独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

あっはは、そうだったんだ!

2007-07-31 | 日々雑感

本日プレゼンテーションでしたが、週末から気が乗らないというか、集中できずに企画が上手くまとまらない。もう今朝は、仮病でも使って逃げたい感じ。さすがにそうも行かずに、追い詰められるようにパソコンの前で脂汗を流せども、そうそうグッドアイデアは浮かんでこない。時間がないので開き直って、デジメをつくりスポンサーへ。こちらは魚の釣り方からやろうと提案するが、いつも大きい魚はないのか、と求められる感じで、2時間その違いを調整しつつ話し込み、企画の概要はまとまったが、果たして最後はどうなる。来週打ち合わせに基づくラフ案を出すのですが、一抹の不安が。

そんな思いを抱えつつ電車に乗っていたら、イヤホンで音楽を聴いている少年がいた。よく見たら、イヤホンのコードが背中を経由して右耳に。エッ!そうなんだ。だから左右のコードの長さが違うんだ、と気付き、おかしくなってしまった。というのは、私はイヤホンのコードはいつも前からで、長年左右の長さが違うのが気になって仕方なかった。調整して結んだりして左右を均一の長さにして使っていたので、イヤホーンは、背中を経由するようになっているなんて、一度も考えたことがなかった。で、そんなことも知らなかったんだと、おかしくなってしまった。


法事

2007-07-29 | 家族

夕方には雷雨になるという天気予想。午前中の用事が延び、あわてて着替えて家を飛び出したので傘を忘れたのが気になったが、三浦海岸へ着く頃は快晴。海水浴シーズンだが、天気予報のせいか道も混んでなく、時刻どおりに霊園へ。家族だけで親父の13回忌。母親が行事を大切にする割りに、位牌を忘れたり、宗派を間違えてお坊さんを頼んだり、どこか粗忽な感じがするいままでの法事で、今回は初めて問題なし。13回忌で、1つの区切りがついたのか、母親はホッとした感じながら、「次は17回忌よね、それは無理ね。ふふふ」とサラッというところが、いい。長生きをして欲しいものです。

墓は霊園なので、無宗派。昔ながらの○○家之墓というのが圧倒的に多いのですが、墓碑に「無」「憩」「慈」「志」「想」「望」「和」「愛」「絆」「海」など一文字刻んであるものが結構多い。また「天遊」「感謝」「久遠」というのもあった。もし、自分が文字を刻むとしたら、一体どんな文字を刻むのだろうか。しばし考えていたが、思い浮かばなかったのは、まだまだ、現世で頑張れ!、ということか。親父の思い出、家族の懐かしい日々に、花が咲いた午後でした。


海原雄山のきもの

2007-07-25 | きもの

今年1月に放送された人気の漫画「美味しんぼ」のTVドラマの第2弾が8月に制作されることになり、松平健演じる海原雄山のきものを依頼された。最近は、舞台などの衣裳を話しこめる人が少なくなってしまったので、しばし、どこに衣裳を頼めばいいのか迷ってしまった。北大路魯山人をモデルにしたといわれ、陶芸家で日本画家、美食家の海原雄山のきものといえば、これはなかなか一筋縄ではゆかない。ピカッ!と頭に浮かんだのがメイメイマン。海原雄山は、一癖も、二癖もありながら、大人の茶目っ気、見せびらかせない大人の洒落っ気があって、というイメージがあるので、私の中ではかなり海原雄山とメイメイマンは、似ている。という訳で、今回の衣裳をお願いしようと松竹衣裳のhさんと蒲田へ。

大島紬とか、結城紬とか高級なきものを着せればいい、という方法もあるのですが、これでは余りにも図式的で、面白くない。雄山らしくないので、塩沢御召や桐生の織物、綿薩摩などなど、次々と出てくるメイメイマンの選品は、わかる人ぞわかる、大人の洒落たきもの選び。見ていると段々私が欲しくなってしまい、これ撮影後にリーチね!ッて言ったら、「だめ!僕が着ようと思って買ったんだから」とは、メイメイ。100万近い結城紬もそうで、「僕が着ようと思って…」と。そうか、自分が着たい、着せたい着物を買ってそろえていたのかと、いまさらながら納得。だからお店の商品が輝いているし、どこに何があるか、直ぐ分かる。しかもうれしそうに見せて、説明するその顔が、子供の頃、自分の最強のメンコやビー玉を自慢した、あの感じ。

