カメラの調子が悪くなってから一週間ほど経ちます。修理には出しましたが当分帰ってきません。
代替機でバスの写真なんかを撮ってましたが、それも不具合がでて、撮影した画像がPCに取り込めなくなったという。
ということで本当に更新停止しそうですが、その前にいくつかアップしておこうと思います。
先日都区内の西武バスを撮りに行ってきました。大泉学園駅周辺をうろうろしていました。
同じ西武バスでも埼玉県内の営業所とは違うことも多く別の会社を見ているような気分でした。
写真は...こちら方面に詳しいブログやサイトはいくらでもあると思うのでアップする予定はないです。要望があれば・・・。
その行き帰りは一日乗車券を使い、極力バスだけで移動しました。
行きは所沢まで電車で出て、所沢駅東口~[所52]~志木駅南口~[ひばり73]~片山小学校~泉30~大泉学園駅北口と比較的少ない系統を乗り継いで行くことができました。
さて帰りは地元狭山市までバスのみを使い帰ろうと思います。
乗り継ぎの路線はおおよそ頭の中に描きましたが、時間は全く調べずに行きました。
だいたい16時頃出れば着くだろう、と楽観しつつ、出発……
※バス停発車時刻は時刻表上のものです
まずは大泉学園駅北口バス停より…
大泉学園駅北口 16:14
吉60-1 吉祥寺駅~大泉学園駅~新座栄
上石神井営業所の路線です。吉祥寺から埼玉県新座市までを結ぶ比較的長距離?の系統です。
大泉学園駅北口のバス停は駅前ではなく通り沿いの西武バスの整備工場の前に停車します。
反対側のバス停はずばり整備工場で、片方向しか停まらないようです。
やってきたのは三菱ふそうエアロスターのOEM車・UDのスペースランナーAPとやらでした。A0-448(練馬200か22-81)。このタイプ、かなりの数を見かけました。
都区内なので前乗り前払いです。
駅付近のビルが多い地区を抜け、関越道をくぐると住宅地の風景へ。いつのまにか県境をまたぎ、終点に近くなると畑も点在するようになりました。
終点の新座栄は黒目川の河岸段丘の上に位置する静かな住宅街の一角にありました。
エアロスター軍団の中にエルガが1台…笑
さて新座栄を通る系統は吉61-1のほかに新座営業所~朝霞駅の系統(番号無し)がありますが、これはいわゆる免許維持路線なので時間が合わず、使えません。
ルートマップで見ると「新座高校」バス停が近いようなのでしばし歩きます。
新座高校 16:50
ひばり71 ひばりヶ丘駅北口~朝霞台駅
新座高校バス停を通過するのはひばりヶ丘と朝霞台を結ぶ系統でした。車両はまたエアロスターOEMのA9-354(所沢200か12-78)。新座営業所の路線です。
住宅街と工場が入り交じる地区だからか、それとも鉄道間のショートカット系統だからか、利用客は途切れることなく賑わっていました。
大泉学園駅以来の鉄道駅に到着です。
時間があったのでトイレ休憩の後、朝霞台駅からさらに乗り継ぎます。
朝霞台駅 17:23
朝24 朝霞台駅~泉水三丁目~志木駅南口
東武東上線の隣り合った駅を結ぶ系統です。新座営業所の路線で、やってきたのはいすゞエルガミオノンステップのA7-243(所沢200か11-76)。
朝霞台駅付近は単独区間でしたが、近年の新規開業路線なのでしょうか?バス停のポールが新しいタイプばかりでした。
朝霞台駅からの乗客は単独区間で降りる方も多かったです。坂とカーブが多く中型車が運用されているのも納得です。
凸版印刷の工場の前のバス停からどっと通勤客が乗り込み、満員で志木駅に到着しました。当然ですが全区間を乗り通したのは自分だけでした。
志木からは所沢駅東口行きに乗るのが手っ取り早いですが、行きとは違う系統に乗りたいので…。
志木駅南口 18:00
清61 志木駅南口~グリーンタウン清戸~清瀬駅北口
清瀬駅行きに乗車しました。本日最後の新座管轄の路線で、車両は写真左の西工ワンステのA4-970(所沢200か・6 50)。
