怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

ネオン街駅伝 ~女たちの襷(たすき)リレー~

2009年03月01日 | Weblog
<2月28日(土)>

〝横幅のギネスブック〟といわれるDr.トドーが、かつてカニ歩きでやっとこさ上った狭い階段を行くとその店はある。〝嘆きの店主〟が営む「2階のバー」だ。
「いらっしゃい」
甲高い声に促されて最後の1つ、カウンター左端の席に座る。どちらかといえば苦戦が強いられる土曜の21時前に満席とは。やるなぁ。
「白ワインのグラスをちょうだい」
「めずらしいね」
今宵の気分は、おなじみの焼酎というよりそっちだった。
怪人クンの右横には3人連れの女性がいた。
「お待たせ」
キラリ、液体の光るグラスを受け取り香りを感じながら口へ運ぼうとした瞬間だった。中の1人が「怪人クン?」と驚くように言う。
「奥さん!」
こっちもつられて叫んでいた。2つ先の席にいるあなたは、まさかの〝オヨヨ〟夫人じゃありませんか!
とそこへ、怪人クンのケータイに電話をしてきた男がいた。偶然にも彼女の旦那、署長だった。
「おぬし、実はな。やっぱやめた」
『オヨヨ?』
署長には目の前に奥さんがいることを伏せた。まぁ、帰ったら彼女が怪人クンに会ったことを話すだろうけどね(笑)。
ワインのお供に特製マヨの野菜スティックをつまんで、早々怪人クンは次なる場所へと身を移す。

2月のラストナイト。あたる風は冷たい。けど、ワインのせいか? たったの1杯で体は結構なほてり具合だ。
足どり軽やかに、またここへ来た。前回とおんなじキャバクラだ。
おや? 照明がなんとなく明るくなってるぞ。
社長もいた。
「怪人クンごめん。少しカウンターのほうで待っててくれるかな?」
見ると、フロアーはなかなかの盛況ぶりだった。
その間、ボーイとの会話を楽しむ。やんちゃ坊主な笑顔が印象的の彼と談笑。時折、女のコたちが〝バックステージ〟へとやってくる。みな怪人クンに視線を向けては会釈する。目が合うたび怪人クンから「いらっしゃいませ」を投げた。
掟破りの逆言葉だ。初顔のコには「キミ、なにちゃん?」と名前まで訊いてしまった。
以前系列店で席に着いたことのある嬢、懐かしい顔がチラホラいた。すでにあげたかもしれないけど、「改めまして」の気持ちを込めて彼女たちにはもう一度、怪人クン名刺を配った。

衝立越しに背中の向こうをチラ見する。こうしているだけで十分楽しいや。
彼女たちと本編には入らなくとも、繰り広げられるスペシャル・ダイジェスト。
見たいところだけをつなげたフィルムが、目の前で上映されている。もしやこれが、勝間和代さんの言っていた「速読術」。その人物版?
思わずそんな気持ちになった。
30分くらいが経った頃か? タイムがカウントを始めた。最初の嬢がやってきた。ポッチャリとマシュマロホイップな彼女だ。歳を訊いてビックリ。アラサーには見えないよ。
二人目はスイミングのコーチが本職のグーミー。
彼女とは系列店で何度もしゃべったことがある。スポーツインストラクターだけあって、性格も元気印。ボディーもムフフ…、健康的でいいですねぇ。
第3の女は? おっ、なんちゃて柴咲コウの登場だ。つい先日、会ってるよね。
しんがり。大トリを務めたのは、こちらも二度目ましての宝塚女だった。低音ボイスは「ベルバラ」のオスカルをイメージさせた。
そうだ! たった今からキミはオスカルだ。相変わらずオスカルは、オトナのエロモンを惜しむことなく放出してくる。

そんなこんなで、90分に4人。怪人クンはキャバの、新しい遊びスタイルを発見した。
たしかに「キミだけを!」という指名もいいけど…。
これぞネオン街駅伝。女たちの襷(たすき)リレー。キミたちは今夜実に鮮やかに、第1走者からアンカーまで順々に襷をつないでいった。
衝立の向こう側、あのカウンター空間はこの店のVIPルーム。怪人クンにはそう映った。
それにしても、こんなに居心地のいい時間を味わえたのはいつ以来だ? 見事、こないだをも上回った。
文句なし。怪人クンの主戦場、メインキャバはここで決まりだ!


※訪問くださったばかりの方々へ。ケータイからできるかはイマイチ不明ですが、PCからブックマークをアクセスいただくとこのブログに登場する「主要キャスト」の詳細が見れます。Dr.トドーや〝嘆きの店主〟、はたまた〝オヨヨ〟の署長などと怪人クンの交友関係がわかります。
※心は炎上!(写真)