イエス・キリストはバプテスマ(水の浸礼)をお受けになったなった後、直ぐに神の王国の良いたよりの伝道を始められました(マタイ4:17)。イエスはガリラヤの海辺を歩いておられた時、ペテロとアンデレをご覧になり、弟子となるように招かれました。その場面が、マタイの福音書に次のように記されています。
「ガリラヤの海辺を歩いておられた時、イエスは、二人の兄弟、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、漁網を海に下ろしているのをご覧になった。彼らは漁師だったのである。そこで彼らにこう言われた。「わたし(イエス)に付いて来なさい。そうすれば、あなた方を、人をすなどる者にしてあげましょう」。彼らはただちに(魚を捕る)網を捨ててその(イエスの)後に従った」(マタイ4:18~20)。
上の聖句に記されている通り、ペテロとアンデレは兄弟であり漁師でした。そのペテロとアンデレが魚を捕るために漁網を下ろしている時に、イエスは、二人にご自分の追随者・弟子になるように招かれました。その時、イエスは二人に「あなた方を、人をすなどる者にしてあげましょう」と、弟子になることの目的を伝えました。ペテロとアンデレは魚を集め取ることはプロでしたが、「人をすなどる・人を集め取る」ことは何を意味するかは、その時点ではよく分からなかったと思います。それでも、ペテロとアンデレはすぐに漁をするのを止めて、イエスの追随者になっています。上の聖句からペテロとアンデレは、働き者であり、とても素直で従順な特質の人であったことが分かります。しかも、魚を集め取る業に長けていたのです。イエスは、彼らがそうした賜物を持っているゆえに二人を招かれたのです。
イエスはその後、直ぐにガリラヤの全土を巡り神の王国の良いたよりを宣べ伝え、民の中のあらゆる疾患と病を治されました(マタイ4:23)。さらにイエスはご自分が地上に遣わされているのは「神の王国の良いたより宣明するため」であることを弟子たちに証しし、都市から都市、村から村、会堂で神の王国の真理を証し、弟子たちにその業を指示されました(ルカ4:43;8:1.マタイ24:14;28:19,20)。ペテロや他の使徒たちは、「人をすなどる者となる」意味を、イエスの手本から学びました。それゆえ、使徒たちは神の王国の真理を徹底的に証し、神の王国の真理に人々を招き入れる業を行なったのです(使徒28:23)。現在、イエスが、弟子たちにエホバのご意志の壮大な「人をすなどる者となる」ように促した、その業は、エホバの証人のクリスチャンたちによって、世界中の240の国や地域で成し遂げられています(イザヤ43:10.マタイ24:14.マタイ28:19,20)。あなたも「人をすなどる者」のお一人であれば幸いです。
終戦日 不戦の誓い 祈り継ぐ 今日の一句
裏の畑で休む「ヒョウモン蝶」
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