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放置機関車デキ5・・・

2012年03月15日 | 鉄道
あれの存在を初めて知ったのはもう何年前だか・・・。確か廃墟系の写真集かなにかに載っていたそれは、のどかな山里の資材置き場の一角に、ぼろぼろになった秩父鉄道の電気機関車、デキ5が放置されている風景でした。
5~6年前、足しげく秩父に通っていた時期がありまして、その頃これをどうしてもこの目で見てみたくなりました。ネットで検索したわずかな情報を頼りに、某駅からひたすら歩いてたどり着いた丘の上にそれはありました。
うしろに資材が積まれて、写真と印象がだいぶ違いましたが、目の前には確かにデキ5がありました。


夏場にもう一度訪問していました。その時は草に没していました。

これを撮ってから半年くらいして撤去されたと聞きました。

さてここは鉄道沿線からもだいぶはなれた場所。解体するわけでもなく、廃車から20年以上ここに放置されてきた理由とはなんだったのか・・・。
資材置き場の裏には、こんな看板がありました。

古い商家を移築した郷土資料館の建設予定の看板でした。看板にかかれた建設予定地の住所で検索したら、この資材置き場の場所そのものでした。
ここからは私の推測ですが、おそらくここにはその郷土資料館を建設する予定で、機関車はそこの展示物として、先行して運び込まれたのでしょう。
その後何らかの事情で資料館建設は頓挫し、機関車は放置され結局解体されてしまった・・・そんなところではないでしょうか。


さてこれを撮りに行ったことなどもうすっかり忘れてましたが、友人との話の中で思い出し、ちょっと開いてみて、これはブログに載せるかなと思って検索をかけてみたら・・
まあ情報のないことないこと。これについての情報、5~6年前はもっとあったような気がするんだけどなあ。検索の仕方が悪いのでしょうか。
先日ある宴で、ネット上の情報というのは永久に残るものではない、ということを話していたのですが、そんな現実をまじまじと見せつけられた気がします。

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