独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

スゴすぎ!

2006-11-09 | 美波

昨年から契約している女優の美波 。最初の撮影が1年前の19歳の誕生日。それからわずか1年しかたっていないが、この1年の間の美波の進歩は目を見張るよう。昨日は、振袖の最終図案打合せ。6月から進めていた成人式に美波 自身が着る振袖を自分でデザインしたいとのことで、美波 が原画を描き、永山さんがディレクションしながら図案作りを進めてきたもの。当然かなり個性的。自分のもの、ということもありますが、美的センスの高い美波 、中途半端な妥協はしないから、結構注文がある。しかし、永山さんもきもの作りが好きだから、美波の言葉に触発され、アイデアが膨らむのか、2人の会話はどんどん盛り上がってゆき、終わりを知らない。そんなことでもうタイムリミットがきてしまい、今日決まらないと…というギリギリの時間の打合せでしたが、美波 から1発でOKが出て、ホッ。確かに前回の図案と比べると格段とよくなっている。1月4日にこの振袖を着てのマスコミ披露が決まりました。今からワクワクです。

美波は、ちょうど主演映画の撮影を終えたばかり。映画は、芥川賞作家・絲山秋子原作の「逃亡くそたわけ」。9~10月と舞台の九州を、同じところに2日と泊まらなかったという強行スケジュールで撮影。音取りなどまだ映画の作業はあるのですが、ひとまず撮り終えて、ホッとしたというが、一皮むけた、と俗に言いますが、内面から出てくるものがまぶしいくらいで、一段と美しさに磨きがかかり、シャープになってきた。9月に蜷川幸雄演出の「エレンディラ」が公演延期になり、入れ込んでいただけに落ち込んでいた美波 。でも、「このアクシデントは意味があること。私には必要なこと。」と前向きに、ポジティブに受け止め、乗り越えてゆこうとしていただけに、この映画の話が舞い込んできたとき「そうか!この映画に主演するために、エレンディラが延期になったんだ」と思ったそうです。延期のお陰で、ニューヨークにも1ヶ月行けたし、いい時間をもらえたと今でこそニコニコ語る美波ですが、わずか二十歳ですごいものだ。マネージヤーのAさんによると、映画や舞台の話が増え、出演作を選べるようになってきたかな、ということで、これからの活躍がますます楽しみな美波 です。

そのニューヨーク滞在中に撮りためた写真を1ページですが[ファットフォト」という隔月刊の写真雑誌に10・11月号から「連彩」と題し、写真を発表し始めた美波。ホリプロの美波のページでもギャラリーが発表されていますので、一度ぜひご覧になってください。