私の手元に、松田権六著 「うるしの話」の岩波新書の
古い本があります。1974年発行の本らしい・です。
初版は、1964年。
ページの紙は、日焼けしていますが・・・。
この本は、蒔絵師 田中稲月さんの仕事机の引き出しの中に
入っていました。
私も、この本を随分前に本屋から買って読んでましたので、
田中さんもちゃんと読んでいたんだなあと感動したことを
覚えています。
松田権六が、60歳を超えた時に書かれた本らしいです。
日本の漆は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が
山に狩りに行った時、偶然美しく紅葉したある木の枝
を折った時、その木の汁が皇子の手につき黒く光った。
皇子はその汁を採らせて、自分の愛がんの器物に塗
らせたという。(色葉字類抄 巻5)と書いてありました。
日本の漆の起源について書いてあるわけですが、古代の氏族
制度の中で、漆部もあったと記録されていますので、想像する
以上古くから発達していたのだろうとこの本には書いてあります。
松田権六の、漆について後世に残した大変貴重な一冊です。
古い本があります。1974年発行の本らしい・です。
初版は、1964年。
ページの紙は、日焼けしていますが・・・。
この本は、蒔絵師 田中稲月さんの仕事机の引き出しの中に
入っていました。
私も、この本を随分前に本屋から買って読んでましたので、
田中さんもちゃんと読んでいたんだなあと感動したことを
覚えています。
松田権六が、60歳を超えた時に書かれた本らしいです。
日本の漆は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が
山に狩りに行った時、偶然美しく紅葉したある木の枝
を折った時、その木の汁が皇子の手につき黒く光った。
皇子はその汁を採らせて、自分の愛がんの器物に塗
らせたという。(色葉字類抄 巻5)と書いてありました。
日本の漆の起源について書いてあるわけですが、古代の氏族
制度の中で、漆部もあったと記録されていますので、想像する
以上古くから発達していたのだろうとこの本には書いてあります。
松田権六の、漆について後世に残した大変貴重な一冊です。