城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

門入・小屋開き 23.5.18

2023-05-18 19:28:16 | 山登り
 昨年の11月15日(旧徳山村)門入の泉さんの小屋を閉じてから約6ヶ月が経過し、5月16日小屋を開く日が来た。泉さんとその息子さんは当日徳山会館から船(小型フェリー、門入のかつての住民のみ乗船可能)で現地入りした。私たちは旧坂内村からホハレ峠を通り、新たに新設された林道の途中で車を停めた。途中、林道周辺の草刈りが行われ、いよいよ林道工事が再開されるのかなと思わせた。私たちが車を停めた地点から谷に向かい林道は進んでおり、昨年11月に見た地点よりも下まで進行していた。私たちは歩道入口と書かれた所から、新設された道(急ごしらえの道)を下っていく。滑りやすい道、そして長靴ということもあり、慎重に下って行く。幸いに至る所にロープが設置されている。なぜ長靴なのかというと途中徒渉(水量が少ないときは登山口でも渡れる)があるのとぬかるみがあるので、登山靴だと脱がなければならない。この手間と荷物を減らすということでほとんどの人が長靴ということになる。

 駐車地から見る蕎麦粒山 10:28

 歩道入口の表示 10:38

 入口近くにあったエビネ 1043

 ホハレ峠からの旧道と合流する辺りには様々な花が咲いている。合流点からはほぼ平坦な道となり、やがて徒渉点に着く。我々4人のうち1人は登山靴で来ているので、当然靴を脱いで渡った。ぬかるみの道を進むと河原に出てくる。再び林道に戻ると三角屋根の廃れた小屋が見える。かつて、ここまでバイクで来て、ここから先は歩いたそうだ。林道沿道に杉の大木が見えてくると小屋は近い。しばらく歩くと小屋が見えてくる。小屋には泉さんとその息子さん、軽トラが停めてあった。息子さんが既に冬囲いなどを片付けられていて、我々はすぐに小屋に招き入れられた。

 ミヤマセンキュウ 10:59

 コンロンソウ 11:02

 テンナンショウ 11:04

 徒渉点 11:10

 川良歩き 11:22

 ムラサキゴケ 11:52

 同上拡大

 オウシュウマンネングサ 11:52

 小屋が見えてきた 12:00

 小屋の前にあったサルメンエビネ

 昼食後、泉さんから頼まれた小屋から200mほど離れた水源地の掃除を行った。取り入れ口には土砂がたまっており、まずこれを除去し、さらにタンクの中を掃除した。掃除の結果、小屋の前の水場の蛇口からは水が勢いよく出るようになった。

 13:27 取水源 意外と小さな沢だが、渇水期にも絶えることはない

 タンクの掃除

 大阪の沢の会のメンバー二人もやがて到着。銚子滝に行ってきたとのこと。4時頃から全員が揃い、いよいよミニ宴会ということになった。泉さんが運んでくれた食材とは別にメンバー特にEさんが用意した食材(焼き鳥、地獄うどん等々)に加え、各自が持ってきた食料が机の上に並んだ。

 お手製炭火コンロで焼く鳥を焼くEさん

 泉さんを囲んで乾杯

 十津川のアマゴ 仙人のようなWさんが用意した

 ご馳走を食べながら話は遅くまで続いた。
 翌日は再び泉さんのお手伝い。自分の敷地境界に木を植えるために穴を掘るのだが、敷地境界を示す杭が容易には見つからない。

 作業中 現在は茅も低いがこのあとぐんぐん伸びてくる

 作業のあと、小屋の前にある牛尾(690.7m)に登る。最初(2017年)に登った時はまだ尾根までの階段が比較的見えていたが今はかなり埋もれてしまっている。
 
 階段がついているのはここまで ここのブナ林は素晴らしい 8:28

 少し変わった形のブナ 8:44

 山頂 8:55

 三角点 

 広場の記念碑 9:33 今回初訪問のKさんは熱心に見ていた

 10時頃明日まで残る泉さんに別れを告げる。沈下橋を渡り小屋が見えなくなるところまでいつものような見送りが見られた。 

 ホハレ峠までのほぼ中間点にある水飲み場 冷や水 10:56
 
 合流点からの登りは短いがとにかく急登だ。林道はいつ完成するのだろうか。その後たくさんの人が門入に入るようになるのだろうか。嬉しいような悲しいような複雑な気持ちが湧いてくる。

 コースタイム 初日  駐車地10:38→門入11:00
        二日目 小屋8:10→牛尾8:55→小屋9:45~10:00→駐車地11:46
 
※門入について興味がある方 2020年9月6日の当ブログ「それぞれの故郷・門入滞在」を見ていただけけると嬉しいです 
コメント
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