手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

箱根駅伝 早稲田18年ぶり総合優勝

2011-01-03 15:59:24 | Weblog
箱根の山は、うっすら雪で覆われていた。

昨日とは打って変わって雪景色の中での後半戦。

東洋大が1番目にスタート。遅れて早稲田、そして東海大 駒沢・・。

雪の山くだりは危険が伴う。すべって怪我することが心配だった。

選手は死に物狂いで、目標目指して箱根の山を駆け下りる。

アクシデントが無ければ良いが・・。 猛追で早稲田が東洋大を追いかける。

早稲田の高野君がぐんぐん2分40秒差を追いつき、併走が続く。
カーブを曲がる時、アクシデントが・・。早稲田の高野君がすべって転んだのである。

やった~~・・。起きてはならないことが起こった瞬間を見てそう思った。

しかし高野君は、身をかわして忍者のように立ち上がって、何事も無かったよう
に、また東洋大の小池君について行った。

高野君は、山くだりは初めてだったらしい。しかし精神がこもった走りで、ついに東洋大を抜き去った。

1位になった早稲田は、最後までたすきをつなぎアンカーのキャプテンの中島君がゴールを切った。

日本中を沸かした箱根駅伝は、早稲田の18年ぶりの総合優勝。そして、3冠を勝ち取った。(出雲マラソン、全日本大学駅伝)それは、早稲田の渡辺監督が現役の時に勝ち取った勝利以来のことらしい・。

優勝インタビューで3年の選手たちは、「来年は4年生のように頑張りたいです・。」と4年生の存在を言い切ったのが印象的だった。

アンカーのキャプテン4年生中島君も「やっとキャプテンらしいことが出来ました・。」と謙遜に言っていた。

新人 上級生の関係が大変良く、チームワークが出来上がっていたのだろう。

ひとりひとりの選手のすがすがしい勝利の顔が、2011年の正月の顔にふさわしかった。