Tout est bien qui finit bien.

結果オーライ(笑)

「新ブラックジャックによろしく」の佐藤秀峰氏、ウェブ配信開始へ

2009-04-16 | Web/PC
2009年3月4日のエントリー「ブラックジャックによろしく」休載の裏側 の続報って感じのニュースになります。

「新ブラックジャックによろしく」をスピリッツに連載中の佐藤秀峰さんが、出版社に頼らない漫画制作を実現すべく、雑誌掲載後1ヵ月後にウェブで作品を公開する試みを始めることにしたそうです。時期や購読料(ダウンロードフィー?)などはまだ不明とのこと。

「出版社に頼らない漫画制作を」――「新ブラックジャックによろしく」作者自らWeb配信 - ITmedia News
漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中の「新ブラックジャックによろしく」を、作者の佐藤秀峰さん自らWebサイトで公開する。雑誌掲載1カ月後に掲載する予定だが、開始時期や価格などは明らかにしていない。

佐藤さんが4月13日に更新したWebサイトの「漫画制作日記」によると、新ブラックジャックによろしくは、編集者との打ち合わせなしで執筆しているという。その作品を直接Web配信することで、「出版社に頼ることなく、一定の質とスピードを保って漫画を制作し続けることができるか実験」するとしている。

佐藤さんはこれまで、Webサイトで漫画雑誌編集部とのトラブルを明かしたり、漫画の原稿料を公表して「安すぎる」と指摘し、話題になっていた。

今後、漫画雑誌不況が深刻化し、単行本の印税だけが漫画家の収入になれば、「漫画家の生活はさらに不安定になる」と指摘。「漫画家の側から答えを提示する必要がある」と考えWeb配信を決めたという。


記事にもありますが、雑誌不況が進行していった先で、漫画家の作家としての生活が単行本の印税だけで賄って行けるのか? 他に収入の道を探す必要があるのではないか? ということも含め、作家側から答えを提示することのテストケースと佐藤さんは考えてるようです。

この問題、雑誌業界というか出版業界と作家という図式だけでなく、他の業界にも同じようなことが言える問題のような気がします。

ウェブ業界では小さな制作会社が淘汰され、更に個人のデザイナーなども相当厳しい状況になっていますし、大手数社は逆に仕事が集中したりもしてるようですし、個人のウェブ関連のデザイナーのサバイバルは今後はますます深刻化しそうです。

流れに敏感な一部のデザイナーは個人でやりつつ必要に応じてユニットを組んで仕掛けたり、ウェブでのアピールを意識して増やしてたり、いろいろやってますし。デザイナーが「私はデザイナーです」とデンとしてられた時代が懐かしい感じです。
デザイナーであり自分を商品としてプロデュースするプロデューサーであり、ユニットのエージェントになって動いたり、、今後はそういう多才さが資質として必要になってくのだろうとボヤッと思ったりしましたと言うかしてます。はい。

そう言えば最近というかもう10年近く漫画雑誌って買っていない気がします。

新ブラックジャックによろしく 1 移植編 (1)
(ビッグコミックススペシャル)

佐藤 秀峰
小学館

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