘボを落とします 

小部屋に落ちたヘボを捕獲器の入口から棒をさし込み×印に切り込みから箱の中に入れてやります

 

フタを開けた所です

 

小部屋はこの紙を縦横に組み合わせて作ります 今は殆どこの方法でやってます

師匠、解って頂けたでしょうか

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヘボ追い (mcnj)
2024-08-14 06:51:16
おはよございます。

いろいろ仕掛けがあるのですね。
大収穫でしたね。

今日も良い天気です。暑くなりそうです。
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mcnjさん (村夫子BUN)
2024-08-14 06:56:05
しょうも無いアイデアをああだ、こうだとひねくり回して下ります。
今日は37℃、少しだけ涼しいようです。
兎も角雨が欲しいです。
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Unknown (山小屋)
2024-08-14 07:04:46
ヘボの捕獲にもいろんなアイデアが
あるのですね。
特許出願したのもあるのですか?
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山小屋さん (村夫子BUN)
2024-08-14 10:36:42
へぼ、飼育箱も含め皆さんソレゾレ思い入れの色んな工夫があります。
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Unknown (極楽蜻蛉)
2024-08-14 11:22:56
成程!!! この方式だったら捕獲したペットボトルの働き蜂は完璧収められますね!!!  骨箱にシャッターを付けるオマケまで付いているのが素晴らしい!!!

よく暫し出て来る骨箱はお他人様の骨箱なんだ!!!

時間的に余裕がある場合ペットボトルを使わなくても入れられる。骨箱開放だけで入れられることも儘あるが、この場合、勢いの良い『軍(ドクちゃんの言うコバクロ級)』のコロニーともなると収めた骨箱の働き蜂が直ぐに通い出すこともあるのでこれが悩みです。8月ともなるとコロニーが大きくなるのでこのバランスが難しい!!! 8月に入っての生掘りは中々厄介だ!!!でも働き蜂が超多いので色々な弊害をカバーしてくれる。

色々なケースが生じますが、要は、生掘り時の前座作業:遠方からの脅し:ドンドンの時間を長くして働き蜂を大方(略100%)巣内に収めてから素早く生掘りするのがマッチベターと言えるでしょうか?
それでも20分、30分と遠距離遠征している御仁が居るから厄介だ!!!こうしたケース、時々、見られます・・・

柔らかな巣でも先に話した『超長:5寸鋏』を使うと壊れ難いですョ・・・ 信州のコロニーは殆どが『白巣』なので厄介です・・・

コロニー掘り上げ:『生掘り』に適う手法はありません!!! 故西尾先生の大発見だった!!!これを実行した故三宅名人も凄い! 凄いパイオニヤです。 働き蜂が巣盤:蜂児に執着する習性をよく把握したと感心する。

『燻す手法』で煙幕を使う人もいますが、流通している煙幕は硝石分が多い為多くの働き蜂に障害を与えている!!!中には直、煙幕や火勢を浴びると障害を受ける働き蜂も居ます。巣穴の近くにある巣盤は外傷を受ける場合が超多い!!!セルロイドも良いが、煙だけ出す続けるのが難しくマダラこいですね!!!  
ので、私は親父さんから教わった自家製の花火(硫黄、硝石、カイロ炭)で遣って居ましたが、今では花火は使わない!!!
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極トン師匠 (村夫子BUN)
2024-08-14 15:06:23
有難う御座います。

捕獲したヘボ、燻すと楽です。
燻した働き蜂は僅かですので影響は無いように思います。
ドクちゃんの弟子はエーテルを使っています。
どうも副作用は証明されていませんが無いようです。
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Unknown (歩地爺)
2024-08-14 17:36:30
攻撃蜂がうじゃうじゃいる中での素掘り。
今年一番の大きさですか?
丁寧な解説^^
随分進化させたのですね。
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歩地爺さん (村夫子BUN)
2024-08-14 19:08:07
そうですね。
巣までが長かった所為か攻撃蜂が随分出て来ました。
今年としては大きい方ですが、例年なら小さいです。
有難う御座います。
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