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近鉄八尾駅前にある「グローバル化」という名の「アメリカ化」

2022年04月30日 23時59分50秒 | 日記・エッセイ・コラム


今日は、何年かぶり、いや、もしかすると何十年かぶりに大阪府八尾市の近鉄八尾駅前周辺をほっつき歩いてきました。

ま、早い話が、母がアリオ八尾のイトーヨーカドーに行きたいと言い出したので付き合ってきたわけです。
付き合うのに集中しておりましたので、写真は冒頭のものしかありません。
まさしく近鉄八尾駅です。
この看板同様、駅構内もあまり変わっておりませんでした。

八尾市は、某松井の出身地と言えば気分が悪いですが、歌手・天童よしみさんの出身地(出生地は和歌山県)と言えば、微笑ましい気分になります。
さらに、俳優・豊川悦司さんの出身地と言えば、株が上がりますでしょうか。

ちなみに、僕は八尾市内の高校に通っておりまして、高校時代この近鉄八尾駅周辺は何度もぶらついておりました。
それだけにいろいろな思い出があります。

もうかなり昔に来た時に駅前の夜中もやっていた「からふね屋珈琲」はなくなっており、数年前になくなったと聞いていた「八尾西武」も「LINOAS(リノアス)八尾」になっており、かなり雰囲気が変わっているんじゃないか?と思いつつ来てみると、特に「LINOAS八尾」は建物がほぼほぼ「八尾西武」なので、当時の面影は幾分か感じることができました。なので、懐かしかったです。

「LINOAS八尾」2階をアリオ八尾へ向かう途中に通り抜けさせていただきましたが、なかなか良い感じ。
それにしても、ショップリストを見ると、ユニクロ、H&M、しまむらのファストファッションの大手が同じショッピングモール内にあるなんてすごいなぁ、と思いました。
もちろん、「LINOAS八尾」もIY系なので、無印良品、LOFTもあります。

そして、アリオ八尾ですが、こちらはオープン直後から特に母は何度も来ているので、特筆すべきことはないのですが、ちょっと以前から思っていることを書いておくとこの場所はその昔、文房具のコクヨの大きな工場でした。

開業は2006年末。当時「アリオ」としては関西初の出店。1990年代から続いていた大規模小売店舗出店の流れの中で、7&iグループが各地に作っているのが「アリオ」ということになるのでしょう。
このあたりの話は日本政府がアメリカ政府の外圧に屈した部分もあったり、僕個人としては「グローバリゼーション」「グローバル化」「グローバルスタンダード」とか言う名の実際は「アメリカナイズ」「アメリカニゼーション」「アメリカ化」であり、その典型的なもので嫌いなヤツです。

確かに便利といえば便利なんですが、
売場面積が無駄にデカすぎて、買い物をするのに歩き疲れてしまうということになります。例にもれず母も僕も歩き疲れていました。どちらかと言えば高齢者向けではないですね。

大規模小売店舗ということで、そんないろいろな場所に細かく出店しない、ということは、住んでいる場所によっては遠くなる、なので自動車で来店するのが前提なんですよね。まさに自動車社会のアメリカのビジネスモデルです。
最近はコロナ禍もありネット通販の発達で近所のスーパーが閉店する例が多いです。
僕の近所でもそうで、食料品店ありますがスーパーがなくなり、いざ日用品類を買うとなると通販か遠出になります。
ということで、今回は、アリオ八尾になったわけです。
いわゆる高齢者の買い物難民というヤツですね。

高齢者は体が弱ってきていることもあり、なかなかデリケートで細かい注文や要望が多く、さらに対面接客での購入が慣れています。
今後、高齢者は増えてくるんですが、このニーズに社会はどのように対応していくのでしょう?
また今回同時に思ったのは、現在のこの大規模小売店舗のメインの客層もいずれ高齢者になるわけで、その後少子高齢化社会を迎えるとこの客層は今よりは確実に減るわけで、そうなった時にこの大規模小売店舗はどうなっているんだろう、とも思ったわけです。
コメント
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