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jump in the box

この小さな箱の中で飛んだり跳ねたりしてみます(笑)

思わぬ敵

2004年08月10日 | 家族
「夜寝る時はおじいちゃんとおばあちゃんと一緒に寝てるねん」
無事に田舎にたどり着いたチーちゃんは電話口でケロケロと笑いながら言った。

祖父祖母がいるとはいえ
まだ小学校3年生のチーちゃんにとって
涼しくて静かなまだ「暗闇」という言葉が使用可能な夜は
ホームシックになるには十分すぎる環境であって
毎晩電話をかけてきてはその日のできごとと寂しさを報告してくれる。

昨夜はたまたま早く帰ったので僕が電話に出た。
「あ~っ!パパやぁ~!」
耳が痛いほどの勢いでマシンガンは放たれた(笑)
「あんな、あんな今日なおばあちゃんと一緒にな…」
「そんでな、そんでなその後はな…」
「ちゃうねん、ちゃうねんそうじゃなくてな…」
受話器をちょっと耳から遠ざけて相槌を打つ。
「…やってん。ってパパ聞いてる?」
「聞いてるってば」
ちゃんとチェックを入れてくる抜け目のないオンナ、チーちゃん(9歳)
誰に似たのか先が思いやられる(爆)

着いた日の事や前日の様子は嫁さんから聞いていたのだけれど
チーちゃんのおしゃべりは止まず、
昨日の出来事や一昨日の出来事を思いつくままに話してくれる(笑)

ひとしきり話し終えると満足したのか電話を切ろうとするので(笑)
「ちょっと待ってよ~」とストップをかけ聞いてみた。
「寂しいんちゃうの?」
するとややトーンダウンしながら
「うん、夜になると寂しくなんねん…」
う~っ!愛いやつめ!(笑)

「パパに会えなくて寂しいでしょ?」
「うん、だから今日電話でしゃべれて嬉しかった」
かぁ~っ!もうパパメロメロ(爆)

「パパの大事さわかったやろ?」
「うん…」
「もうこれから『意地悪パパ』とか『ひよこパパ』とか言わないでね(笑)」

『ひよこパパ』はチーちゃんがまだ幼稚園の頃
僕が散髪から帰ってきた時に短くつんつんの髪の毛を見て
「ひよこみたい~っ」と言った時に爆笑しちゃったもんだから
それ以来調子に乗ってそう呼び続けているあだ名。
家の中ではかまわないが
外出した時などに大声で「ひよこパパ~」とか呼ぶので
ほとほと困っているのである。

「ん~ それは無理」あっさり拒否するチーちゃん(泣)
「それに…パパうそつきやし」
おや、まだ根に持ってたんか?(笑)
「はぁ?何でよ~ パパは冗談は言うけど嘘は言わんで!」
そう切り返すと

「だっておじいちゃんが言うてたもん」
「何を?」
「パパ子供の頃、夏休みの宿題やってへんかったんやろ?」

どっひゃー!

チーちゃんには田舎に帰るまでに夏休みの宿題を終わらせるように
かなりきつく言ってやらせていたのだけれど
その時に「パパはちゃんとやってたん?」と聞くから
つい「当たり前やん。パパは8月入ったらのんびりしてたで」と言ってしまったのだった。

「おじいちゃんがな『パパが8月のんびりしてたのは早めに宿題やったからじゃなくて、全然やらんかっただけや』って言うてたもん!」

くっ…

まさかこんなところに敵がいようとは…
しかも敵は親父だったなんて(爆)

「だからこれから『うそつきパパ』って言うわ(笑)」
「えー? そんなぁ~」
「他にもパパの子供の頃の話いっぱい聞いとくわ」
「お願い!それだけはやめて~!(爆)」

いやね、身から出た錆といいますか…
確かにね、夏休みの宿題なんて一切やらずに遊びまくって
2学期に入ってから友達の丸写ししたのは事実ですけども(事実なんかいっ 爆)
親父さんよ…
だからってそれをそのまま孫に言うこたぁないだろ…(泣)

背後から親父とお袋の大きな笑い声が聞こえる…
いかん…何と言っても僕の両親である。
このままほっておいたらある事ない事言うに決まっている(笑)

チーちゃんが変な知恵をつけてしまう前に
一刻も早く敵の手から奪還でねば!(笑)

そんなわけで
12日から15日まで田舎に帰ることにしました。
出発は12日午前4時。
早朝に奇襲をかける作戦である(笑)

大人への階段は塩味と共に

2004年08月09日 | 家族
朝からそわそわと落ち着かない空気に支配されていた。
8月7日土曜日、長女チーちゃんの旅立ちの日だった。

生まれて初めての一人旅。
といっても難波から名古屋まで近鉄特急で
ノンストップ2時間の旅なんだけどね(笑)

チーちゃんの期待と不安と興奮と迷いと後悔が痛いほど伝わってくる。
ピンク色のリュックサックにお菓子とマンガと
お絵描きノートと色鉛筆を詰め込んだ。
肩からかけるポーチには携帯電話と切符と財布。
ここまで準備してしまったらもう後には引けない。
半分以上残った朝食の菓子パンが
チーちゃんの心情を表現している。

そうしながらも粛々と出かける準備は進んでいく
午前9:30、我が家族に義母も一緒に5人で車に乗り込みいざ出発。

土曜日の午前中だというのに高速道路はやけに渋滞していて
普段なら30分もかからないところが1時間近くかかりそうだった。
電車は12:00発なので間に合わない事はないけれど
ずっと黙ったままのチーちゃんは
「このまま間に合わなかったらいいのに」と
ちょっぴり思っていたはずだ(笑)

