独り合点(ひとりがてん)

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成人式を考える②

2008-02-01 | きもの

「新成人式研究会」が発足した平成13年当時、3,249の市町村があり、新成人が4名、1名とわずかな2村を除き、3,247の市町村で成人式の式典が行われていました。また出席率は昭和40年に全国平均60%前後をピークとして下降し、平成5~7年に再び上昇。問題になった仙台市では昭和40年の65%が最高で、平成6年59%、7~9年55%となり、平成13年には33%まで急降下しましたが、今年は約13,400人のうち5,200人が出席し、場外に約1,800人(出席者に数えるのかな?)、計7,000人、約53%が出席したそうです。同じ宮城県でも13日開催した市町村では中学校区ごとに開催したので82%の出席率。

新成人研究会が発足し、成人式の情報を集め、公開してから、仙台市や横浜市のように1ヶ所でいっぺんに万単位の新成人を集める成人式がある一方、中学校の学区ごとに中学時代の恩師なども交えた比較的数百人から千人程度の小規模の成人式もあること。当然、マンモス会場での開催の方が荒れる可能性も高いし、出席率も55%前後と全国平均より低め。中学校の学区単位だと、名古屋地区など限りなく100%に近い出席率で驚かされます。開催日も成人の日以外にも正月休みや夏休みの帰省に合わせ、正月3日、4日、5日、さらに東北では雪が深いので3月、5月、或は第2日曜日を成人式として、翌日の祝日は家族、友人と成人式を祝ってと、第2日曜日開催が増えているなど、それぞれの地域の状況に応じて成人式が開かれていること。さらに式典の出席者やゲスト、開催時間、アトラクション、記念品など様々な成人式の情報が全国レベルで集計、公表されたことは、特に成人式を担当する各自治体の担当者には、大変参考になっただろうことは容易に想像できます。

(続く)


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