ハイビジョンとはいえ、TVの画面で本場結城と石毛紬、白鷹御召と塩沢御召の違いが、果たしてわかるかどうか、不安はあるのですが、演ずる人の心意気で、本物をとのメイメイの提案。数々提案した中で、松平見がどれを選ぶか、興味深深です。それにしても本日見た中で、いちばん欲しかったのが綿薩摩。袷で着たらいいだるうな。さて、これからどうゲットするか作戦を練ってみるか…


山梨、長野、新潟

2007-07-24 | きもの

一昨日は、新宿駅からあずさに乗って山梨へ。自然と狩人の「あずさ2号」を口ずさんでしまうから、我ながら恐ろしい。私が29歳、会社を設立した当時に流行した歌で、妙にサビの部分が刷り込まれている。山梨へは、永年の取引先にKさんと一緒に、少しケジメの話をしに行ったのですが、話し終わっての帰り、Kさんと顔を合わせながら、「こんなことをわざわざ2人で言いにこなくてもいい関係だったはずなのにね」と溜息。

そのあとKさんの車で長野県塩尻へ。ここは新たな取引先で、約1ヶ月ぶりにお店に。企画を導入していただいたのだが、本部と現場にギャップがあり、これを何とか埋めるのが私どもの仕事なのですが、現場の期待が大きいだけに、なんとか橋渡しをしなければ。

そして昨日は久し振り、約2年ぶりに新潟県十日町市へ。鮮やかな緑の山並みが青空にくっきりと映えていました。麓は水田に稲が青々と波打っていました。新潟県は雪が多いだけに水田が広がり、長野や山梨は雪が少ないためか、麓には果樹園が広がっていて、自然に添った人々の暮らしぶりが景色に表れているのが印象に残った。しかし、妙に不燃焼な出張でした。


なぜ、もてるお笑い芸人??

2007-07-21 | 日々雑感
日経の朝刊に、土曜日らしく「なぜモテるお笑い芸人」という記事があった。最近、藤原紀香と陣内智則などお笑い芸人が女優やアイドルと結婚し、ナゼと話題になっているという。その秘密は「チームプレー」「平等の精神」「押しの強さ」の3つにあると解説。「チームプレー」とは、場を盛り上げるために徹底した役割分担が(ボケ役、ツッコミ役)がある。そういえば、僕らのコンパにもそういうのがあった。役割は自然に、というか暗黙のうちにきまっていたように思うのですが…。「平等の精神」とは、好みでないタイプの子も手厚く扱う気配り。目当ての子だけに向けて”個人プレー”に走らない。そして、一度や2度のアタックでフラれても諦めない「押しの強さ」だそうです。どれも、特別にモテる秘訣とは思えない当たり前のことだと思うのですが、この当たり前を出来ない男性が多いんでしょうね。しかし、これってビジネスの世界も同じかも。

オールスター

2007-07-20 | 家族

本日は、ジャイアンツのご招待でオールスターゲームを初観戦。といっても主役は野球小僧で、家族はご同伴。昨年暮れ、小学生選抜のプロ野球のジュニアチームが組織され、野球小僧がジャイアンツ選抜に選ばれ、出場。その縁で東京ドームでのジャイアンツのセレモニーには、うれしいことに駆り出される。今回は試合前のセレモニーに半年前のチームメイトと一緒に出場。みんな中学生になり、身体が一段と大きくなったと共に、精悍になった。野球小僧は久し振りの再会を楽しんでいたが、こういう子らがそんな遠くない将来プロ選手になるんだろうなという、輝気を持っている。そして段々とではなく、急に大きく野球小僧たちの世界が広がっているようすが、実によく分かる。

試合は外野席から見ると盛り上がりのない投手戦だったが、外野を守る選手が守備ごとにスタンドにボールを投げ入れるのだが、サービス精神のある選手とそっけない選手がいて、面白かった。それにしてもオールスターの出場選手、セパ共に半分も知らないのには、われながら驚いた。


1本足の案山子!

