したのやムラ便りG

東京の片隅に眠る下野谷遺跡。「したのやムラ」と呼ばれる縄文のムラがありました… (non official site)

秋色の「縄文の森」

2010年12月13日 23時42分48秒 | かめ植物図鑑

Imgp0052_2 11月19日の縄文の森

Imgp00121207 12月7日の縄文の森

                                                        yashikirinさんが、旦那さまとお二人で訪ねてくださった「縄文の森」。

ちょっと、イメージと違ったみたいですね。へへっ。

                                                            「縄文の森」を訪れた皆さん、「えっこれが森・・・」と絶句されることもしばし。

そう、下野谷遺跡公園の「縄文の森」は、ちょっと「森」というイメージにはさみしいかもね。

                                                            下野谷遺跡公園は、その地下に眠る下野谷遺跡を保存し、

また、多くの人に下野谷遺跡を知っていただくために作られた公園で、

来年4月15日には、満5歳の誕生日を迎えます。

                                                            公園には、住居の骨格の復原模型と遺物の出土状況の模型、地層の模式パネルの他に、

縄文時代に生えていた木々が植えられた「縄文の森」があります。

                                                            とはいってもの、厳密に、「したのやムラ」のあった約5~4000年前の

ここ、南関東地方の植生を復元しているわけではなくて、

縄文人と関係の深いクリ、クルミ、そして各種ドングリのなる木を中心に、

2~3本ずつぐらいが植えられているのです。

                                                             さらに、地下に眠る遺跡を保護するために、あまり、大きな木は植えていません。

そのため、ちょっと森というにはさみしいんじゃない・・・という感じになっているのかも。

                                                                                        

Imgp0047

                     11月19日(以下書き込みのないものは同日)

                     クルミの木。今年は、虫にやられたせいか

                       実がならなかった。でも復活し、今は元気。

Imgp0030kuri

                       今年は大豊作だったクリ。

                       したのやムラの人たちにとっては、

                       食料のほか、家や道具の材料にと、

                       なくてはならない木だった。

                                                             遺跡公園に子供たちを連れてくると、必ず第一声は

「なんにもな~い!」「しけてる~」「つまんな~い!」。

                                                           けれど、ちょっと、したのやムラの話をしてあげて、

さあ、なんでもいいから探しておいで!と解き放つと、

もう数分後には目をキラキラさせて、駆け回る。いろんなものを拾ってくる。

そうなったら、しめたもので、、

そのあとは、つまらなそうにそっぽを向く子もなく、

こちらがドキリとするぐらい真っ直ぐな目で、一語一句を聴いている。

                                                          子供たちには、たーっぷりの「想像力」があるのだとホッとします。

                                                            

Imgp0017 12月7日

                        おじいちゃんと遊びに来た男の子が

                        大きなトチの葉っぱに大喜び。

                        「なんだろね、なんだろね」。何に見えるのかな

                                                           「想像力」こそ、我らホモサピエンスサピエンス(新人)の叡智。

一本の木に人の姿を見、人形を彫りだすことができるのが我々。

明日を想像し、昨日を省み、将来への計画を練る。

それが上手くできるか否かは別として(かめしーたはいつも失敗しているような・・・)、

そういった能力を持つことによって、進歩してきたはず。

                                                             だから、みなさん。

下野谷遺跡公園にどうぞ、いらしてください。

なにもありませんが、「森」もちっぽけですが、

好きなところに腰をおろして、お尻の下の土のそのまた下にある、

5000年前の縄文時代のムラ「したのやムラ」を想像してみてください。

縄文の風が吹いて、

しーた」や「のーや」の笑い声も聞こえてくるはずです。

                                                                   

Photo Photo_4

                          ちいさな三角の木組みが住居の復原模型

                                                                                       

Imgp0050

                        公園になる前からあったケヤキも数本。

Photo_2  

                         アカシデ。この頃一番紅葉の見頃。

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                         手前の常緑の2本はマテバシイとスダジイ。

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                         アラカシも常緑。

Imgp00111113arakashi

                         アラカシは実がなるのが遅いのでまだこんな。

Imgp0029konara 

                     一方コナラは。 

                   (手前と奥のビニール囲いは、エゴマとカラムシ畑。)

Imgp0044   

                        もう、大豊作!!

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                         11月19日、すでに芽を出していた。

                                                                  

Imgp00121120kame  

                        こちら、11月20日、かめガーデンのコナラ。

                        去年の秋に、公園で拾った実を植えました。

                        いつか、ドングリがなるかなあ。

                                                                                       

                       

         

 

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