19日の続きです。
○次に、雇用の場の創出・企業誘致の取組みについて、ご報告いたします。
藤橋産業団地において、震災後2社目の誘致企業である静光産業株式会社の工場の建設工事が、来年度当初の操業開始に向けて着工いたしました。
また、自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金の第4次公募においては、団地への立地希望事業者から多数申請が出されているところです。
引き続き、雇用の場の創出に向けて、企業誘致活動を積極的に進めてまいります。
○次に、棚塩産業団地における拠点整備の状況について、ご報告いたします。
福島水素エネルギー研究フィールドの整備事業につきましては、プラント建設及び太陽光パネル設置工事が順調に進捗しており、10月から設置した機器から順に調整運転が開始される予定となっております。
木材製品生産拠点の整備事業につきましては、集成材棟建設工事において各種調査、設計業務が概ね完了し、建設工事等へ移行していく段階となってまいりました。棚塩産業団地では大規模工事が輻輳しておりますので、安全管理、工事間調整等を徹底しながら事業を進めてまいります。
○次に、農業再生に向けた新規就農者確保の取組みについて、ご報告いたします。
農業再生の支援協定を締結している東京農業大学の学生に、将来、町で就農してもらうことを目的に、町内の農業者のもとでの農作業体験支援を開始いたしました。
6月8日、9日には藤橋地区において、4名の学生がペピーノの定植作業、8月5日には2名の学生が圃場の除草作業、8月11日、12日には西台地区及び川添地区において、4名の学生がエゴマの定植作業を行いました。
また、8月4日に仙台市で開催された「マイナビ就農フェス」に当町のPRブースを出展し、北幾世橋で切り花の生産を行っている、「花農家あい」の菅野富美恵さんに参加をいただき、5組の新規就農希望者が当ブースを訪れました。
8月31日から9月1日には、福島県主催による「相双地域バスツアー」が開催され、県外の方など7人が参加し、苅宿地区で切り花生産を行っている「鈴の木ファーム」の鈴木好道さんの生産現場を視察されました。
また、今月21日には郡山市で行われる「ふくしま農業人フェア」に当町のPRブースを出展する予定であり、今後様々な機会を捉えて、当町農業の魅力をPRし、新規就農者および担い手の確保に努めてまいります。
○次に、水産業共同利用施設の整備状況について、ご報告いたします。
請戸漁港に整備を進めてきた荷捌き施設、貯氷冷凍庫施設、海水取水ポンプ施設、上架施設が完成し、来月下旬に落成式を執り行う運びとなっております。
また、水産加工団地では、第1号立地企業の柴栄水産の加工場建設工事が着工し、来年2月の完成に向けて整備が進められております。
引き続き、水産業の再生、一日も早い本格操業を目指し、着実に事業を進めてまいります。
今日はここまで。