今日は3月3日、桃の節句の雛祭り。
フルセットの雛飾りを出す時間も場所もないので、
近くにあるものをお雛様にみたてて。
いつも飾っている会津のおきあがりこぼしをお雛様のようにしてみました。
普段は「亀のお猪口」がのっている紅い座布団にのせて、
折り紙で屏風を作って。
以前一緒に働いていた方に作ってもらった、まゆでできた桃を飾れば、
ほら、お雛様風。
子連れですけどね。
今日は美味しい桜餅食べたいな。
こんなことをしていると、ある本を思い出します。
著者の渡辺一枝さんは、作家の椎名誠氏の奥さんです。
ご自身が、身の周りのいろいろなもので手作りしたお雛様の写真に
エッセイが添えられていて、
ほっこりした気持ちになる1冊です。
ちなみに表紙のお雛様は「楼蘭雛」。
椎名誠氏が彷徨える湖ロプ・ノールの湖岸に栄えた王国「楼蘭」に旅した時、
お土産にと拾ってきてくれた貝にお雛様が載っています。
いいなあ・・・。
桃の節句を迎える今夜は、昨日とうって変わって星空。
楼蘭には星が降るようだったんだろうなあ。
そして、きっと「したのやムラ」にも。
下野谷遺跡の小範囲の発掘は、昨日でほぼ終了しましたが、
まだ、少しだけ埋め戻しが残っています。
ブルーシートがかかってはいるけれど、
見つかって空気に触れた住居跡は、
5000年ぶりに星空を眺めているかな。
あまりに少なくなった星の数に、きっと驚いているだろうな・・・。