独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

成人式を考える①

2008-01-31 | きもの

今日で1月も終わり。仕事の関係で言えば1月は成人式という最大のイベントがあり、毎年荒れた成人式など起きないように、報道沙汰にならないようにハラハラドキドキです。今年は幸いにも報道されるようなことは少ししかなかったので安心ですが、ステレオタイプのように新聞の投書欄には「公費での成人式無用」「最近の若い者は…」という否定的な投書があり、一方で「ほほえましい式次第の様子」「おめでとう」という投書もある。今朝の東京新聞の1月の投書欄には、25日付ミラーの『「成人式」を廃止しては』に、かなりの反響がありました。「同感」の声が「反対」を上回りましたが、目くじらを立てることはないでしょう。とのコメントに我が意を得たりでした。

そもそも成人式無用論が大きく叫ばれるようになったのは、平成11年、仙台市の成人式のマナーの悪さが大きく報道されて社会問題化し、さらに平成13年には高松市で参加者による成人式の式典妨害では逮捕者まで出て、1部の乱暴モノのために、『成人式無用!』という嵐の時代がありました。当時の新聞、TVも荒れた成人式をクローズアップし、最近の二十歳は、という意地悪さ?がありありでした。今も余り変わらないように思うのですが、その結果、主催者側も式典の実施や内容の見直し、中には自治体では中止し、代わりに若者達に実行委員会を作らせ、新成人に自主開催させたり、様々な取り組みが行われました。その中で特筆すべき取り組みが、全国の自治体でどのような形態、内容で成人式が行われているのかを紹介し、同時に参加者や地域住民から支持されている素晴らしい成人式を紹介、表彰し、大人の押し付けではなく、本来の目的「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」を平成の時代にふさわしい成人式のあり方を考え、創造してゆこうという取り組みを行ったのが平成13年に発足した「新成人式研究会」です。

(続く)


マズロー

2008-01-28 | 広告

「マズローの欲求5段階説」という人間の心理を段階的に整理した有名な理論があります。①生理的欲求、②安全を求める欲求、③所属と愛の欲求、④承認や自尊の欲求、⑤自己実現の欲求ですが、実はこの上に「6段階目」があったそうです。それは、「コミュニティー(共同体)発展欲求」なのだそうです。個人として最高の段階である「自己実現の欲求」を超えて、自分が所属するコミュニティーの発展を望むことが、最高の人間の欲求だといいます。(谷口正和「日本へ回帰する時代」25P・繊研新聞社刊)に紹介されているのを読んで、そうか!と思った。電通では毎年トレンドを発表しているが、今年は「共振」だったと思います。自分に共鳴するだけでなく、共に揺れる、協調し、共に喜ぶ、「仲間との絆」。最近の世論調査で25歳以下の世代のモチベーションについて、1番が「社会貢献」。そして「自分が興味が持てる文化的な仕事」「キヤリアアップで所得を増やしたい」とやっと3番目にお金が欲しいが出てくる。お金が欲しいが絶対のモチベーションではないんですね。当然、こんな世代が物を購入するとき、「安さ」は絶対の価値ではなく、家族、仲間、社会の絆、それに連なるようなものにシフトして来るのではないだろうか。


ぴらぴらの晴れ着

2008-01-27 | きもの

なまはげが女湯に乱入したと正月明けのニュースになっていたが、作家の林真理子氏は週刊文春1/31号の連載「夜はふけてのなわとび」で、「コスプレの心理」と題して面白い指摘をしている。実際に地元の長老も林氏と同じ指摘をコメントしていましたが「伝統行事の後継者不足から、本来の行事やまつりの意味、歴史、所作や振る舞いなど、なまはげ文化を伝えることが出来なくなった結果」と憂いていた。実際なまはげ保存会でも後継者不足から学生アルバイトを頼むことも検討したそうですが、観光なまはげと同じになってしまうので、中止したとか。今回事件を起こした青年は、帰省した時に「人が足りないからやって」といわれた程度で参加したようで、伝統の部分は消え、「単にコスプレをする」という程度の意識だったので、仮面をつけることによって大胆になり、事件を起こしたもので、長老達の心配が現実のものとなってしまった。林氏は続けて「ぴらぴらの晴れ着」と章を変え、

