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2019-08-14 17:10:15 | 将棋

将棋は相手が居るので、いくら自分の得意戦法と研究しても相手の出方次第では使えなくなってしまします。

居飛車屋さんは特に大変で、相手が振り飛車か居飛車かの2パターンを中心に各々の対策を知っておかないといけません。

上の図は、そんな一例でゴキ中に超急戦で銀を出して対抗する銀を4四に誘導してから、イビアナに入ろうという作戦です。

相手も美濃囲いでは堅さ負けするからアナグマに潜った展開になっています。

先手も後手も、ここら辺までは研究範囲なのでしょう。

実戦は、ここから先手が▲2四歩と指しましたが、これは後手のワーナーパイオニアだったのでしょうか。

それはそうと、自分なりに相手の出方に合わせて、自分の陣形を整える技術も有段者のスキルです。



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似て非なるもの

2019-08-14 13:58:24 | 将棋

参考値:2枚落初期配置  ソフト:やねうら王(スマホ版)  下手+1,675からスタート 

 

見慣れた風景ですが、6四と5三の金銀の配置が定跡とは逆になっています。

ここから上手は5五歩として、それを咎めて下手は銀を引くと上手は金を応援に繰り出す。


下手の▲5五歩に△5三金と引けるのが、この形の上手の主張で、ここから上手の紛れがスタートします。

 

下手も5五の位を抑えて良い感じですが、3五の銀をこれからどう使うかがポイントで、上手は、いよいよ松本伊代で壁銀解消に向かいます。

上手は紛れを求めて△6六歩としましたが、堂々と▲同歩と取って不安定だった3五の銀にも活が入った感じです。

さすがにタスマニア前の図から10手進んで上の局面。

上手はパンチを浴びながらも決め手を与えてくれません。

 

5手進み△7六金は、上手の世界が登場した感じになりました。

パンチを出したが足元が滑ってしまい重心を失う感じな手が▲7六飛でした。

7六に居た上手の歩をパックマンして、飛車成りを見せた手が悪手とは、将棋は難しいものです。

 

だいぶん紛れて来た感じですが、上手もデスラー総統(相当)無理をしているので、ここを切り抜けられるかどうかという局面になりました。

 

5手進んで下手の陣は崩されたものの、だいぶんスッキリと開けて来た感じになりました。

 この局面で、▲7六歩がソフト最善手と出ました。

実戦も同じ手を指して勝勢を確実にした感じです。

こうみると、下手は受けの棋風なのでしょうか。

この後、難なく寄せて(これも難しいです)上手を投了に追い込みました。


上手は、少々サービスゲームな気もしますが、定跡オンリーで来る子を少しの金銀配置の違いで罠を掛けたのかもしれません、。

一対一の対局で、持ち時間各々30分で秒読み有の真剣勝負で、プロを負かすのは大変ですね。


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