手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

曲げわっぱ

2009-02-25 07:53:12 | Weblog
「曲げわっぱ」は、鳥取では「めんぱ」と呼ばれています。「わっぱ」は、秋田や
木曾で有名ですが、全国どこにでもこれを作る職人がいました。

 ようするに弁当ですから、必要であったわけですね。

しかし、時代とともに弁当も形を変えました。特に、プラスチックや樹脂でできた
弁当が大半占めるようになりましたね。

私達が学生のころは、アルミの弁当がありました。ストーブに弁当を乗せて、暖めて食べてました。

「曲げわっぱ」は、杉や檜を薄くして湯で煮るのです。4時間ほど煮ます。繊維が柔らかくなったころ、型どりします。 時間をかけて冷ますと、型どおり曲がった物が出来上がるのです。

簡単なように思いますが、薄いだけに割れることがあります。

きれいな目を如何に張り合わせるかも職人の技ですね。

このような職人が、どんどん消えていっているのです。鳥取では、いま智頭町でその復興に努力しているところです。


   写真は、智頭百年杉で作った曲げわっぱです。


  お問い合わせは  會州堂 かいしゅうどう
          鳥取市川端2丁目211
          TEL 0857-23-3917

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