いつもなら車に乗ったとたんに
「ねぇ、まだ着かないの?」
「もう、半分来た?」
「あと何分で着くん?」
「気分悪くなってきた」
と10分も走ってないのに質問攻めで
僕らを困らせる天才のチーちゃんなのだが(笑)
今日はチャイルドシートでご機嫌なニパちゃんの隣で
ピンクのリュックをひざに抱いてずっと黙っている。

嫁さんも僕も口元に笑みを浮かべている。
ニパちゃんの「う~、あ~」という歌声と
ラジオから流れる浜村淳の映画解説が車内に流れている。

車はいつしか渋滞の列を抜け出していた。

O-CATの駐車場に車を滑り込ませたのは11:00少し前だった。
電車までの時間はまだちょっとある。
喫茶店に入ってお茶することにした。
嫁さんと僕はアイスコーヒー、義母はカプチーノ
チーちゃんは「水だけでいい」と言った。

そういえば
僕が初めて親から離れて旅をしたのは中学一年だった。
神奈川の親戚の家まで行ったのだが
一人ではなく小学校5年の弟と小学校3年の妹を連れての3人旅。

飯田線の急行で新宿まで行き
小田急に乗り換えて本厚木まで。
本厚木でようやく親戚と合流する予定だった。

田舎では車での移動がほとんどで
小学校の頃は電車に乗った記憶がほとんどない。
電車に乗ってしまえば寝ていても新宿に着くという簡単な旅でも小学生の弟と妹を連れての行程は気が遠くなりそうなほど不安だったし
責任感と極度の緊張で母の持たせてくれたおにぎりも
ほとんど食べられなかったのを思い出した。

チーちゃんは水をこくりと飲み干すと
気合いを入れようとほぅとひとつ息をつく。
今日は僕のボケに対する突っ込みにもキレがない(爆)

喫茶店を出て電車の中で食べるお昼ご飯を買う事にした。
本人の希望でお弁当ではなくマクドナルドに寄る。
ハッピーセットのハムちゃんも緊張感には勝てないらしく
チキンナゲットとフライドポテトだけを買い駅に向かった。

ホームの売店でお茶を買って
マクドナルドの袋に入れる。

12:00難波発の名古屋行き近鉄特急は11:45に静かにホームに入ってきた。
ここまでくるとさすがに度胸を決めたようで
チーちゃんの頬に少し赤みが戻ってきた。

電車に乗り込み自分で切符を確認して座席を見つけたのを確認して
僕らも電車に乗り込んだ。
座席のチーちゃんは今日一番いい表情で笑った。

後ろの座席のお姉さん2人組に事情を話して
注意して見ていてもらうようにお願いをした。
とても明るく面倒見の良い方で快く引き受けて下さった。

座席の上でニパちゃんをぎゅっと抱きしめていると
まもなく発車しますとアナウンスが鳴った。
僕らはホームに出て窓の外からチーちゃんを見る。

目にはうっすらと涙が浮かんでいたけれど
不安に負けそうな自分を振り払うかのように
チーちゃんはちょっとひきつった精一杯の笑顔を僕らに投げた。

電車は定刻どおりゆっくりとすべる様に動き始めた。
電車が地下の暗闇に消えて見えなくなったのを確認して
ホームから名古屋で待つ母に電話を入れた。

その後僕は仕事に向かい
嫁さんと義母はニパちゃんと親子三代で
久しぶりのミナミを探索に出かけた。

中学一年の僕の旅は順調だったのだろう。
神奈川まで行く時の記憶がほとんどない。
本厚木の駅で叔母の顔を見て体中の力が抜けた感覚だけが残っている。

それでも子供だけの旅で僕はずっと緊張していたのだと思う。
帰りの日、本厚木の駅まで叔母に送ってもらい
電車の中で食べるようにと
マクドナルドでハンバーガーとポテトを買ってもらった。

当時田舎にはマクドナルドなどなく
生まれてはじめてのマクドナルドに都会のニオイを感じて
嬉しいような恥ずかしいような不思議な気持ちだった。

小田急で新宿まで出てJR(当時はまだ国鉄だったっけ)の中央線経由飯田行き
グリーンとオレンジの湘南カラーの急行電車に乗り込んだ。

夏の観光シーズンとあって車内は混雑していて
僕らは車両と車両の間の連結部分に居場所を見つけた。
荷物を椅子代わりにして妹と弟を座らせ
僕は立ったまま窓の外を眺めていた。

その連結部には僕らの他に大学生風のお兄さんが2人、中年の夫婦が一組同じように窓の外を眺めていた。

電車が甲府を過ぎた頃だったろうか
極度の緊張と疲れかが出たらしく
窓の外の景色が突然ゆれ始め、目の前が真っ暗になった。

何が起こったのかわからなかったのだけれど
目を開けるとやけにまぶしくて
そのうちに一緒にいた大学生風のお兄さんの顔がどアップで目に飛び込んできた。

どうやら僕は気を失って倒れたようだった。

中年のご夫婦ももう一人のお兄さんも
みんなで体を支えて僕の顔を覗き込んでいた。
妹と弟の泣きじゃくる声が聞こえきて
僕は初めて自分の置かれた状況を思い出した。

車掌さんの計らいで次の駅で下りる方に席を譲っていただいて
僕ら兄弟はボックスシートに案内された。

連結部にいた方々と車掌さん、席を譲ってくださった方に
弟が何度も何度もお礼を言っていた。
妹はまだ泣きじゃくっていた。

いくつか駅を過ぎると車内に空席がみられるようになっていた。
ようやく安心した僕らは叔母に買ってもらったマクドナルドを思い出した。
駅の売店で買った缶ジュースはもうぬるくなっていたし
ポテトは冷えてしなしなになっていたけれど
初めて食べるポテトに感動した。
あの塩味がざらついた記憶として今も舌に残っている。

