独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

ゆっくりと

2009-08-29 | きもの
写真は、同じ分量の生糸なのですが、普通の撚糸スピードで撚ったものと4倍の時間をかけて撚ったもので、明らかに4倍の時間をかけたほうがふわっ~とした出来上がりです。メーカーさんのお話によるとゆっくりと手間隙かけて撚った糸で織った方がシワになりにくいのではないか、そう考えて緯糸に試みたそうですが、生地の段階では余り変わらないそうです。これからしばらくは実際に数人に着てみてもらい、実験するそうです。厳しい厳しいといわれる業界で、日夜着心地のいい生地、シワになりにくく、美しいドレープの出る生地を工夫している人たちが居るのは、たのもしい限りです。

岸辺のふたり

2009-08-28 | 家族

このブログに何回も登場したお馴染みの14geさんのHPがリニュアールされました。伝えたいこと、見せたいものなどを今回は少し抑制して見やすく出来上がっています。着物好きな方には、お勧め。是非一度見て下さい。さて14geのブログも面白いのですが、5代目のブログも趣が変わって面白い。そのブログに「いつか娘と観たい、観せたいアニメーションです。」とコメントして「岸辺のふたり」が紹介されていました。私も娘がまだ小さい頃、自分が感動した絵本やCDなど、選んでは買い揃えたり、一緒に映画に行ったものです。ディズニーの「眠れる森の美女」なんてリバイバル公開されたときは、家族で観にいったのですが、同じ様な思いの親が多かったのか、大混雑の映画館で娘は気持ちよく、腕の中で睡眠中!一体何のために行ったのやらと、アラレと苦笑。「岸辺のふたり」はわずか8分ほどのアニメーションですが、新宿の武蔵野館では昨年の11月から毎日10時に1回だけ、一年間のロングランで公開中の珍しい映画です。500円でポストカードが付いています。色を抑えたセピアの色調のアニメーションだけに、ストーリーを様々に解釈、想像することができます。わずか8分でしたが、なかなか見ごたえがありました。


平々凡々

2009-08-24 | 日々雑感
風に秋の気配を感じ始め、日が短くなってきた気がする日曜日。本日、野球小僧の関係で2組のお通夜。いずれも野球小僧のチームメイトの父親。まだ中学生の子供を残してゆくかねばならない親の無念、思うだけでも涙が出てくる。「自愛せねば」と殊勝にも思った。

3分間で幸せに

2009-08-18 | 月刊アレコレ
スペイン坂から渋滞でバスがトロトロとしか動かない。仕方がないのでボンヤリと外を眺めていたら、Three Minutes Happinessという文字が飛び込んできた。一体に何屋さんなの、と見たらさらに「3分間で幸せに」というキャッチフレーズ。店名なんだと驚きながら入り口の佇まいからすると、どうやら雑貨屋さんらしい。歩いていたらもちろん思わず店内に引き込まれてしまう、なかなかのネーミングセンスと感心してしまった。確かに店名を見ただけで、少し気分にゆとりが戻ってきて、つかの間の幸せ気分になったから不思議。ネットで調べたらコムサイズムの雑貨屋さんとのこと。今度渋谷に行ったら、お店をのぞいて見よう!

もう正月!!

2009-08-17 | きもの
お盆明け、何かと疲れることばかりで、ヘロヘロになって家に帰ってきたら、ホテルニューオータニからの封書。秋のイベント案内かと思いきや、ナント「お正月プランのご案内」。もう幾つ寝ると…どころではなく、まだまだ先の先と思っていたのですが、考えてみたら4ヶ月もすればお正月。企画の大きさから言えばちっとも早くないか。そういえば、お盆中ランドセルのセールのチラシ広告をけっこう見ましたが、「帰省中にジジババが孫のために」を狙った業界の早い仕掛けだそうです。お祝い事は早め、早めの準備とは言いますが、世の中の仕掛けがどんどん早くなってきて、それこそ温室野菜や果物と同じように風物詩や歳時記にも旬というか、季節がなくなってきているようです。

夏休み?も終わり

2009-08-16 | きもの
会社は夏休みですが、すっきり1日休めたのは1日だけで、本日も午後から打ち合わせが1本。そんな細切れの夏休みですが、今年は野球小僧とアラレにつられていままでになく高校野球を観戦しています。いままでは美談仕立て過ぎて余り好きじゃなく、TV観戦することも余りなかったのですが、久し振りの観戦。それにしても20代、30代の若い監督がはつらつと指揮しているのにはビックリ。また出場選手も3年生より、2年、1年が多いチームもあって、学年序列ではなく、明らかに実力主義。1年生を抜擢するのに実力だからと納得したのか、3年間練習してきたのだから、などチーム内で多少の問題があったのかどうかはわかりませんが、監督も選手も頂点を目指して結果を出してゆかなければならない甲子園、目的が明確なだけに案外スッキリなのかも。そのチームらしい試合運びをして好結果を出しているチームがあるかと思えば、あえていままでのセオリーを捨て、甲子園での試合運びをして好結果を出しているチームそれぞれですが、それにしても試合の流れというのがあって、一つの采配、プレーでガラッと試合の局面が変わってしまうから、怖いし、面白い。しばらくは野球の結果が気になりそうです。