「〇〇さん! 〇〇さん!」
呼ばれた方を見てみたら、隣の人が手招きしている。
畑の残渣入れの穴を掘っていた時だから、長靴姿で寄って行った。
何の話かというと、生垣の薬剤散布のことだった。
「薬剤散布のところに電話をしたら、出ないんですよ!」
それもそのはず、その薬剤撒布の人は今年、熱中症で亡くなったばかりだ。
となりも同じところで散布してもらっているのを知らなかった。
新しいところを教えてやった。
数日後、新しい薬剤散布の人が来たから、ついでに自分のところもまいてもらった。
小さな幼虫がサンゴ樹の若葉を食い荒らしていたからだ。
ちょうどよかった!