イエスは、神エホバのご意志である人類が受け継いだアダムからの罪と死の解放のための贖いの死を遂げるためと神の王国の良いたよりを宣明するために地上に遣わされました(マタイ20:28.ヨハネ3:16.ルカ4:43)。そのためイエスは贖いの死を遂げるまで、すべての都市と村を旅し、人々の集まる会堂で、神の王国の良いたよりを宣明し、あらゆる疾患とあらゆる病を治されました(マタイ9:35)。そして、イエスは神の王国の良いたよりを組織的に宣明する為に十二使徒を集められました(マタイ10:1~4)。イエスは十二使徒たちを呼び寄せ、神の王国宣教を最初は同胞のイスラエル人に行うように次のように命令をされました。その内容がマタイの福音書に記録されています。
「イエスはこれら十二使徒を遣わして、この命令をお与えになった。「諸国民の道に行ってはならず、またサマリア人の都市に入ってはなりません。そうではなく、いつもイスラエルの家の失われた羊のところに行きなさい。行って、「天の王国(神の王国)は近づいた」と宣べ伝えなさい。病気の人を治し、死んだ者をよみがえらせ、らい病人を清め、悪霊を追い出しなさい。あなた方はただで(神エホバからの権威を)受けたのです。ただで与えなさい。あなたがたの腰帯の財布のために金や銀や銅を手に入れてはならず、また旅のための食物袋も、二枚の下着も、またサンダルや杖も手に入れてはなりません。働き人(十二使徒)は自分の食物を受けるに値するのです」(マタイ10:5~10)。
上の聖句に示されている通り、最初に神の王国の宣教奉仕を行うのは同胞のイスラエル人に対してでした。それは同胞のイスラエル人には神エホバから律法を与えられながら、偽りの宗教指導者たちからほうり出され、霊的に痛みつけられ、哀れな状態に陥っていたためです(マタイ14:14.マルコ6:34)。イエスは深い同情心に動かされ、同胞の人々に哀れみを感じ、まず同胞の霊的必要を顧みるようにされたのです(マタイ14:149。諸国民、つまり他国の人々への神の王国宣教は後に委ねられます。
イエスは宣教奉仕の内容を「天の王国(神の王国)が近づいた」と宣べ伝えるように、十二使徒に命じられました。なぜ「近づいた」と命じられたのでしょうか。後に神の王国政府の王に任命されるイエス・キリスト自身が地上に遣わされているゆえに、神の王国が近づいたと宣べ伝えるように命じられていたのです。まさにイエスが十二使徒たちを伴っての神の王国の良いたよりを宣明されましたので、天の神の王国政府の王イエス・キリストが近づいたのです。
さらにイエスは、十二使徒たちに病気の人を治すことや、らい病人を治すこと及び死んだ人も復活させることや悪霊を追い出すことができる神エホバからの権威も弟子たちに委譲されました。それは、十二使徒たちがイエスを通して神エホバに是認された者、つまり間違いなくイエスの真の弟子たちであることの証拠を人々に示すためでした。
イエスは、十二使徒に同胞への神の王国の宣教旅行を命じた時に、上の聖句の通り、弟子たちはお金の準備も必要が無く、下着やサンダルや食糧の準備もする必要がないことを指示されました。その理由をイエスは、働き人、つまり十二使徒たちは「自分の食物を受けるに値する」と説明されたのです。それは、王国宣教の最初は、羊のような同胞の人々が、十二使徒たちの必要物を寄付や食事の招待によってまかなって下さることの保証でした。
イエスはこのようにして十二使徒たちを組織し、何を伝道すべきかを教え、弟子たちを王国宣教奉仕の訓練されました。現在も真のクリスチャンたちはイエスの教えられた内容を守り行っています。
冬の日も 自転車通学 子ら元気 今日の一句
近くの柿畑に咲いている「菊」
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