junzirogoo!!!

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2006・東京行(珍道中?)。その2。

2006年11月19日 23時59分00秒 | 旅行記
こちらの記事の続きです。

しかし、次に気がついたら、バスは滋賀県の伊吹PAで乗務員の交代をしていた。2時間ごとに交代をするらしい。
僕は時間帯のせいもあってか、熟睡とまではいかないが、それなりに寝れているようだ。とりあえず、この環境に馴染んできたらしい。
次に気づくのも2時間後か、と思ったら、1時間半ぐらい後だった。馴染んできたせいか、今度は子供のように、バスがどんなところを走っているのか気になってきたようだ。カーテンのすき間から外を窺う。「園原」という文字が見える。後で調べたらこの時点で長野県に入っていたらしい。バスはしばらくして駒ケ岳SAに入る。高校の修学旅行で来たあたりだ。
ここでも早々に交代し、5分ぐらいで再びバスは走り始める。そして、僕も再び眠り始める。
次に気づいたのは、山梨県の双葉SA。やたらデカいSAのように感じた。ここでも5分ほどで再び走り出す。あと2時間ほどで東京に着くので、このまま終着地まで向かうのだろう。

年寄りの朝は早い。いつの時代も、どこの土地でも。そして、この東京へ向かうバスの中でもそうだった。
その朝、僕は反対側の窓際に座るオヤジに起こされた。彼は、自席の窓のカーテンを大きく開け、すでに明けた朝の光を車内に入れていた。そして、独り言を言いながら席とトイレの向かいにあるポットやおしぼりなどが置いてある部分とを何度か往復している。
時計を見ると、まだ到着予定時刻の1時間ほど前だ。
仕方がないので、僕もとりあえず、自分の席のカーテンを開けた。たぶん、一番迷惑だったのは、この野郎2人にカーテンを開けられた、オヤジの真後ろに座っていた女性だっただろう。それまで寝ていたかどうかは知らないが。
外に目をやると、もうかなり東京都に近い、あるいは入っているとはいえ、まわりはまだ山に近いところを走っているようだった。雨が上がった直後のようで、空は一面曇っており、遠くの山裾のほうまで雲がたれ込めていた。道もぬれている。
さらに走るとまわりの風景が少しずつ開けてくる。高速道路沿いには工場や倉庫、隣接する住宅街は向こうの山のふもとまで続き、雨上がりの霧で霞んでいる。そんな風景がしばらく続いた。
さすが東京である、と思った。その住宅街の立ち並び方から推測するに、一度で開発された住宅街の規模がかなりデカく感じた。そして、どこまでも続いているように見えた。
そんな風景を眺めながら、乗務員の、もうすぐ到着する旨の案内放送を聞く。
やがて、その風景に10階立てぐらいのビルが見え始め、しだいにそれは高いビルになり高速道路沿いに立ち並び始め、気がつくとバスはその間を縫うように走っていた。
標識で永福という地名に気づき、笹塚、幡ヶ谷、初台、と続いて行く。それから、すぐバスは高速を降りた。
地上を走っているはずだが、高いビル群と高架道路のせいで地下を走っているように思える。
しばらくして、バスは新宿駅西口前にあるビルの前に着く。

バスを降りると、朝早くから、ところどころに人の集まりができていた。
日曜日ということもあって、サークルか何かわからないが、これからグループで行楽に向かうようだ。そんなグループが7,8ついただろうか。
そんな集団を横目に早朝の新宿駅前を歩く。ほかにもこれから仕事に向かうであろう人も多かった。僕はウロウロしながら、実はあるものを探していた。
喫茶店である。
喫茶店でモーニングセットを頼み朝食にしようとしていた。しかし、朝早いのもあるのだろうか、店はどこも閉まりまくっている。土着でかつ、入りやすそうな喫茶店が好みではあるが、そのような目ぼしい喫茶店どころか、喫茶店自体が開いている雰囲気がない。
ウロウロしている間に僕は、JR新宿駅の改札前まで来てしまった。仕方がないので切符を買い、そのまま渋谷へ向かう。
朝の山手線は、日曜日といえども、たくさんの人が乗っていた。車両の中は、大阪の環状線も最近は垢抜けてきたが、さらに垢抜けていて小奇麗だ。
ただ、何回も同じようなCMを流す液晶画面がクドい。
(まだ、つづく。)

TB。--------
「junzirog:2年ぶりっす!


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