まだ夏の暑さが残る夕方
事務所でPCに向かっている僕の携帯が「さくらんぼ」のメロディを響かせた。
チーちゃんからの電話だった。

「今、田舎についたよ!」
明るくはずむような声に安心して微笑む
「おばあちゃんとはすぐ会えた?」
「後ろの席のお姉さんにちゃんとお礼言った?」
「お昼はちゃんと食べられたの?」
僕が矢継ぎ早に繰り出す質問にチーちゃんが答える
「うん、すぐわかったよ」
「ちゃんとありがとうって言ったよ」
うんうん、頷きながら顔が緩む。
最後にちょっと涙声でチーちゃんは言った。

「でもな、何か食欲なくてポテトちょこっとしか食べられへんかった」

僕の口の中にあの夏の塩味が広がった。





華麗なる晩餐

2004年08月06日 | 家族
タイトルですでにお分かりのことと思いますが(笑)
昨日の記事の通り
昨夜はカレーでした。

ひき肉とたまねぎとニンジンとしめじ入りのルウに
オリーブオイルで炒めた小さめの茄子のトッピング。

微妙な時間帯に帰宅してしまったため
チーちゃん(長女 9歳)ニパちゃん(次女 9ヶ月)と嫁隊員(嫁さん 18歳)はすでに寝ていた。

さぱっと風呂を終えて
ほのかにカレーの香りが残る台所に向かう。
大きめの鍋の中にはひき肉たっぷりのカレールウ。

まずは鍋に火を入れ
すでに炒めて置いてあった茄子を
もう一度温めなおすためにフライパンもコンロの上に

炊飯器の中には炊きたてのご飯…
が、その隣に昨夜の残りご飯を発見。
炊飯器のご飯に手をつけても怒られる事はないけれど
これを見過ごしてしまうと
このままご飯が残ったまま一週間ってな事態になりかねないので(笑)
とりあえず残りご飯を片つけることに。

一度カレーをかき混ぜる
お玉を一回二回とまわすたびに
食欲をそそる香りが立ち昇り台所を満たして行く。

フライパンに茄子を放り込み軽く炒める。
菜箸の先では鮮やかな紫のドレスを纏った小さな茄子たちが
軽やかなステップを踏む。

冷やご飯というほど冷たくもないご飯の塊(笑)を
大き目の平らなお皿に盛る。

鍋からはいい具合にクツクツとマグマが煮えたぎるような音
ひとしきり踊った茄子は程よく温められ湯気を上げている。
大きな皿の左半分に寄せられたご飯は待ちきれない様子(笑)
本当に待ちきれないのは僕だって事は言うまでもない。

フライパンから茄子を取り出して
一つまた一つとご飯の上に乗せていく。
ちょっと余分目に乗せちゃおう!

鍋の火を止めて左手にズシリと重量感のある皿を持ち
右手のお玉でねべをかき混ぜつつ
ニンジンとしめじとひき肉のバランスが取れるように注意深くすくい
ご飯と茄子の半分にだけかけながら
皿の右半分の空いたスペースをルウで侵略する。

湯気と共に鼻腔を刺激するカレーの香りに
口中では大量の唾液が生産され続ける。

平らな皿からこぼれ落ちないように気をつけながら
2度、3度とルウをかけ入れる。

皿を持つ左手はふるえ
喉は刺激を待つかのように鳴り
鼻はその香りに息を荒くし

空はひびわれ
太陽は燃え尽き
海は枯れ果てて
月は砕け散ったりはしなかったけれど
脳の前の辺りがぼぅっとしてくる(笑)

もうだめだ我慢ならん!

左手に皿、右手にスプーンを掴んで
小走りに居間に駆け込み
座るのももどかしく机の上に皿を置き

蛍光灯の光が銀色に鈍く輝かせるスプーンを
カレールウの海に差し入れすくい上げ
ご飯と茄子に少しかけながら
宅地造成をするショベルカーのごとくご飯の丘を崩し
注意深くルウとご飯のバランスを見ながら持ち上げる。

スプーンの上にはカレーライスという無限の大宇宙の縮小版が乗っている。
口元まで運ぶのが待ちきれず
猫背を加速させて顔全体でスプーンを迎えに行く。

鼻腔をすり抜けるスパイスの香り
大きく口をあけ
銀色のスプーンに乗った小宇宙を口中に放り込んだ。



ぬるい(爆)

はふはふのはへーほふはふはひひははははへふほひはっはほひ
(アツアツのカレーをはふはふ言いながら食べるつもりだったのに)
口の中に入れたカレーは
ルウもご飯も茄子も中途半端にぬるかった…(泣)

あまりに焦っていた僕はカレーも茄子も
アツアツになる前に盛り付けてしまったのだった…

ヒデキサンゲキである(笑)

何が食べたい?

2004年08月05日 | 家族
以前の記事でも書いたんですけども
嫁さんにとって毎日の献立考えるのが相当苦痛なようで
昨夜もテレビ見ながらまったりしていると
「ねぇ、何が食べたい?」と聞いてきた。

時間も時間だし、と思って
「○○ちゃん(嫁さんの名前ね)食べたい」と言ったら
思いっきり蹴飛ばされました(爆)

気を取り直して考えてみたんですけども
僕は食べるものにあんまり執着がないんですね。
基本的にどんなものでも美味しくいただけます。
これは本当に幸せな性格で
職場の同僚やOL様などが
「あの店の○○は不味かったよなぁ」とか
「もう二度とあの店には行かない」とか言ってるのを聞くと
そういう「損した」と思う経験が少ない僕は幸せだと思うわけです(笑)

