独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

きもの、きもの

2006-11-14 | きもの
今日取引先のS社に打合せにお伺いしたら、会長はじめ主だった方々が、みんな着物。そういえば「明日、15日は着物の日ですよね」と思い至たったが、ここ2,3日着物で通勤しているとは、担当部長。そう言えばここの社員のAさん、ラッシュをモノともせずに着物姿で通勤しているとブログに書いてあった。愛染蔵やたけうちの倒産、業界にもお客様にも多大な迷惑を掛けたが、すべてがマイナスばかりではなく、業界を覚醒させた(本当に覚醒して欲しいのですが…)のは、せめてもの救いかも。でも、様々な着物姿、特に男性の着物姿を見ると[参考になる」。いまどきは、アンサンブルを着る人は皆無で、羽織と長着のコーディネイトがとてもおしゃれで、見ていて楽しい。同時に「そうか!ああいう羽織がいいな!」「袖なしも1枚は欲しいな」と久し振りに着物買いたいが覚醒してきた。業界人が、素敵な着物姿でいるだけで、きもの需要を拡大できるような気が確かにする。

明日は私達のグループも着物で会議をしようよ!ということになっている。で、コレッ!と思っていた着物を拡げたら「カビ!」で仰天。もう20年位前になるが、高崎に草木染めの山青樹さんをお訪ねしたときに、箪笥の中から見せて頂いたツルバミで染めた反物、いっぺんで気に入って、買ってしまった。仕立てて、どういう訳か着るチャンスを逃してきてしまって今日になってしまったのですが、さすがにショック。久し振りに町の悉皆屋さんに出してみようかと、相談に行ったら、とても素敵な笑顔の親方、という言葉がピッタリの職人肌の人。第一印象は大切ですね。コレで腕も、金額もイメージ通りだといいのですが…
さて、明日は何を着てゆこう。夕方はそのまま出張だし…