ちょうどこのニュースが流れ出した頃、世の中は成人式。言っても仕方がないことながら、晴れ着がますますひどくなる。たいていはレンタルらしいが、女の子達はまるで制服のように、ぴらぴらした安っぽい着物だ。赤と黒のどぎつい色は、布地が悪いから、ますます汚く見える。ちょうど浅草なんかで、外国人用に売られているハンガーにかかった着物みたい。…一体着物の文化や伝統はどうなるのか、と昨年までは嘆き悲しんでいたが、そうか「彼女達は着物を着ている、などという意識はまるでない。成人式の日にコスプレをしているだけなんだ!」そう思うとすべて納得できるのではないか。とにかく1日だけ、みんなと同じ派手な変わった格好をしたいだけなのだ。

 

週刊文集の林氏のエッセーにはもう1つ有益な指摘がありますので、320円は安い。是非購入して、本文を読んでみてください。

振袖が成人式のコスプレになってきた、ということは業界内でも指摘されていたことですが、なんにしても着る人が増えることはいいことだと、呉服屋さんはじめ、レンタル屋さん、写真館もコスプレ化を助長してきて、1日を派手に装うことにばかり意識が向き、成人の日を晴れ着で祝う意味や歴史的背景、根底にある家族、一族の祝い、健康に成長した感謝、幸せへの祈り…さまざまなこと、いわば伝統文化を伝えることの意識が希薄になり、ファッション性と混同して際物、コスプレ化を競ってきた部分がある。しかしこの1~2年、このままさらにコスプレ化していっていいのか、という反省から、成人の日の意味合い、本質をしっかり伝えてゆこうという動きが業界の内外から出てきた。成人の日が、伝統文化の部分を消し、コスプレ化して、観光なまはげのようにならないように、いまが正念場かも。

 

 

 


重いものを運ぶには…

2008-01-26 | 家族

今朝は今年初めて野球小僧のクラブチームの準備のお手伝い。夏など6時集合は普通なので、今朝の8時グランド集合は、楽ちん、まぁ助かった。グランド準備は、2tトラックと軽トラックに倉庫で積み込み、運んできた子供たちの練習のための様々な道具をグランドに運び込み、ネットを張ったり所定の準備をすること。ネットやテント、放送施設、水撒きホースや発電機、机に椅子、練習用ボールやバット、トンボにベース板と、結構な量になる。冬場はストーブなどの準備も父兄でする。また関係者への湯茶の準備や子供たちの昼食の炊き出しとお母さん達はもっと大変。グランド準備は、日によってお父さん方の人数が異なるので、少ない時は大変。新参者の私は指示に従い、黙々とやるだけなのですが、普段身体を使っていないだけに正直きつい。今朝は1℃と寒く、場所は河川敷。しかし日頃の行いが良いのか、本日は風もなく、陽が差して、身体を動かしていると温かいくらいの陽気。久し振りで、霜柱をさくさくと踏んで歩き、準備。

本日は4人しかお父さんがいないので、かなりの回数を車とグランドを往復。重い荷物を運びながら、身体がミシミシいっているのがわかる。余りの道の長さに途中で荷を降ろしてとも考えたが、ゆっくりでも下を見ながら、止まらずに慎重に足を運んでゆくことにした。目的地まで見てしまうと、大げさに言えば気が遠くなりそう。徳川家康は「人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くがごとし」といっていたが、確かに先を見ると気が遠くなることも、諦めてしまうようなこともあるが、1歩1歩と足を運んでゆけば、いつか必ず目的地に行き着く。苦しい時ほど、足元の1歩が大切。そんなことを考えながら野球道具を運んでいました。しかし身体が痛い。


