美味しそうでしょう!
先週、いつもお世話になっている市民団体の方から「うどん」の話を頼まれました。
会の新年会で毎年「うどん」をうつのだけれど、
今年はちょっと一ひねりしたいとのこと。
講師料は「うどん」でということで、契約成立!
え?「うどん」?
そうです、したのやムラのある西東京市は
まぎれもなく、「うどん文化圏」に位置しています。
知ってましたか?
したのやムラのあった縄文時代、そしてその前の旧石器時代には、
豊かな水をたたえていたと考えられている石神井川や白子川も
環境変化などにより、上流域では
遅くとも弥生時代以降は、人々の生活に良い川とはいえなくなり、
関東ローム層を基盤とする武蔵野台地のあまり地味の良くないこの地域には
風すさぶ「武蔵野」の荒涼たる風景が広がるのです。
そんな中にも中世以降ぽつぽつと集落ができてくるのですが、
西東京市域にはほとんど水田はなく、主に稗や粟、そして麦をつくっていました。
そういった人々が盆や正月、祝言などの特別な日=「ハレ」の日に
食べたのが「うどん」です。
水車でひいてもらった貴重な粉を自宅でうち、のばす。
どの家にも使い込まれたのし棒とのし板がありました。
そしてかつては、うどんが打てない娘は嫁にはいけないといわれていたそう。
現在「武蔵野うどん」と総称される武蔵野から埼玉にかけての地域の
ややコシの強いうどんはこうした背景をもっています。
かつて人々がうどんにあわせたのは
八つ頭などの芋のにつけや茹で野菜などで、
これを「糧」と呼びます。
たとえば、小平ふるさと村の「小平糧うどん」、
かめしーたはまだいったことがないのですが、
今度食べに行きたいなあ。
そういえば、麦と言えば、うどん以外にもおいしい~ものがつくれますね~。
な~んだ。
そうです!
Beer!!
実は、西東京市でもかつてはビールのための麦を作っていたんですよ。
知らなかったでしょう
でも、今日は長くなったのでそのお話はまた今度。
みなさんお手打ちのうどんに、手作りの豪華な「糧」。
と~っても美味しかったです!
すてきな「ハレ」の日でした。
ご馳走さまでした
いいですねえ!武蔵野うどんの基本ですねえ!
実は、次に「金子ゴールデンビール」の話をアップしよう!なんて思ってました。
近いうちに[E:wink]
数日間お騒がせいたしました。
こんどぜひ、おばあちゃんのDNAを引き継いだ手打ちそば、食べたいです[E:lovely]
おばあちゃんは山形の出身。でねっとでひらべてにたら、山形ではひっぱりうどんというらしく、通常は、薬味に納豆とサバ缶をいれることが多いらしいのですが、かめしーたの家では、お醤油、かつぶし、葱、七味、たまにうめぼしという、これまた超超質素。
でも、これが、寒い冬なんて超超おいしいんですよ!ぜひ、お試しあれ!