先日の旅行で見てきた、愛知県尾張旭市の公園に保存されている、酒井工作所製ディーゼル機関車の話です。
尾張旭で鉄道関係といえば名鉄瀬戸線の車庫を思い浮かべる方が大多数だと思います。
その、瀬戸線の車庫からあまり離れていない、城山公園というところに、かつて木曽の方で活躍した小さなディーゼル機関車が展示されているのを知ったのは、去年の12月頃でした。
灰色の塗装と、台枠にあった「井カサ」の文字に引かれ、近いうちに見に行きたいなぁと機会をうかがって見ること数ヶ月。
関西への旅行の帰りに、見ることがかないました。
城山公園というところにあることまではわかったのですが、城山公園のどこに置いてあるのかは行くまで?な状況。
地図で見ると結構広い公園のようなので、とりあえず行ってみると、古民家やら城の形をしたレストハウスやらがありました。
ネットで見た写真を見る限りでは、周りにブランコや滑り台などがあったので、児童公園がないかと構内図で探したら・・・
あったあった。遊園と書かれています。
早速そこに足を運んでみると・・・無骨なキャブが生け垣の上に見えます。
この画像は再掲↓
近寄ってみると・・おお!!そこには写真で見たとおりの灰色の酒井が。
感激です。この塗装はオリジナルではないようですが、好きです。
嬉しくて嬉しくて機関車の各部を眺めて・・・写真を撮ろうと思ったら・・・キャブには遊んでいる子どもが。
しかもいつまで経ってもどきません・・・思わず同行のMLながとろ氏と顔を合わせてため息をついてしまいました(笑)
仕方がないので、子どもが入らないようローアングルで撮影してたらいつしか子どもは違うところへ行ってしまいました。
ところで、何故「井サカ」になっているんでしょうね?
最初は戦時中、或いは戦争直前に製造したから?と思ったのですが、説明板によれば1950年製とのことなので、これは違うし・・・
ちなみにラジエーターグリルや軸受けには「SKW」の文字やロゴがありました。
余談ですが・・・
この機関車をこれから見に行かれる方は、時間帯を狙って行った方がいいかもしれません。
何せ上にも書いたとおり、児童遊園に置かれているので、子どもが遊んでいる可能性があるからです。
写真を撮っているだけで不審者扱いされてもおかしくないでしょうし・・・(そりゃないか?)
あと、この機関車の隣に桜の木があるので、桜のシーズンに行ってもいいかもしれませんね。
私たちは・・・ちょっとの差で桜が咲いていませんでした。
この機関車をネットで見てから軽便鉄道の車両、特に産業用ディーゼル機関車に興味がわいてきて、実物を見たい!と思うようになりました。
まぁ、今までも興味がなかったわけじゃないんですが、流石に見に行くまでは行かなかったので・・・
1月には長野市の中部森林管理局にある加藤製DLなんかも見に行きました。
これからも旅の途中にそういった保存車両を見に行ければ、と思います。
ではでは。