笑施

2008-01-25 | 日々雑感

お布施というと「幾ら包む…」となってしまいますが、本来は「人に分け与えること」を意味し、金銭や衣食を施す「財施」、お経や法話など精神的に施す「法施」などあるそうですが、その中に「和顔愛語・わげんあいご」といい、笑顔で人に接し、優しい言葉で語りかけることもお布施の1つで、「笑施」、或は「顔施」というそうです。初めて知りました。確かに笑顔の素敵な人は大好きです。そういえば花が咲くことを「笑う」といいます。「山笑う」という季語もあります。


いい呉服店の選び方

2008-01-19 | きもの

われや先 人や先、今日とも知らず、明日とも知らず

今週講演をお願いしていた講師の方の妹さんが昨夜なくなられた。未だ多分40歳になるか、ならないかの若さ。冒頭の言葉は蓮如上人の言葉ですが、ほんとうに人の生き死には誰にもわからないこと、とはいえ大事な人の死の悲しみは大きく、深い。心よりご冥福をお祈りいたします。

「がんばらない」「あきらめない」などの著者で、地域に開かれた医療を目指す医師としても有名な鎌田實先生。この鎌田先生が「いい医師の選び方」を教えている。

①話をよく聞いてくれる医者

②話がわかる医者

③薬に頼らない医者

④暮らしの注意をしてくれる医者

⑤専門医を紹介してくれる医者

⑥家族まで気を遣ってくれる医者

⑦地域の施設に詳しい医者

⑧セカンドオピニオンを用意できる医者

⑨患者の辛さや苦しさだけじゃなく、寂しさ空しさをわかってくれる医者

⑩本当のことを言ってくれる医者

この医者という言葉を「呉服屋」と置き換えたら、「いい呉服屋さんの選び方」となりませんかね。

 

 


ブレインサイクル

2008-01-16 | 広告

感性マーケテイングの第一人者として活躍中の黒川伊保子さんは、「ブレインサイクル・脳内周期」をベースの感性トレンドを分析、今後の市場の動向やヒットの条件を予測している。

そもそも人間には、ある一定の生体刺激が長期間続くと、この刺激に対して緩慢になる(=飽きる)という特性があるそうです。そのメカニズムと密接に関係しているのが、ヒトの骨髄液が7年ですべて入れ替わることなのだそうです。同時に免疫システムも7年で入れ替わるため、最初は刺激を感じていたものも7年経っと生体が受け入れて、刺激ではなくなって飽きてしまう。「アトピーが7年目に突如治った」という例も少なくないそうで、このメカニズムを考えると「7年目の浮気」という言葉もあながち迷信ではないような…。で、黒川さんによると、この7年という期間が大衆(=消費者)の気分の周期の”基本単位”となって「デジタル期」と「アナログ期」の2つの気分がそれぞれ28年(7年×4フェイズ)、つまり56年周忌で繰り返すのだそうです。それが大衆のブレインサイクル(脳内周期)です。直近では、1999年を境に「デジタル気分」から「アナログ気分」に変わり、現在はアナログ気分のブレイク期の真っ只中にあるそうです

デジタル気分とは、男性の脳の特長で合理性や整然としたもの(モノトーンや光沢、直線、楔形)、誰もが納得できる論理的なものに価値観を見出します。一方アナログ気分とは、女性的な思考の特徴で、複雑でデコラティブなものや、ドラマチックなものを好み、多様であること(=主観的な価値観)を求める傾向にあり、金額やランクではなく、なんとなくそう感じるとか、ナゼか気になるといった理屈では説明できない、直感的なものに行動を促されるなどの特徴があります。

で、ウエディングにこれを当てはめてみる1985年~1998年のデジタル期後半は、パットなどで肩を強調したデザインや、すっきりとしたAラインのシルエットが定番でした。それがアナログ期に入ると、肩を出したビスチェタイプが人気となり、異素材を組み合わせた、より複雑性の高い、グラマラスなデザインが主流に。アナログ気分が最高潮へ向かう今後は、より変則的なデコルテ・ラインのデザインや、素肌よりも複雑なディテールの袖、デコラティブな小物たちがトレンドになるのではないかと思われます。又料理も、デジタル期は定番料理を品数多く供することが求められてきましたが、アナログ期に入ると、盛り付けの繊細さや和と洋の融合、そして何よりメニューの多様性が広がりました。

