梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

点描象嵌作品製作

2008年12月29日 | 陶芸
 11日に素焼きの窯に入れた作品が先週焼き上がりました。今回は半光沢を狙い、少し透明の釉薬を薄く掛けましたので、少し焼き締めのような感じで仕上がりました。
 私は象嵌作品は半光沢の感じの方が好きです。透明釉を多く掛けますと色が綺麗になり、表面の光沢も良くなります。これは好みと思いますで、どちらがよいかは作品により決まるのではと思います。この違いを生かすのはこれからの課題です。

  乾燥前

  本焼き後
 前回紹介した次ぎに作っている卵型の作品の象嵌はほぼ完成に近づいてきました。しかし、先週の22日、23日の気温が高い日に長い時間表面の凹凸を無くすべく、削りの作業をし過ぎ、乾燥しすぎたと思うのですが、24日にひびが入ってしまいました。その後応急対応をしましたが、上手く修復できるかまだ不明です。今回の作品では形を綺麗にする、表面の凹凸を無くすことを心がけていましたので、ついつい無理をしました。次回からは作業方法を改善しようと思います。昨年日工会に入選した作品は今思うに形が微妙に変形しており、手先の感覚で表面に微妙な凹凸もあります。その時は点描象嵌ですのでどうしても凹凸が出来てしまうのですと言い訳をしていましたが、今はそれを許す事が自分では出来ません。作品の完成度を上げる為の今の目標です。今回の作品ではこの2点につき大分よいものが出来ましたが、その為に作品を作る上で無理をし、作品にひびが入ってしまいました。しかし、完成しなくても、色々な手法を経験でき、今後の作品作りには有意義なこの一ヶ月の作業でした。


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