梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

点描象嵌作品制作

2008年12月13日 | 陶芸
 8月23日のブログに書きました8月に制作してた点描象嵌の作品が焼き上がりました。乾燥に一ヶ月以上掛け、生涯大学で焼きましたが、登校日が月一回でしたので、焼きあがるのに時間が掛かりました。象嵌した時には色粘土の色は薄いですが、焼き上がると綺麗に発色します。
 象嵌後

 焼き上がり後

 今回の焼き上がりは発色がよいです。生涯大学の窯が今年から変り、窯の性質が変り、発色がよいようです。また、発色の程度は透明の釉薬の掛け方により異なります。自分の好みで釉薬を掛ける量を調整します。私は今までは少し焼き締め的になるように薄くかけていましたが、今回は少し釉薬が濃かったような気がします。また、今回は生涯大学の釉薬を使いましたので、同じ透明釉でも微妙に発色の度合いが異なります。色々と経験し、自分の好み、展示会用の発色など作品に幅を持たせるのもこれからの課題です。

 この後に10月31日のブログで書きました作品は一昨日11日に素焼きをする為に窯に入れました。

 前作品より空の色を薄くし、春の桜のイメージをと思っていますが、ピンクが濃いような感じがし、桃になったようです。

 11月20日から卵型の作品を制作しています。やった下地の象嵌が終ったところです。これから文様を入れようと思います。白山と春の桜と菜の花のイメージをと思っていますが桜は白を多くし、ピンクをもっと薄く表現しようと思います。徐々に作品のイメージを自分の思うように変えるので、同系統の作品を何作品か作らないとよいものは出来ないような気がします。


 一年振りに点描象嵌の作品作りを再開しました。只坦々と穴を空け、そこに色粘土を入れる、何時間もの単調な作業ですが、その単調な作業を行っていますと、何時しかそれに没頭し、無心になる、一日の作業が終わった時の心地よい疲労感、満足感に浸るり、風呂に入る、俗世の事を忘れる一時です。点描象嵌の楽しみは、削りの時です。塗った色粘土を削りながら、自分の期待する色合いの文様が現れるのか、楽しみな時間です。しかし、思うようになっていないことが多く、そこから、色粘土の色合いを変える、文様を変えるなど、試行錯誤の単調な作業を繰り返します。これが楽しいんですよね。油絵ならば楽なのにと何時も思います。
 一度は止めた点描象嵌ですがそんな訳で8月に手抜きをした象嵌作品を作ってから、手抜き作品に納得が行かず、もう少し時間を掛けた作品を作ってみようと2作品続けて作っています。
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