そしてこれからの時代のブライダルのキーワードは「魂婚(たまこん)の時代」。アナログ気分ブレーク期の現在は、人々は「時を越えた、長い物語」を欲するようになってきています。ゴージャス&グラマラスから、より”ものがたり”性のあるロイヤルへ、表面的な贅沢より、古来のしきたりや作法を重んじた内面的でスピリチュアルなものが重視されるということです。ブライダルの現場に置き換えれば、儀式そののもの由来や作法の意味をきちんと理解し、カスタマーにきちんと語れる力が求められています。商品造成に関しても、単純に価格帯で分けたラインナップではなく、それぞれの意味やストーリーの違い、バリエーションを考える必要があります。企画担当者は”ものがたり”と共に会場や商品、サービスのPR戦略を考えなくてはなりません。アナログ期は多様性の時代であり、自分らしさを求めるカスタマーの支持を得ることは容易ではありません。しかしう裏を返せば、忘れつつあった”ものがたり”を掘り起こせば、新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれません。カスタマーが”ものがたり”を語り、それに共感した家族やゲストに語る…。それはウエディングシーンに限ったことではなく、呉服業界でも参考にできるヒントなのではないでしょうか。(くらしHOW 02より)

 


成人式

2008-01-15 | きもの

成人式の翌日、どんな風に成人式の模様が報道されているか興味津々なのですが、ナント毎日新聞は社会面にベタ記事で「成人式後に泥酔パトカー窓割る」「酒気帯び新成人お断り」のなんとも悪意?というか、ステレオタイプ、旧式発想の記事しか掲載されていない。どうもマスコミは、ホンの少数の「最近の若い者は…」を取り上げる傾向がある。特に今年なんか、無理して探し出して記事にしている感じ。これは一体なんなのでしょうね。何か不安な、ややもすれば暗い世相。もっと励まし、笑顔になり、元気がでる記事であればいいのに、と毎年思うのですが、今年は特に思います。個人的には毎日新聞はどこよりも親近感があり、好きな新聞なのですが、どうも最近の報道姿勢には??です。

昨日の続きですが、江東区の成人式でも男性の着物姿が目立ちました。、おしゃれな羽織と長着の人も見かけましたが、相変らずヤンキータイプにバカ殿様、悪代官風のキンキラタイプも少なくない。しかし意外とお父さんか、おじいさんの黒紋付を着てという新成人も多く、オャッという感じ。男物の着物の流れの変化を感じた成人式でした。


昭和は、遠くにー

2008-01-14 | きもの

今日は成人式。心配した空模様も都内はなんとかもった。今年は成人式も還暦で、戦後蕨市で誕生してから60回目だそうです。そして最後の昭和生まれの成人式。いつの間にか、平成も20年になってしまったのですね。寒空の中、下町の成人式の振袖姿を見てみようと解散時間の13時に江東区の会場へ。仕度に時間がかかり、タクシーで。しかし会場を知らないタクシーに運悪く乗り合わせ、ナビを頼りに行くが、遠回り。最近思うのだがナビ頼りだから、益々タクシー運転手のプロが少なくなってきているように思う。

オリコンの成人式直前の調査によると、成人式の出席予定者は昨年より3.2%増えて、「78%」。女性は95%が振袖を着て出席予定。この5年間で最も高い出席予定です。毎年マスコミは、荒れる成人式を記事にしようとする意地悪さを感じますが、全国的に平穏無事な成人式だったようです。同じオリコンの新成人への「尊敬する人」アンケートでも1位「親」、2位「先生」、3位「友人、イチロー」、5位「先輩」。なんかすごく拍子抜けするような、安心するような回答ではありませんか。