志木駅を出るとひたすら志木街道を走っていきます。途中JR武蔵野線の新座駅にも立ち寄ります。
再び都内に入ると並木道が続き涼しげです。経由地に入っている「グリーンタウン清戸」は新興住宅地で、元々バスが通っていなかったのか狭い道が続き趣味的には面白いです。今度写真撮りに来よう。
このグリーンタウン内にも企業などがあるのでしょうか。お帰りの通勤客を拾い、清瀬駅北口に到着しました。
次は所沢駅東口行きに乗り継ぎますが3分ほど前に発車したばかりでした。orz
お腹も空いてきたのでコンビニでパンを買い求め、バス待ちの列で立ち食い…
夕日は清瀬駅前で没してしまい、以降は景色を楽しめなくなりました。
清瀬駅北口 18:45
清66 清瀬駅北口~安松~所沢駅東口
ここからは所沢営業所管内です。車両はいすゞエルガ・ノンステップのA5-40。
車内は帰宅する通勤客でごった返していましたが、それも県境を越えた「西武グリーンヒル」バス停まででほとんどが下車し、空いてきました。
「愛宕山」バス停付近でJR武蔵野線の下をくぐります。大泉からここまで5回(行きも含めれば10回)交差した武蔵野線ともこれでお別れです。
予定では、終点の所沢駅東口で降りるつもりでしたが、携帯電話からバスの時刻を見たら、次に乗る所56系統にタッチの差で間に合わなくなりそうなことが判明…。
先の清瀬の二の舞は勘弁ですし、何より地元の終車までに帰宅できるか不安になってきたので、安全策として「市営住宅前」というバス停で降りることにしました。
「市営住宅前」から所56系統の「所沢陸橋北」まで徒歩でつなぎます。
バス停の名称こそ異なりますが、交差点を挟んだ向こう側といっても過言ではないでしょう。すぐたどりつきました。
所沢陸橋北 19:11
所56 所沢駅東口~航空公園駅
隣り合った二つの駅をつなぐ系統です。ここも所沢管内。車両は久方ぶりのエアロスターOEM、それもノンステです。A0-549(所沢200か14-72)。
住宅地をぬけ、浦所バイパスから先は航空公園のへりを走り、航空公園駅へ。
あっというまに到着しました。
航空公園駅からは団地路線に乗り換えです。
航空公園駅 19:35
所20-3 航空公園駅~並木通り団地
かつての基地に造成された団地まで向かう路線で、所沢管轄。
車両はまた!エアロスターのノンステです。今度は正真正銘のふそう製、A1-582(所沢200か15-26)。先月入ったばかりですよね、確か。
路線はほぼ全区間、以前乗ったことのある他の系統と重複していますし、車両も先ほど乗ったばかりなので特に感想もなく淡々と時間が過ぎていくだけです。
むしろ不安の方が広がっていきます…(汗)本当は終点まで行こうかと思いましたが、急遽、終点の一つ手前「並木通り団地入口」で降りることにしました。
ここから所沢ニュータウンまで1kmばかり歩きます。そこから新所沢駅まで出たいんです。
実は新所03という系統があり、それを使えば航空公園駅から新所沢駅まで、今回辿ったルートを乗り換えなしで辿れるのですが、今回は時間が合いませんでした。
汗だくで到着した所沢ニュータウンの折返し場。ベンチに座って脱力してると、すぐバスがやってきました。ノンステエルガでした。
…余談ながら、この次の便がエアロスターノンステだったという。
所沢ニュータウン 20:00
新所01 所沢ニュータウン~新所沢駅東口
先の系統と同様に新興住宅地と駅を結ぶ系統です。暗かったのと、脱力しきっていたので感想は特になし(^^;)
こちらもあっというまに到着しました。
お次は当日乗った中で最も長距離の系統に乗り継ぎます。
新所沢駅東口 20:19
新所02 新所沢駅東口~上赤坂~本川越駅
本日最後の所沢営業所の路線。電車でも6駅ある区間を行く長距離系統です。
車両はエアロスターノンステのA1-578(所沢200か15-21)。ま た お 前 か !