これは決して味覚オンチというわけではなくて
「美味しい」を基準にプラスマイナスで評価するのではなく
スタートラインが「美味しい」なんですね。
こうするとどこで何食べても「美味しい」んです。
あえて言うなら減点法ではなく加点法での採点ってことですね(笑)
点数つけながら食べてるわけじゃないんですけども
「この間の店も美味しかったけどこの店はもっと美味しい」程度には味はわかるつもりです(笑)

ですから、毎日の晩御飯にもこだわりがなく
作ってくれたものを美味しくいただくだけなのです。
だから本当に晩御飯の献立なんて何でもいいんです(笑)

あ、嫁さんの名誉のために言っておきますが
はっきり言って料理は上手ですよ(笑)

そんなわけで
先の質問に対する答えはいつも同じ
「何でもいいよ」になっちゃうんですね

でもそれは僕の気持ちであって
家族の健康や経済的な事情を考えて(苦笑)
献立に悩んでいる嫁さんにはムカつく返事でしかないわけで…

「それが一番困るねん」とご機嫌ナナメな発言を引き出す結果になってしまう。
「だって、貴女のご飯は何でも美味しいから…」とフォローを入れたつもりが
「また、すぐそうやって誤魔化す」と事態を悪化させるだけだったりする(笑)

そこで昨夜はちょっと違う返事をしてみた
「カレー食べたいなぁ」

「あんた、いつもカレーって言ってない?」嫁さんは笑顔で返した
1ポイント獲得!

「だって他の家に比べたら我が家のカレー率低いねんもん」
「あはは、カレー率て(笑)」豪快に笑う嫁さん
更に1ポイント追加!

そして僕はこの方のこの記事を思い出し
「茄子のカレーなんてどうかな?」と振ってみた。

「あ、ええかも!ちょうど昨日田舎から野菜届いてん!」
おおおーっ!
もう1ポイント追加!
そうだった、一昨日僕の実家から夏野菜がどっさり届いた中に茄子もあったのだ。

「うんうん、ちょうどひき肉もあるし、明日は茄子のカレーね!」
嫁さん上機嫌!

「この間ネットで見たんやけど
 茄子はオリーブオイルで炒めてルーと別にご飯に乗せるのも美味しいみたいよ」
と追い討ちをかけてみる(笑)
「なるほど~、それやってみる!」
嫁さんはとても張り切った様子で笑顔を作った。

あぁ、!blue_rexさんyauo-iさんテドさんありがとう!
あなた方のおかげで我が家の平和は保たれたのです(笑)

そう考えて見るとこの「困今献会」(こんこんこんかい)という発想
あながち間違いじゃなかったんじゃないかと思ったり(笑)

「明日はカレーだぁ!」と喜ぶ僕を見て
「子供みたいやなぁ…」と笑顔の嫁さん。
調子に乗った僕は
「んじゃ、今夜は○○ちゃん(嫁さんね)を食べちゃお…」と言いかけたが
「さて、寝るねおやすみ~」と嫁さんは僕の言葉をさえぎって階段を上がって行った(爆)

満面の笑みを持て余した僕は
「何だか寒いな…」とリモコンを手に取って
エアコンの設定温度を2度高くした。

とまどう二人

2004年07月30日 | 家族
嫁さんからのメールの着信音は
はなわの「ガッツ伝説」(笑)

夕方陽気なメロディが事務所に響く

「自分でご飯食べてます」
次女(9ヶ月)がスプーン持って
口の周りベトベトにしている画像が添付されていた(笑)

食欲旺盛、好奇心旺盛、やんちゃに這い回り
すでにつかまり立ちまでしている。

帰宅後、嫁さんと長女が赤ちゃんだった頃を振り返ってみる。

…が

僕は断片的な記憶しかないことに気づいてしまった(苦笑)
当時も今も娘が寝ている間に家を出て
帰ってくる頃にはもう寝ているという
寝顔しか見られない生活だった。

そういえば日曜日に長女を抱こうとして泣かれたっけ(爆)
次女も同じように日曜日しか顔見られないけれど
そういえば泣かれることはないな。

長女は女の子らしい顔立ちで、
道行く人にも「可愛いね」と声をかけられるほどだったけれど
人見知りが激しく、慣れない人にはよく泣いた。
次女は「男の子ですか?」と言われるような顔立ちで
知らない人に抱っこされても最初こそ不安そうな顔をするものの
すぐに慣れて魅力的な笑顔を見せる。

長女は食が細く嫁さんも僕もご飯を食べさせるのに苦心したが
それ以外は親に手をかけさせない子だった。
次女は食欲旺盛でいくらでも食べるし
ちょっと目を離すと何でも手を出し口に入れる(笑)

そうやって8年前を思い返していると
長女と次女の性格の違いが鮮明になってくる。

そうでなくても8年も間があるのに
こうも性格が違うとゼロからの出発だねぇ…

長女のアルバムを持ち出してきた嫁さんと
顔を見合わせて苦笑いするのだった。

アルバムの次のページをめくった。
長い夜の始まりだった。

夏休みの朝 ~未来予想図編~

2004年07月24日 | 家族
夏休み2日目の朝。
僕は前日の決意どおり6時に目覚めると長女を無理やり起こした。

以外にもあっさり起きた娘、
ついでに赤ちゃんも起こしてしまったようで
階下に下りる僕と長女を見てベソをかいていた(笑)

僕には普段どおりの朝も
長女がいることで微妙にリズムが狂う。

まず、トイレ
いつもは自分のペースでのんびり入れるのだが
娘が扉の外から「パパまだぁ?おしっこ漏れそう」と
扉をバシバシと叩きながら地団駄踏む(笑)
洗面台も広いわけではないので
歯磨き髭剃りの間は娘に明け渡さねばならない。
着替えだって一筋縄ではいかない。
何を着ていくか悩む娘をせかしていると
僕のネクタイの選択に注文をつけてくる(笑)
その間にもずっと娘はおしゃべりを続けているし
生返事でもしようものならすかさず突っ込みが入る(苦笑)

