yashikirinさんが、旦那さまとお二人で訪ねてくださった「縄文の森」。
ちょっと、イメージと違ったみたいですね。へへっ。
「縄文の森」を訪れた皆さん、「えっこれが森・・・」と絶句されることもしばし。
そう、下野谷遺跡公園の「縄文の森」は、ちょっと「森」というイメージにはさみしいかもね。
下野谷遺跡公園は、その地下に眠る下野谷遺跡を保存し、
また、多くの人に下野谷遺跡を知っていただくために作られた公園で、
来年4月15日には、満5歳の誕生日を迎えます。
公園には、住居の骨格の復原模型と遺物の出土状況の模型、地層の模式パネルの他に、
縄文時代に生えていた木々が植えられた「縄文の森」があります。
とはいってもの、厳密に、「したのやムラ」のあった約5~4000年前の
ここ、南関東地方の植生を復元しているわけではなくて、
縄文人と関係の深いクリ、クルミ、そして各種ドングリのなる木を中心に、
2~3本ずつぐらいが植えられているのです。
さらに、地下に眠る遺跡を保護するために、あまり、大きな木は植えていません。
そのため、ちょっと森というにはさみしいんじゃない・・・という感じになっているのかも。
11月19日(以下書き込みのないものは同日)
クルミの木。今年は、虫にやられたせいか
実がならなかった。でも復活し、今は元気。
今年は大豊作だったクリ。
したのやムラの人たちにとっては、
食料のほか、家や道具の材料にと、
なくてはならない木だった。
遺跡公園に子供たちを連れてくると、必ず第一声は
「なんにもな~い!」「しけてる~」「つまんな~い!」。
けれど、ちょっと、したのやムラの話をしてあげて、
さあ、なんでもいいから探しておいで!と解き放つと、
もう数分後には目をキラキラさせて、駆け回る。いろんなものを拾ってくる。
そうなったら、しめたもので、、
そのあとは、つまらなそうにそっぽを向く子もなく、
こちらがドキリとするぐらい真っ直ぐな目で、一語一句を聴いている。
子供たちには、たーっぷりの「想像力」があるのだとホッとします。
おじいちゃんと遊びに来た男の子が
大きなトチの葉っぱに大喜び。
「なんだろね、なんだろね」。何に見えるのかな?
「想像力」こそ、我らホモサピエンスサピエンス(新人)の叡智。
一本の木に人の姿を見、人形を彫りだすことができるのが我々。
明日を想像し、昨日を省み、将来への計画を練る。
それが上手くできるか否かは別として(かめしーたはいつも失敗しているような・・・)、
そういった能力を持つことによって、進歩してきたはず。
だから、みなさん。
下野谷遺跡公園にどうぞ、いらしてください。
なにもありませんが、「森」もちっぽけですが、
好きなところに腰をおろして、お尻の下の土のそのまた下にある、
5000年前の縄文時代のムラ「したのやムラ」を想像してみてください。
縄文の風が吹いて、
「しーた」や「のーや」の笑い声も聞こえてくるはずです。
ちいさな三角の木組みが住居の復原模型
公園になる前からあったケヤキも数本。
アカシデ。この頃一番紅葉の見頃。
手前の常緑の2本はマテバシイとスダジイ。
アラカシも常緑。
アラカシは実がなるのが遅いのでまだこんな。
一方コナラは。
(手前と奥のビニール囲いは、エゴマとカラムシ畑。)
もう、大豊作!!
11月19日、すでに芽を出していた。
こちら、11月20日、かめガーデンのコナラ。
去年の秋に、公園で拾った実を植えました。
いつか、ドングリがなるかなあ。