本日は、飛騨支部の棋士派遣指導対局の日でした。
前日の夜は、「まるい家」で懇親会と一番街にて「かっぱ」で、こっそり二次会?
行方先生は、とてもフレンドリーな先生で何でも質問に気軽に答えていただき、そんな中で「将棋の伸びシロ」のお話は聞いていて、とても参考になりました。
実は、この日の指導対局に備えて、飛車落ち下手▲6五歩位取り戦法を一週間研究して、終盤力アップのため名人戦道場即詰み編を眺めながら、挑んでみた。
行方先生は、▲6五歩を嫌い△6四歩と下手の野望を打ち砕くの図で、指されて唖然! 一週間の研究は、この段階で水泡と帰してしまった。(涙)
事前に、▼6五歩を勉強して来ましたって言えば良かったと思ったが、もうアフターカーニバル状態に、後で飛騨支部長先生に、この話をしたら上手は△6四歩で拒否してくるでしょう・・・・・・と、あっさり言われ芸の深さの現実を知る事になり二重のショック。
まっ、研修会B1クラスでも真剣勝負なら勝てない手合なのですから、指導対局で下手(わたくし)の力を出させて頂けるだろうと思い急遽、巨泉流風味にスイッチしてみた。
巨泉流とは、タレントの大橋巨泉氏がプロの先生の協力を求め、開発された戦法で二枚落ちで言えば銀多伝に位置する構えで、いわゆる勝ちやすい陣形なのです。
自身も、▲6五歩位取りか巨泉流か迷ったが、居飛車屋さんの棋風なので登板を考えて無かったが、こうなったら仕方無いので、それらしい形にしてみた。(実は、玉の堅さが弱いので受けに自信が無いと組めない陣形でもあると思う。)
上の図は、▲8五歩+▲8八飛をセットされる前に、角交換を挑んで紛れに誘う感じで桂損必至で挑んで来られた。
ここで、▲2六歩なん突くと上手の待ちうける世界で、自分の城に火の手が上がるので平然と▲8五歩上手は手待ち&角交換後の、ついでに取られる香車を逃げて△1四香となり▲8八飛とセットした瞬間△4五歩と決戦手順で来られた。
下手の作戦としては、陣形のフォーメーションでリードして上手玉を不安定な形にしたまま手を渡し、攻めさせて駒の入手を見込んで決めに行く作戦にしてみたが、これ自玉周辺が火の海になるので、相当怖いが乱れても潰されなければ良いと緩急織り交ぜ戦って上の図になった。
はっきり下手有利です。
当初の手の流れから、▲3八玉と身を安全にしても良かったが、決めに行って着地に失敗で大魚が逃げてしまった。(涙)
さて、この局面で最善手は何なのでしょうか。お時間ある方は、一緒に考えてみて下さい。
個人的には、天下の八段を向こうにまわして、さっあ攻めて来てみなさいと生意気にも大見得を切って、戦わせて頂いて将棋の楽しさを満喫させて頂きました。(行方先生・・・ゴメンナサイ)
反省としては、やはり将棋は終盤力を改めて感じましたので、コツコツ終盤力を身につけるニンジン入りハンバーグを食べる事にしようと、コータ君をお手本にして楽しみながら頑張りたいと思います。
こんなに楽しい時間を下さいました、行方先生及びお世話して下さいました飛騨支部長さんを含む支部の皆さまに改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。
PS:特別協力 朝日・毎日新聞社(将棋普及協力金)
おまけ。
強く成りたい子は、本定跡で▲4五歩からの攻めで行って下さい、支部長先生は本定跡で見事勝たれました。今日の勝利より明日の実力アップを目指して下さい。