家を出る時間はいつもと同じだけれど
それまでがドタバタで朝からちょっと疲れた(爆)

駐車場まで一緒に歩いていると同級生たちに会う
小学生は朝からテンションが高い(笑)
朝からにぎやかな一行である。

そんなわけで木曜、金曜と順調にラジオ体操に参加している娘。

昨日、帰宅後娘のラジオ体操カードを見ると
行かなかったはずの初日にもハンコが押してあった。
何でも担当のおじさんがオマケで押してくれたらしいのだ(笑)
それってどうなのよ(笑)
ま、これからちゃんと毎日行ってくれればいいんだけどね。

しかし、問題は週末の朝。
僕は土曜日はいつもより一時間ほど遅めに出社するので
当然起床も一時間遅くしているのだけれど
それではラジオ体操に間に合わない。
もちろん嫁さんが起きるわけもない(笑)

仕方がないので平日と同じ6時に目覚ましをセットして布団にもぐりこんだのだった。

今朝は目覚ましより早く目覚めた。
なんと長女に起こされたのだ!(笑)

6時ちょっと前に目覚めた娘は
「パパ、ラジオ体操行ってくるね」と
寝ている僕に声をかけて布団を抜け出した。
その気配と声で僕も目が覚める。

そのまま一時間寝ても良かったのだけれど
一応見送りだけはしてあげようと
重い体をやっとこさ立ち上げて階下に向かう。

ポンキッキーズを横目に娘の身支度を眺めていると
二階で僕の目覚ましが大音量で鳴り出した(笑)
あわてて寝室に戻って目覚ましを止める。
布団から顔だけあげた嫁さんが
眉間にしわを寄せてジロリとこちらを見ている…
朝から背筋がゾクゾクする瞬間(爆)

ラジオ体操のカードを手に玄関を飛び出し走って行く娘を見送る。
一旦居間に戻って二度寝(笑)
本来の土曜日の起床時間まではわずかではあるけれど貴重なのだ。
と、横になってうとうとしかけたらもう娘が帰ってきた(爆)

それでも一応気を使ってくれたらしく
黙って二階の寝室に戻ってくれた。

7時ちょうどに携帯のアラームで二度目の起床。
そこからはいつものように身支度を整えて出社する。
今度は長女が二度寝しているようだ(笑)

玄関の鍵を閉めて駐車場に向かう。
半分ほど来たところで背後からペタペタペタと誰かが走ってくる足音が聞こえてくる。
振り返ると走ってくるのは長女だとわかった。

思わず立ち止まって
「どうした?何かあったん?」と聞くと
「いや、見送りしようと思って」と
息をはずませ、ちょっと照れながら娘は言った。

「あはは、わざわざありがとね」
僕は思いっきりニヤケ顔になりながらそう言うと
娘の右手をぎゅっと握り
駐車場までの道をいつもよりゆっくり歩いた。

走り去る車に思いっきり手を振り
「いってらっしゃーい!気をつけてねー!」と
叫びながら走ってくる長女がミラーの中で小さくなっていく。

次の角を曲がると見えなくなる。
僕はブレーキランプを5回点滅させた。
長女への「あ・り・が・と・う」のサインのつもり…

伝わっているかどうかは甚だ疑問ではあるけれど(爆)

夏休みの朝

2004年07月21日 | 家族
長女は昨日が終業式でした。

帰宅するとパソコンデスクの上に
一学期の通知表や作文などが置いてあった。
風呂と夕食を済ませ、
嫁さんが入れてくれたコーヒーを手にPCの前に座る
いつもながら嫁さんのコーヒーを入れるタイミングは絶妙だ。

ゆったりと深めに椅子にこしかけ
コーヒーの香りでゆったりと気持ちを落ち着けてまずは一口。
至福の瞬間。

通知表はまぁ、それなり…(笑)
算数や社会のテストを見たり
理科の観察ノートをパラパラと眺める。

社会科は自分たちの住む町について勉強しているようだ
外出するときに僕も知らなかった地元の歴史や
古墳や建物について説明してくれていたのは
学校で興味持って勉強している証拠だったのか。

理科の観察は花や虫のスケッチがとてもいい。
葉っぱの形や虫の体の特徴を良くとらえている。
娘がどんな顔して植物や昆虫と接しているかが良くわかる。

このまま自然や社会にどんどん興味を持ち続けて欲しい。

彼女の一学期はとても充実していたことがうかがえる
中でも作文は秀逸だった。
僕が腰痛でダウンした日の事が書かれていたのだけれど
丁寧な描写でその時々の情感たっぷりに書かれている。

モチーフにされた僕が恥ずかしくなるくらい…
もう担任の先生に顔合わせられへんわ(爆)

そんなこんなで
我が娘の知られざる学校生活をちょっと垣間見たような気がして
その成長ぶりが嬉しい様なちょっと寂しいような
複雑だけれど暖かい心境で最後のコーヒーを飲み干した。

さて、夏休みと言えばラジオ体操である。

長女も早起きするつもりで目覚ましと携帯をセットしているようで
いつもなら休みだと遅くまで起きているのに
昨夜は早めに就寝していた。
ちょうど僕が出社する時間に一緒に家を出られる。
僕もちょっと楽しみにしながら布団にもぐりこんだ。

