<福島民友ニュースより>
避難区域と低線量地を比較 甲状腺がん、原発事故の影響
東京電力福島第1原発事故に伴う県民健康管理調査のうち、事故当時18歳以下の県民を対象にした甲状腺検査で、福島医大は2日、甲状腺がんの発症要因について、避難区域の受診者と、会津地方など県内で放射線量が比較的低い地域の受診者の傾向を比べることで、原発事故による放射線被ばくの影響の有無を検証する方針を明らかにした。
福島市で開かれた同調査検討委員会の甲状腺検査評価部会の第2回会合で示した。同大の鈴木真一教授は「今後、(放射線による)甲状腺がんの発生する恐れがある地域のグループと、会津地方などの受診者のデータを比較したい」と説明した。
部会では、原発事故の影響を検証するため比較する対象をめぐり、委員の専門家の間で意見が分かれた。「(事故の影響がない)県外での甲状腺検査の範囲を広げるべきだ」との主張に対し「リスクがない人を検査することによって、不安を与えるなどの不利益が生じる」と反論が上がった。
(2014年3月3日 福島民友ニュース)
*甲状腺検査評価部会の委員で意見が分かれたとの事ですが、私は「県外での甲状腺検査の範囲を広げ比較することで、県内ではどう影響があったのか検証できる」という意見に賛成です。
参考までに議事録は掲載されていませんが、県ホームページに第2回配布資料が掲載されています。
「お悔やみ情報」
戸浪清志さん65。浪江町田尻字聖沢100の8。通夜4日午後6時、告別式5日正午、ともにあいぱるホール磯原会館(北茨木市)。喪主長男良朗さん
石井昭さん84。浪江町赤宇木字塩浸14の1。通夜5日午後6時、告別式6日午後1時、ともにさがみ福島ホール(福島市)。喪主長男隆広さん
謹んでお悔やみ申し上げます。合掌