これが新座や都内ならともかく、まだ3~4台しか配置されていない所沢管内でのことですから驚きます。新車好きではないですが愛着が湧いてきますねえ。
そしてバスに乗ったと同時に携帯電話の電池が切れました…。川越から先の情報収集が出来ません…。今日中にバスだけで帰宅できるか?本川越から電車を使わないとまずいかも…と焦ります。
さてバスは帰宅客を大勢乗せて発車します。それも途中西武バスの所沢営業所あたりでほとんどが下車してしまいました。
南古谷からの系統と交わる上赤坂などは工場や資材置き場ばかり目に付きますから当然と言えば当然ですが…。
見覚えのある景色を車内から眺めると帰ってきた気分になりますが、まだまだ道のりは遠いです。
川越に近づくにつれ、数名の乗客を拾いながら街中へ入っていきます。
さて時刻を見れば、乗り継ぎたいバスになんとか間に合いそうです。これに乗れないとバスだけで帰宅することはできなくなると予想されるので、一安心。
安全策として川越駅西口で下車しました。
久々に東武東上線の駅にやってきました。駅前は人も多く疲れます。
老夫婦とともにベンチに座りバスを待ちます。
川越駅西口 21:05
川越35 本川越駅~尚美学園大学~かすみ野
JR川越線に沿って、かすみ野とよばれる新興住宅地に向かう系統です。もとは国際興業の路線でした。
管轄は川越営業所、本日は最初で最後の乗車です。車両はいすゞエルガミオノンステのA8-286(川越200か・・ 93)。
LEDには終バス表示が…。尚美学園大学を経由する川越35はこの便が終車です。かすみ野行きはもう1本ありますが、そちらは初発と終車だけ運行される今成経由の川越34だそうで…。それはそれで乗りたいですが、また別の機会に。
発車すると西武新宿線沿いの住宅街を縫い、最近出来たと思しき大通りを走った後、住宅もまばらな川越35系統の独自区間へ。
誰もいない大学をすぎ、道が狭くすれ違いがきつい水上公園付近を通過すると、いつのまにか初雁橋の手前まで来ていました。
ここからは川越日高線を走り、笠幡駅の手前で折れ、静まりかえった新興住宅地・かすみ野へ到着しました。
折返し場というのは、どこも場末だよなあ…。暗闇のなかでそんなことを考えていると、新狭山駅からのバスがやってきました。
かすみ野 21:39
新狭11-1 かすみ野~西武柏原ニュータウン~新狭山駅北口
かすみ野から、入間川を挟んだ対岸の西武新宿線新狭山駅を結ぶ系統です。本日初の狭山営業所管轄路線。
車両はいすゞエルガワンステのA1-736(所沢200か・2 58)。見慣れた車両に乗ると地元に帰ってきた気分です。
始発から乗ったのは自分だけで、途中で乗客を1名拾いました。終点までは行かずに、途中の西武柏原ニュータウンで下車。
ここから狭山市駅行きに乗り継ぐわけですが、かすみ野からのバスが到着する1分前に狭山市駅行きが発車するダイヤが組まれており、涙目な結果に。
15分ほどベンチもないバス停で待ちぼうけをくらいましたとさ。
ここまで来れば、地元の終車には間に合うことがわかってきます。できれば終車より早いバスに間に合わせたいのが本音ですが果たして…。
西武柏原ニュータウン 22:03
狭山24-1 西武柏原ニュータウン~市民会館~狭山市駅西口
西武柏原ニュータウンから狭山市駅西口へ向かう系統ですが、今回は平日朝夕のみ運行される市民会館経由の系統に乗ることができました。
…地元のはずですが、疲れていてやってきたバスの表示を見て思い出した次第。
管轄は狭山で車はワンステエルガのA4-17(所沢200か・7 32)。先のA1-736もそうですがV8エンジン搭載の初期のエルガです。
自分一人を乗せたバスは静まりかえったニュータウンを走り抜けます。途中バスを待つ人はいません。V8サウンドが心地よいです。
この系統だけが通過する昭代橋も市民会館バス停も、渋滞など無縁で通過し、終点狭山市駅西口へ。
終始乗客は自分だけでした。
狭山市駅に到着すると、地元へ向かうバスが数台待機していて一安心。
どの行き先のバスに乗って帰ろうか悩みますが、最後はバスマニアの意地が張って…
狭山市駅西口 22:18
狭山20 狭山市駅西口~根岸新道~狭山グリーンハイツ
狭山市駅から飯能駅へ向かう路線の区間便である系統です。本日最初で最後の飯能営業所です。これを選んだ理由は飯能管轄だから、この一点につきます。
車両は西工ノンステのA3-928(所沢200か15-01)。最近狭山市界隈でよく見る車ですが乗るのは初めて。
どこで降りたかは聞かないでください(笑)。ご想像にお任せします。
こうして長いバス乗り継ぎ旅は終了しました…。6時間ほどかかってしまいました。
帰宅して総乗車距離を検索したら、71.3kmという結果が出ました…。運賃にして2940円。
これも一日乗車券があるからです。一日乗車券様々ですねm(_ _)m
実はこの夏はかなちゅうバスの乗り継ぎ旅に出ようと思っていたのですが、諸事情により延期せざると得ない状況になってしまいました。
その代わりと言ってはスケールが小さいですが、短い中でも様々な景色・車両・ドライバーさんと出会い、そして緊張もあり…と充実した乗りバスだったと思います。
またこんな乗り継ぎをやりたいかと言われれば微妙ですが(苦笑)。
長い記事でしたが最後までご覧いただきありがとうございました。