まるで遠足の朝の小学生のように
僕は目覚ましが鳴る前に目が覚めた。
ふと隣を見ると娘の布団は空になっている。

「あらま、ずいぶん張り切って起きたんだなぁ」
と思いながら伸びをするとつま先にやわらかい感触が…
ぎょっとして起き上がると
長女は僕の足元まで出張して眠っていた(爆)
寝相が悪いにもほどがある(苦笑)

とりあえず一度揺り起こして階下に向かい
出社の身支度を整える。
しかしいつまで経っても娘は起きてこない。

昨日の作文やノートにほだされて
無理に起こさずにそのまま寝かしておいてあげることにして家を出た。

早朝だというのにやたらと蒸し暑く重い空気の中
駐車場へ向かう道すがらラジオ体操に向かう小学生と一緒になる
その中には娘の同級生もいて
「あ、○○ちゃんのお父さん、おはよう!」と声をかけられる。
僕も負けずに「おはよう!」と返す。
「○○ちゃんはどうしたん?」と聞かれて返事に困った(笑)

やはり心を鬼にしてでも長女を起こすべきだったのだ。
「よおし!明日は絶対起こしてやる!」と心に決め車に乗りこんだ。

今日はいつものCDではなくラジオに切り替えて
ラジオ体操を聞きながらいつもの幹線道路を北に向かった。
ちょっとだけ清清しい空気が車内に流れたような気がした。

またかよ(笑)

2004年07月19日 | 家族
日曜日の朝は遅い。

今朝は10時に長女のピアノで起こされた。
普段なら仮面ライダーかプリキュアの時間には起こされるのだけれど
長女は昨夜、義母の家に泊まったのでこの時間になったのだった。

ピアノ教室で習っている曲を途中つまずきながらも弾いている。
音が弾み左手にあわせたテンポは速くなったり遅くなったり(笑)

僕が目を覚ましたのに気付くと近寄ってきて隣にゴロンと横になった
「えー?もう終わりなの?パパもうちょっと聴きたいなぁ」
というとあわててもう一度隣の部屋に走って行って
何度か繰り返し演奏してくれた。
えらいもので僕が何とか布団から抜け出して居間に向かおうとする頃には
テンポのブレも少なくなっており、ちゃんと聴ける曲になっている。

朝食後のまったりとした時間を残ったコーヒーで過ごす。
長女は盛んに「今日は鉄棒見て欲しいなぁ」と僕を公園に誘う。
次女はお気に入りの漫画雑誌を抱えてページをパラパラとめくって遊んでいる(笑)

毎週昼前になってようやく動き出す一家。
今日も長女の一人旅用の切符を購入すべく外出。
駅の窓口で近鉄特急の切符を購入、
わずか2時間、名古屋までノンストップの長女の一人旅の準備完了だ(笑)

昼食後すぐに近所の公園に行く。
ここは1年前に長女の逆上がりの練習に通った公園。
手にマメを作り、汗だくで、時には悔しさに涙しながら
何度も何度も逆上がりを繰り返した公園。

できるようになってしまえば簡単なのだけれど
できない時はどうしてもできない。
そのくせ別の場所だったり翌日だったりにチャレンジすると
あっけなくできてしまったりする(笑)
あまりにもあっさりしすぎて二人で大笑いしたっけ。

そんな長女も今ではクラスの鉄棒係として
逆上がりができないお友達に教えたりしているそうな…
今だってけして上手なわけでもないんだけどね(笑)

それでも今日はどこのマメがつぶれたとか
ひざの裏側の皮がむけたとか
嫁さんの「最近よくスカート破ってくるねん」という愚痴なんかを聞くと
我が子の成長ぶりが嬉しかったりもするわけで…

公園は夏の陽射し。
木の枝の影と日向の白くまぶしい地面とのコントラストが強い。
セミの声と土ぼこりのニオイが更に夏を演出する。

低い鉄棒でくるくると何度も回る長女を眺めながら
半分地面に埋まったタイヤに腰を下ろして汗をぬぐう。

「なぁ、高い方の鉄棒はできひんの?」
「うん、できひんねん」
「一回挑戦してみてよ~」
「え~」と文句を言いながらも高い鉄棒に向かう娘。

ぴょこんぴょこんと跳ねるだけで
鉄棒を腰の高さまで引き上げることができない。

「ちょこっと手伝ったろか?」
娘の腰を持ち上げて補助すると簡単にくるりと回転した。
勢い余ってお腹に長女の蹴りが入った(爆)
2~3度そんなことをしていたら
突然長女が鉄棒から飛び降りた。

「足が鼻に当たった~ 鼻血出るかも~」
すでに半泣きである(笑)
木陰のベンチに移動して様子をみようとしたら
左の鼻の穴からタラリと真っ赤な血が…(爆)



あわてて持っていたハンカチを渡すが間に合わず
地面にポトリと鼻血が落ちた。

「もう、帰る」泣きながら娘が言う(笑)
おおげさやなぁ…と思いつつも
僕もこの暑さにまいっていたのですごすごと帰ることに…
公園の滞在時間10分もなかったんじゃないかなぁ(笑)

日曜の夕方はお昼寝の時間。
次女もミルク飲んで寝ていたので家族4人でお昼寝(笑)

夕食はうな丼、豆腐と茄子のお味噌汁、わかめの酢の物、南京の炊いたん。

娘「なぁ、花火しようよぉ」
夕食後のひとときを切り裂く長女の言葉
僕「え?昼間やったやん」
娘「何を?」
僕「公園でさぁ、鉄棒の後に…」
娘「それは『はなぢ』。今からするのは『はなび』や」
ツッコミの腕を上げた長女の花火要請を
もうここ2週間くらい無視していたので(笑)
今夜は付き合う事にした。

