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薪伐採の顛末記

2019年06月05日 | 地域

薪ストーブを利用の多くの人は伐採作業は3月、4月の雪のある時期に終わっている。5月になると薪割り作業も終わり、乾燥促進のためきれいに積んだ薪が方々にみられる。

私の場合は田植が終わり田んぼ作業が一段落してからの時期に集中している。林道側の自家の雑木林での作業。軽トラ横付けの作業をモットーとしてるのでこの時期になってしまう。自家の雑木林の主流はミズナラ。樹齢が80年前後。薪材としては最良だが数年前から「ナラ枯レ」に侵されている。今年の薪材は昨年来「ナラ枯レ」とまだ枯れてはいないが衰弱したミズナラの伐採を決め込んだ。

今年の素人のナラの木伐採は失敗だらけ。初めの一本は予定の方向に倒すことができ、滑り出しが上々で作業の開始となったが、二本目の直径40センチのミズナラ伐採は予測した方角から大きく外れ側の杉林にもろに倒れてしまった。

林道から4,5メートル離れた場所。根本から切り詰めてながら作業を進めても杉の木の間に挟まってしまったミズナラはどうにもならなかった。 

チェンソーと樹脂製のクサビを巧みに使い、林道側までたどり着くこと小1時間。トラクターを持ち出し、持ち合わせのワイヤーは無くロープでの牽引、短くした根元につなぎ引っ張ってもびくともしない。引くのを中止し、トラクターのローダーで押し出す作業を数回重ねたらやっとのことで林道まで引っ張り出すことができた。

ミズナラの太い枝は杉の木に挟まり、林道に直接倒れる心配がなかったのでチェンソーで切りつめたら挟まっていた枝がもろとも落下した。

汗だくになっての作業。半日をかかってしまった。杉の木と違って枝が片方によじれて茂っていたミズナラの木。初めに倒す方向を確実に予測して伐採にかかってが素人作業の悲しさ。予測の方向とは全く違う場所に倒れてしまった。処理に時間がかかったがやっと倒した満足感はまた格別なものだ。直径40センチもあるミズナラの木、自宅まで運ぶことにまだ時間がかかる。薪の長さに短くしても相当の重量。現場でさらに鉄クサビで割って運ぶのにまだ時間はかかる。

猛威のナラ枯れで衰弱してしまったミズナラの木。素人の雑木伐採。チルホール(手動ウインチ)等道具を使いこなせればもう少し手間をかけずにできたかもしれない。幸い林道筋、自家の雑木林に造成した小さな林道。ほとんど人も車も通らない。今回林道の近くの場所、トラクター持ち出しで作業ができた。

 


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