備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム99.古代山陽道を探す(その3・国境から唐川橋)

2008-12-08 21:03:16 | Weblog
国道180号線は、備前・備中国境から北東に向かって約900mは直線で、古代山陽道と一致するものと思われる。その先、国道180号線は南東に方向を変えて「吉備津彦神社」の方に向かうが、カーヴするところに、更に直線的に進む狭い道路が続いている(写真上)。
こちらが古代山陽道らしく、少し進むと古代山陽道「津高駅(つだかのうまや)」跡の案内板が設置されている(写真中)。そこにある建物は「祖師堂(日蓮堂)」で、「元妙寺」という不受不施派の廃寺跡であることは、付近で宝塔が出土したことなどでわかったようだ。しかし、ピンポイントで、ここが「津高駅家」であるとした根拠は何なのだろうか。というのは、今では、いわゆる「富原遺跡」が「津高駅家」跡であろうと考えられているからである(そのことは別途記事としたい。)。
更に進み、「砂川」(笹ヶ瀬川水系)に架かる「唐川橋」を渡る(写真下)。道路は狭いが、まだ直線的だ。


写真上:国道180号線は右にカーヴしているが、直進して古代山陽道へ。矢印の標識の下には、小さな石の道標もある。


写真中:津高駅家跡?


写真下:唐川橋

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