最近の花火は淡白で
火をつけたら次の花火を手に取る頃にはもう終わってしまう。
そのたびに火をつけなきゃならない。
とにかく花火はあわただしく、夏の夜を楽しむ余裕もない。
昔はもっとのんびりしていたような気がするのだけれど

右手に一本持ったらすぐに左手にもう一本持って
右手の一本が消えちゃう前に左手の花火に着火させる
右手が終わったら左手が終わる前に右手にもう一本…
こんな調子で花火をしているとあっと言う間に終わってしまう。

ようやく一息ついてゆっくり楽しめるのは
〆の線香花火になってからだ。
嫁さんと赤ちゃんは先に家に戻ったので
長女と二人近づいて線香花火に火を灯す。

オレンジの火の玉を落とさないように
慎重に慎重にそっと持って
チパッ…チパッ…チパチパチパッと花が咲く
ヒュンヒュンと糸をひくような火花も
だんだんとちいさくなって音もなく消える。

一つ終わると感想を言い合う
そんなことを交互に繰り返す。

とうとう最後の一本
娘は慎重に慎重に火をつける。
ジジジ…とオレンジの火の玉が大きくなる。
チパッ…チパッ…大きな花が2つ出た
「あっ!」
娘が小さく声をあげた。

ちょっと涼しい夜風に煽られ
地面にポトリと花火が落ちた。

携帯とピザと選挙とビール ~2~

2004年07月12日 | 家族
「ちょっと座ってていい?」
スーパーのエスカレーター脇にあるベンチの方を見ながら嫁さんに聞いてみた。
「うん、いいけど…痛いん?」
「ちょっとね(笑)」
「買い物なんか後で行くから帰ろうか?」
「大丈夫、座ってたら治まるから」

そんな会話してるところに
長女が走ってきた。
携帯で電話するのがもったいなくて
僕らを走って探し回ったらしい(笑)

「娘と一緒に座って待っとくから買い物してきていいよ」
「うん、じゃさっさと済ますわ」
「ゆっくりでいいよ」と言う言葉の途中で
嫁さんはカゴを手にして食料品売り場に消えて行った(笑)

そうこうしてるうちに目的のベンチは他の客で埋まっており
僕は娘と一つ上のフロアに上り空いているベンチを見つけた。
娘の手にはキラキラ光るハート型のアクセサリーのストラップ。
二人でベンチに腰掛けて早速取り付ける。

「これな、一つしか残ってなかってん!」
娘はちょっと興奮気味に自慢げに一気にまくしたてる
「めっちゃキレイやし可愛いやろ?」
「うんうん、貴方らしいの選んだなぁ」
「だってこれ一つしか無かったからすぐ買ったんやもん」
腰の痛みも治まりつつあったしニコニコしながら
得意げに話す娘を見ていた。

突然耳慣れない着信音が鳴った。
娘の携帯だった。
驚いた娘は慣れない手つきであわてて携帯を操作する(笑)
嫁さんからだった。
座る場所を移動していたので探していたらしい。

もうすぐ午後3時になろうとしている車内は蒸し風呂状態で、
エアコンをかけて暫くは車に乗り込めないでいた。
そのまま投票に行く予定だったのだけれど
僕の腰痛の様子を見るのと買った食料品を冷蔵庫に入れたいのもあって
一旦家に帰ることにした。

帰宅後すぐにクーラーをガンガンにかけて畳に倒れこむ嫁さん。
一旦帰宅したのは赤ちゃんいない間に昼寝したかったのも理由らしい(笑)
そこで日ごろの感謝を込めて
娘と2人でマッサージしてあげることにした(笑)

うつぶせになった嫁さんの足の裏を娘が踏む。
やせっぽちな娘の体重がちょうど心地よいみたいだ
僕は肩から背中にかけて軽く叩いたりさすったり

「どへぇ~」とオヤジのような声をあげる嫁さん(爆)
その気もち良さそうな顔を見てちょっと悪戯心が沸いてきた
娘と担当を交代して足裏マッサージと称して痛いツボを押してみた
「いっ!…」声にならないほど痛いらしい(笑)
娘に嫁さんを抑えつけておくように指示を出して
さらにグイグイと…
「☆○▲&×…%$$$”!」痛さに身悶える嫁さん(爆)
い、いや、あくまでも日ごろの恨み…
いえいえ、感謝を込めたマッサージですからね(笑)

大笑いして手を休めた瞬間に起き上がった嫁さん
「くっそー!噛んでやる~!」と反撃開始
マジで逃げる僕と娘…
そうなのだ、嫁さんの「噛み攻撃」はマジ噛みなのだった(笑)

「どうぶつ奇想天外」などでやっているじゃれているアマ噛みではなく
まるでブラッシーのようなマジ噛みなのである(爆)
いや、冗談じゃなく歯型残るほど噛むんだもん。

僕らの献身的なマッサージのおかげで
お昼寝を諦めた嫁さんは選挙に行くことを決意した(笑)
義母に電話をして一緒に投票所に向かった。

投票所は田んぼの真ん中に建っている立派な市民センター
投票を終えて赤ちゃんを抱いてベランダに出てみる
まだ低く青々とした田んぼを渡ってくる風が心地よい。

後から来た嫁さんが聞く
嫁「なぁ、あんなにいっぱい名前あったら誰書いていいかわからんよなぁ…」
僕「ん?」
嫁「最初の方は知ってる名前ばっかやったからわかったけど」
僕「…それって比例区じゃない?」
嫁「ん?」
僕「あれ、政党名書くんやけど…」
嫁「あれ?そうやったっけ?あはははは(笑)」
カエルも驚くほどの高笑いが田んぼに響き渡った…

夕飯は近所の人が釣ってきたマスを分けてくれたので
塩コショウでバター焼きにしてもらった。
ラグビーを見ながら赤ちゃんにご飯を食べさせ
僕はマスをつまみにビールを開けた。

