昨日の続きです。
〇次に、観光、産品振興について、ご報告いたします。
6月27日、28日にセデッテかしまで「なみえフェア」を開催いたしました。
なみえ焼そばを取り扱う、麺の旭屋とスラッカン。大堀相馬焼を取り扱う大堀相馬焼協同組合。親父の小言を取り扱う(株)マツバヤ。花や鶏卵など農産物を取り扱うNPO法人JIN(ジン)が参加いたしました。
小雨が降る、あいにくの天気ではあったものの、多数の来場者でにぎわい、町の産品について情報発信を行いました。
また、7月18日は宮城県菅生(すごう)サービスエリアで開催された相双地域復興イベントに参加いたしました。なみえ焼そばの販売を通し、町のPRと被災地域の現状を伝えるなど、他の参加団体とともに相双地域の現状を発信いたしました。
このような、ふるさとを感じることができる機会を創出する産品の振興について、今後とも引き続き力を入れてまいります。
〇次に、復興組合の設立について、ご報告いたします。
除染後の農地を地域で保全していくための復興組合について、昨年度までに酒田、高瀬、立野地区に組合が設立されました。本年度は8月末までに北棚塩、藤橋、西台地区にも復興組合が設立され、累計で8行政区6組合が設立されたところです。さらには、本年度中の組合設立のために幾世橋地区、加倉地区、苅宿地区においても準備が進められているところです。今後も農地の除染が実施される地区においては、復興組合の設立を支援してまいります。
〇次に、浪江町花卉(かき)研究会設立について、ご報告いたします。
7月13日、浪江町民の花卉栽培を取り入れた営農再開と、浪江町を花の産地化に資することを目的に「浪江町花卉研究会」が設立されました。町民の花卉生産者等6名と、福島県、ふたば農業協同組合等を会員とし、本目的を達成するため事業を進めてまいります。
また、8月から「花のまち実現化事業」といたしまして、花卉栽培を中心とした農業経営プランを策定し、新たな担い手の確保、育成及び花卉PRイベント等を実施しながら、花卉産地としての「花のまち」の実現を目指した事業を進めてまいります。
〇次に、浪江町ADR集団申立てについて、ご報告いたします。
6月29日に、原子力損害賠償紛争解決センターいわゆるADRセンター、町、東京電力の三者による「進行協議」が開催され、東京電力は、和解案の増額について「中間指針及び同第二次追補に基づく慰謝料の賠償において考慮されているもの」と趣旨を説明し、「10万円に含まれており、増額は認められない」と主張しました。これは原賠審及びADRの見解と異なるものであり、不合理なものであります。
町及び浪江町支援弁護団としては、東京電力の趣旨説明を分析のうえ、今後の対応を検討するとともに、ADRセンターの対応を注視し、その動きを見極めながら行動してまいります。
今日は、ここまで。