さて江東区の会場は振袖姿のお嬢さんでいっぱい。それは壮観でした。最近はお母さんの振袖を着用する方が多いのか、私の若い頃に振袖カタログで撮影したような記憶のある懐かしい振袖を何人も見て、30年前から現代まで、振袖の歴史を見るようで少し複雑でした。帯結びや髪型、髪飾りでそれとわかるのですが、確かにレンタルも多い。昨年は我が家の娘が成人式だったので、中央区の会場に行ったのですが、江東区は下町独特の感じ、雰囲気があります。アラレに言わせるとメイクが濃いよね、とのこと。そんな中でバツグンに目を惹いたのが大島紬の振袖。お話を聞いたら、お母さんと呉服屋さんで選んだとのことでしたが、華やかな色柄が一般的な中で、勧める呉服屋さんも個性的だし、選ぶ方も個性的。帯も源氏香の柄で、シックで、エレガントな振袖姿でした。


正五九参り

2008-01-13 | きもの

先週9日、いつものように銚子の14geさん、勝田台の6348さん、そしてつくば市のT2さんと大杉神社に初詣。古くから伝統ある神社仏閣には、陰陽五行説から発達した気学で、正月、五月、九月が最も神様のご利益を請けやすい月として、この月にお参りすると願い事が叶うという「正五九参り」という習慣がある。私1人では続かなかっただろうが、3人でということがあって今年も正月、しかも初めて松の内に大杉神社に詣でました。大杉神社はこの数年、最も栄えた正徳五年(1715年・徳川6代将軍家宣、7代将軍家継の時代で新井白石が活躍した時代)当時の壮麗な社殿を再現しようと平成の大造営を進めているので、この数年いつも工事中。しかも、お参りに来るたびに目に見えて立派になってゆく社殿を見ていると、大杉神社の勢いを感じ、我がことのようにすごく気分がいい。

 

つま先がひんやりと感じる本殿で、厳かにお祓いを受け、14geの奉納した神楽を見ていると日頃の雑事や悩み事が頭から抜けてゆくのを感じる。いつものことですが、いざお参りする自分の番になると頭が余りにもすっきりしてしまい、ただただ頭をたれ、無心になってしまい、願い事を忘れてしまう。まあ願い事は御神札に書いているので大丈夫だと思うのですが…。お参りのあと、宮司さんのご招待で参集殿に別席を設けていただきました。平安朝の貴族が使ったような塗りの丸高杯(たかつき)に、数の子(子孫繁栄)、黒豆(豆に暮らせるように)、昆布巻き(慶ぶ)、田づくり(豊作豊穣祈願)、ちょろぎ(長老喜、長寿・これが根っこというのを今回初めて知った)のおせちの5品が盛られ、お神酒で新年のご挨拶。器が違うと、随分気分が違うものですね。

今年は36年に1度の「子の年」。十二支が一巡して「了・おわり」、新たな一歩が「一・はじまる」という意味で「了と一」が合成されて「子」と表記されたもので、字義はねずみの子ではないそうです。最近は、神社仏閣にも格差が出始めてきたそうです。大杉神社は昨年以上の初詣客で三が日にぎわったそうですが幾つか変化があったそうです。いままで五曜に関係なかったのですが今年は2日が仏滅で大幅に初詣の人数が減ったそうです。その代わり、3日大安は大賑わい。又飲酒運転が厳しくなったためか、お参りを済ますと露店をぶらぶらせずに一直線に帰路に。都会からの初詣客も増え、ネットで神社のご利益など調べてきている様子が伺え、ハイテクな時代なのに、ご利益や祈願ごとなどスピリチュアルなものに注目が集まってきているのを感じるそうです。「1つの意識が変われば、全部の意識が変わるよ」との宮司さんの言葉、確かに101匹の猿現象ではありませんが、「世の中アッというまに変わってしまう」。その変わる年が今年のようです。

さまざまな宮司さんのアイデアや思いがけない視点からのお話を聞いているうちにあっという間に時間が過ぎて行きます。いつもながらの示唆に富んだおはなしをお聞かせ頂き、参拝した4人、はてさてどのようにしたらご利益にできるか、知恵の絞り方次第ですが、なんとか成果にしたいものです。