久しぶりのビールは喉といわず食道といわず
カラダ全体に染み入るようだった。
フラフラととても心地よい
スープ餃子とご飯を食べ終わる頃には眠気が…

またやってしまった…
気づいたら日付が変わっていた(爆)

嫁さんも娘たちもすっかり寝静まっていた。
お腹の辺りにかけられたタオルケットがちょっと嬉しかった。

ぼうっとした頭のままテレビをつけて
冷たい麦茶をのどに流し込んだ。
F1グランプリがあるはずなんだけど…
どうやら放送時間が変更になったようだ。

何て事ない日曜日だったけど
疲れやストレスから一気に解放されたような心地よさに包まれて
選挙結果を競うように伝えるテレビを消して布団に潜り込んだ。

携帯とピザと選挙とビール ~1~

2004年07月12日 | 家族
日曜日の朝は遅い(笑)

10時ごろのそのそと起き出して居間に下りると
家族は朝食の最中だった(笑)

温めなおしてもらったコーヒーと
マーガリンをたっぷり塗ったトーストを口に運びながら
今日の予定について話し合う。

1.長女の一人旅用にプリペイド携帯を買う。
2.買い物をする。
3.選挙に行く。

腰痛でダウンして以来日曜はずっと家にいた僕ですが
昨日は腰の調子も良く、痛みもなかったので
リハビリがてら一緒に出かける事にする。

ちょうど義母が顔を出してくれて
赤ちゃんを預かってくれるというので
お願いすることにした。

いつも面倒みてくれるのでありがたいのだが
義母に抱っこされるとそこから動かないので困る(笑)
嫁さんや長女や僕が「おいで」と手を差し出しても見向きもしない
半ば強引に抱き寄せてもすぐに義母のところに行こうとして
僕の顔を手で押しのけ、腹を足で蹴るのだ(爆)
無事に義母の胸に収まった次女は笑顔で
こちらにバイバイをしながら去って行った…

嫁さんと長女と3人で車に乗り込み携帯屋さんに向かう
駅前のスーパーの駐車場に車を停めて歩く。
腰に不安感はなく一安心。

最初の店は僕の使っている携帯電話会社。
機種交換後の古い携帯でプリペイド登録ができるというので行ってみた。
僕の古い携帯は長女がおもちゃとして使っており
操作にも慣れているし電話番号などのデータも入ったままなので
何よりデータを入力する手間がはぶける(笑)
ところがこの会社、メールが使えず、通話料も高い。
しまいには店のお姉さんは
「プリペイドなら他社さんの方がお安いですよ」とアドバイスまでくれた(爆)

てなことで2軒目の携帯屋さんに向かう。
徒歩2分ほどなのだけれど陽射しが強く
信号待ちの交差点では思わず日陰に入って待つ親子3人

すると今まで待っていた人も
僕らを見て同じように日陰に入ってきて
その交差点脇の看板の下の日陰部分は
あっと言う間に満員状態となった(笑)

最初から1軒目で条件聞いてダメなら2軒目と決めていたし
1軒目のお姉さんから推薦も受けていたので(笑)
その店に入ったらスムーズだった。

長女に好きな色選ばせて簡単な説明を受けて購入。
おもちゃじゃない本物の携帯を手に満足げな長女(笑)

店を出るとその近所に以前から気になっていた
イタリア料理屋さんがあるのを思い出した。
時刻は午後1時手前、
嫁さんもその店が気になっていたらしく入ることにした。

サラダとパスタ、ピザ、デザート、コーヒーが2人前で3000円というセットがあったのでそれを注文した。

料理が来るまでの間に早速娘の携帯を取り上げて遊ぶ(笑)
娘は半分マジで怒りながらも
「パパの携帯についてるクマさんのストラップ気に入ってんねんけどなぁ…」と反撃
店の中でケンカするわけにもいかないので(笑)
しぶしぶクマさんのストラップを娘の携帯につけてあげた。

それぞれ2人前のサラダ、パスタ、ピザは3人で取り分けて
デザートは嫁さんと長女、コーヒーは僕と嫁さんという配分
あれ?嫁さんだけ全部食べられるのか…今気づいた(爆)

量的には十分お腹いっぱいになった。
嫁さんと長女はパスタ食べながら
「このミートソース缶詰みたいな味がする」と
声をひそめるでもなく言うので僕はヒヤヒヤ(笑)
いや、そう思ったんだから仕方ないけど
もうちょっと声小さくこそこそ言おうよ(笑)

お店の名誉のためにも言っておくが
実際にはちゃんとお店で作っている…と思う(笑)
少なくとも僕は缶詰よりずっと美味しいと思ったし

で、そのお店のピザが美味しかった!
これはさすがの嫁さんも「冷凍食品とは違う!」と納得していたし(爆)

その後のデザートも美味しかったし
日曜のお昼ご飯としてはちょっと贅沢したけれど
3人満腹で店を出た。

その後の買い物で娘が「携帯ストラップが欲しい」と言い出した。
以前は嫁さんの携帯を見て「あんなにチャラチャラいっぱいつけて邪魔やんなぁ」と批判していたのに!
僕のクマさんのストラップ取り上げたクセに!

僕と嫁さんはほかの買い物があるので
お金あげるから一人で買いに行くように言うと

娘「パパとママどこにおるかわからんやん」
嫁さん「アホやなぁ…何のための携帯やねん」
娘「あ!そっか!」

嫁さんが105円渡すと近所の100均に走って行った(笑)

夏の日差しをいっぱいに浴びて走り去る後姿を眺めながら
僕は少し腰を気にしていた。
リハビリにはちょっと歩きすぎたのかもしれないなぁ…