2007-07-16 | きもの

先週、数年ぶりに絽の長着に袴姿で会合に出席しました。最初は、長着と羽織で出かかけようと思ったのですが、探せども羽織がない、ない???で、仕方なく、長着に袴となったのですが、もうすっかり行燈袴(スカートのような袴)と思っていたので、確かめもせずに袴をサッサカ着けて家を出たのですが、どうも動きにくい。久し振りだからこんなものかと、気にはなりつつ、どうにか会合も終盤になり会食して座った時、左に引っ張られて座りにくく、袴が左に偏り、右が浮く。おかしい。で、念のため袴の中に手を入れ確かめてみたら、ウッ!馬乗り。エッ、嘘!とあわてて思わず周りを見回してしまった。馬乗り袴はズボンと同じように左右にそれぞれ足を1本ずつ入れるのですが、なんと左のズボン部分に左右の足を入れていた。袴は裾が広がっているので、十分に2本の足が入るのです。それにしても、初めてのこと。

後で「実は今日…」と話したら、大うけ。「ヤッパリ、なんか変だと思ったんだ」「おかしいと思った」など口々に納得という風情。なあ~んだ、みんな気付いていたんだ。だったら言ってくれればいいのに。しかし、みんな優しい人たちばかりなので、私に恥をかかせまいと気遣ってくれたようです。しかし、マンガみたいなことをやってしまって、いまもこれを書きながら、自分でも思い出し笑いをしています。ハッハハ…


SKAGEN

2007-07-15 | 日々雑感

スカーゲンと読みます。思い出深い20年物の時計は、分解掃除に出してからはや2ヶ月。ウンでもスンでもないし、携帯があるとはいえ、やはり不便でもあるし、まあ金額も高くはないし、ということで本日スカーゲンを買ってきました。

デンマークの時計メーカーなのですが、広告を見て、エッ!このデザインでこの値段と一発で気に入ってしまった。「デザインの美しさと品質の高さは、必ずしも高価である必要はない」というデザイナーのコンセプトも気に入ったし、シンプルでありながら、エレガンスなデザインの良さと、時計という道具の機能がバランスいい。広告を見たり、現物を見ても、いざとなるとすんなり買う気にならないものもあるし、時間を置いても「いつか欲しい!」と思うものもあるし、なのですがスカーゲンは私にしては珍しく、広告を見てから2ヶ月経過しても、それでも「欲しい!」と思った時計。なかなかいいですよ。

 


台風の中で…

2007-07-14 | 日々雑感
3連休というのに台風。午前中の会議を終え、我が家に戻り、雨をぼんやり見ていたらベランダのガラスや網戸の汚れが気になった。もしかしたら、暮れの大掃除以来?と気になってしょうがない。そうか、雨の日なら道路に水が落ちるのも気にせず、ホースから盛大に水を出し、豪快に?洗える、と思い早速ホースを出して雨の中、ガラス掃除を開始。何か子供の頃に戻った感じで、跳ね返りの水も気にせず、ゴシゴシ。道路に面しているから、網戸など細かい粉塵がへばりついていて、汚れが黒い水になって流れ落ちてくる。我が家のベランダは、8枚のガラス戸と4枚の網戸、道路側の5枚の仕切りガラス、ベランダの床。いつもは出来ない壁面もバシャバシャと約1時間。全身ずぶぬれながら、身体も適度に動かしたからなのか、けっこうスッキリした気分。仕事をしない、ときめた午後は、さてどうするかー

三浦海岸へ

2007-07-07 | 家族

今日は七夕なのに、生憎の曇り空で、三浦海岸に着くころには雨。今朝は親父の13回忌の打ち合わせで、三浦海岸へ。「家族で来たとき、見晴らしがよくていいぞ!」と生前親父がここに霊園を選んだ理由を言っていたが、確かに景色はいいのですが、しかし遠い。東京から約2時間。小旅行です。それはそれで、日常を離れていいのですが。

3月くらいからお袋、スミコさんには法事のこと頼むからね、といわれていたのですが、忘れていて先週兄弟と調整して、慌しく今日出かけたわけです。スミコさんは、昔の人だから律儀に、というか当然一周忌、三回忌、七回忌と法要を続けてきた。最近は会うたびに「13回忌までは生きていたい!」と結構真面目に言っていましたが、早くも13回忌。今日行くにあたってうるさいほど、「家は、臨済宗ね」と念を押していた。というのは、七回忌のとき、お坊さんがお経を読み始めたら、「エッ!おかしくない!」と家族全員、顔を見合わせてしまった。スミコさんは、なんと宗派を間違えて、お坊さんを頼んでしまった。「まっ、いいじゃない。同じお経だし、お父さんこだわらないから。」と1人納得。いつも先立っては、アレコレと心配性の癖して、どこか大雑把で、おっちょこちょい。というわけで、事務所に宗派は間違いなく伝えたが、でご戒名は、命日は、享年は…と言われるたびに、汗。覚えていない。う~ン、罰?が当たりそう。