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木の芽起こし

2014年04月02日 | 地域
木の芽起こしは暦の上では「雨水」の頃、降雪が雨に変わり水がぬるみ草木の芽が出始める頃で2月下旬頃の雨。当地の2月下旬はまだまだ雪の季節。今年は大吹雪も続いた。その頃の雨で眠っていた木の芽は活動を始めることだとは思うが、豪雪地帯での「木の芽起こしの雨」は、鍋釣山の雑木の根元の雪も消え始める3月下旬から今頃が「木の芽起こし」の雨の形容とピッタシの感がある。本来は暖かい雨に促されて木の芽が萌え出る意味の雨を云う。

大雪2014年春も昨年同様、清明が近づくと雨になりやすい。3月30日は雨、4月3、4日も雨の予報。5日は暦の上では「清明」。湯の雨が降ると云われ雪も一気に消える。昨年2013年の清明の頃は近年経験したことがないくらいの温かい雨で、大雪もたちまち地肌が見えるくらい雪が消えた。
昨年のブログ「湯の雨が来た」2013.4.10(http://blog.goo.ne.jp/kajikazawa_1942/e/fba2f19c8e63e08145ccfbb88fcb6a39)に詳しい。

今年はどうだろうか。3月になるといつも春が待ち遠しいので、桜や梅の枝を取ってきて家の中の花瓶に生けるのが毎年の行事になっている。我家の18畳の居間には薪ストーブが居座り真冬でも室温は23~25度ほどで温かい。

今年は3月9日スノーシュー散策で、里山の雑木林から「ヤマザクラ」と「ブナ』お枝を採ってきた。一週間ほど前から「ヤマザクラ」は咲きだし、満開となった。少し遅れて「ブナ」の新芽が開きだし見ごろになった。


新緑のブナとヤマザクラ 楢岡焼とトキソウ 2014.04.01

もち山の「ヤマザクラ」は鍋釣山の「ヤマザクラ」よりも咲くのが遅い。例年だと麓集落で一番遅く咲く「ヤマザクラ」は、八坂神社の鳥居の側の桜でいつも5月10日前後、鍋釣山の「ヤマザクラ」より一週間から10日も遅い。私の持ち山のはそれよりも2.3日早く「ヤマザクラ」は根元にある「ブナ」の新緑とほぼ同時開花する。例年だと5月の連休過ぎから10日前後が開花となっている。まだ自宅近くの積雪は1.2mはある。昨年同様の「清明」の頃に湯の雨となれば、大雪の今年の「ヤマザクラ」の開花と「ブナ」の新緑が例年の時期の頃と期待できる。

居間の「ヤマザクラ」と「ブナ」の新緑は一ケ月以上早く、今日が盛りとなった。自然の「ヤマザクラ」は葉がでてから花になるようだが、部屋のは花が少し早めに咲いた。咲きだしが3月25日だった。4月になって早くも散りだした。この後はしばらく「葉ザクラ」と「ブナ」の新緑が居間の主役となる。

いよいよ平成26年度稲作、種まきが始まる。稲川有機米研究会では種もみの「温湯消毒」が始まった。

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