博文(ひろぶみ)通信

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令和元年9月定例会 行政報告その1

2019-09-18 17:51:20 | 日記

久しぶりの更新です。

 

先週火曜日から令和元年9月定例会が始まりました。

今日から、開会冒頭行われた町長からの行政報告を数回に分け、お知らせします。

 

本日ここに、令和元年浪江町議会9月定例会を招集しましたところ、ご多用にもかかわらずご参集を賜り、誠にありがとうございます。

東日本大震災発生から8年5カ月、一部地域の避難指示解除から2年5カ月が経過いたしました。

あらためて、震災でお亡くなりになられた方々、過酷な避難生活の中で命を落とされた方々の、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対し深く哀悼の意を表します。

 

 それでは、6月定例会以降の町政の執行状況について、

ご報告いたします。

 

○はじめに、平成30年度決算について、ご報告いたします。

平成30年度は、浪江町復興計画に位置付ける「本格復興期」の2年目を迎えるとともに、平成29年3月の一部避難指示解除から2年が経過し、町内では災害公営住宅など拠点整備の一部が完成する中、町内の生活環境を整えるための取組みや、雇用の場の創出、地場産業の再興に向けた取組みを重点的に展開しました。

 ふるさと再生に向けた取組みとしては、住宅再建支援補助や住宅清掃費補助などにより、町内での住環境整備を支援したほか、買い物環境の充実に取組みました。また、福島いこいの村なみえが再オープンし、町内外の方々の交流と事業者の皆様の事業再開促進などに活用され、雇用の場の創出としては、完成した藤橋産業団地への誘致活動を進め、福島水素エネルギー研究フィールド等が立地する棚塩産業団地、また同団地内において木材製品生産拠点施設の整備に着手し、その他にも、北産業団地・南産業団地の整備を進めました。

地場産業の再興に向けた取組みでは、請戸漁港水産業共同利用施設や水産加工団地の整備など、水産業関連施設の整備を進め、また、農業分野では用排水路の保全工事やため池の放射性物質対策工事など、農業用施設の復旧を進めたほか、営農再開支援事業による農地の保全管理及び営農再開支援ビジョンの策定などを支援しました。

 そのほか、復興なみえ町十日市祭など、多くのイベントを町内で開催し、町の賑わいづくりに努め、また、プレミアム付商品券の発行や、交流・情報発信拠点施設整備の建築工事にも着手いたしました。

さらに、なみえ創成小・中学校、浪江にじいろこども園の開校・開園や、福島県内外で避難生活を続ける皆様の絆の維持・生活再建支援など、多岐にわたる取組みを展開し、町民の皆様の生活再建と町の復興・再生を進めました。

 

これらの結果、平成30年度の一般会計決算額は、

歳入総額 351億7,498万6千円、

前年度比 26.7パーセントの減、

歳出総額 334億3,809万3千円、

前年度比 27.0パーセントの減

となり、前年度より決算額は減少したものの、引き続き大規模な決算となりました。

また、歳入歳出差引額から翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は、8億7,075万5千円の黒字となりました。

財政の健全化判断比率である「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」の4指標につきましては、いずれも早期健全化基準以下となりましたが、今後も健全財政の維持に留意してまいります。

なお、9の特別会計についても、全て黒字決算となったところであります。

 

 

今日はここまで。