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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

子供には不安がいっぱいの人生しか見えないのだろう

2009年03月15日 | 分からな~い人生
記事※1~3から
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写真を見ると、厳しい表情の中学生からは納得できないという強い感情がうかがわれる一方、母親の表情からは諦め切った感情が読み取れます。 中学生にしてみれば、なぜ私は親から引き離されねばならないのだろうということでしょう。 ではどうすればいいのでしょうか。
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「のり子さん残し父母のみ帰国へ カルデロン一家」(3月13日 産経新聞 ※追加1へ)

「”娘1人で残留” =フィリピン一家、入管に回答-強制退去問題」(3月13日 時事通信 ※追加2へ)

「フィリピン人一家の在留不許可 “可哀そう” か “自業自得” なのか」(3月12日 J-CASTニュース ※追加3へ)
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問題は
1) 父母が不法滞在
2) 子供が日本生まれ
3) 他の不法滞在者の扱い
でしょう。

私が住む関東近郊の街でも、こういうことがありました。 自治会の班長をしていた時のことです。 同じ班の中の ある一家の奥様から、こういう提案がありました __ 指定ゴミ捨て場が駅とは逆方向なので、朝の通勤時にゴミ捨てに行くのに、都合のいい駅方向にある別のゴミ捨て場に捨てられるようにならないか?

聞いてすぐに受け入れ難い要望と判断しましたが、一応「自治会に諮ってみます」とお答えしました。 けれど、自治会に話しを切り出す前から、どういう断りにしようかと考えましたね。 要するに、この奥様の "エゴ" なんですから。

これを認めたら、同じ要望が出ても認めざるを得なくなり 駅方向のゴミ捨て場に集中して、そのゴミ捨て場が溢れるし、その班に迷惑になります。 またこれを認めたあと、同じ要望を認めなかったら、不平等になります。 やはり、その奥様には多少面倒でも、従来通りのゴミ捨て場を利用してもらうのが一番いいと考え、自治会の集まりで こういう理由で断ろうかと思っていますと話し、それではそうして下さいとなりました。

クダンの奥様にはそう伝え、「ご不満があれば 更に自治会に言ってほしい」といって "ご納得" いただきました。 そのご一家だって回り持ちで班長をしなくてはならないのですが、自分が班長のときに同じような要望があったらどう考えるのでしょうか。 思いつきだったのかダメモトだったのか、自分が班長でない時に聞いてやろうと思ったのでしょうか。
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さて フィリピン人一家の件ですが、法律に従うのなら、1) 不法滞在していた父母は強制退去の対象となるのは明らかです。 2) 日本生まれの子供は不法滞在とはいえないですから、引き続き日本滞在が許されるのも問題ないところです。 3) 他の不法滞在者にも同様の法律を適用するため、この一家だけ特別に引き続き日本滞在を許可することはできないでしょう。

もしこの一家に許可を与えてしまうと、「生んだが勝ち」ということになり、他の不法滞在者は子供を作って居座り続けることができるようになります。 どこの国でも、貧しい国から豊かな国への不法入国が問題となっています __ 米国へ不法入国するメキシコ人や西欧へ不法入国する東欧の人々など。

非常に少ない事例なら、政治的な温情判断で許可が出るケースもああるでしょうが、潜在層が多いと想像される事例の場合は許可は出ないでしょうね。
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子供は適応性が高いので、親から引き離されても生きていくことはできます。 ただ、親の愛情に接する機会が減ることにより、普通の家族に比べて健全な感情を育てることが難しくなる可能性が高くなるかも知れません。

でも、私の弟も15歳から高校3年間は親元から離れて他の市にある寮で暮らし、大学は都内で一人アパート暮らしでしたから、それほど心配する必要ないでしょう。 私も大学から親元から遠くの所へ離れました。

「のり子さんの養育のため、サラさんの妹 (30) 夫妻が東京都内から蕨市に引っ越すという。 妹は日本人と結婚し、定住資格を得ている」そうですから、子供は叔父叔母の家に引き取られることになります。

この叔父叔母は自分達の居住を犠牲にしても、残された姪の教育のため、引っ越すくらいですから、愛情溢れた人達と想像します。 ですから それほど心配することはないと想像しますね。

今日はここまでです。


※追加1_ 不法滞在で強制退去を命じられながら、娘の学業継続のため家族3人での在留特別許可を求めていた埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アランさん (36) 一家の問題で、妻、サラさん (38) と長女で中学1年ののり子さん (13) が13日、東京入国管理局に出頭した。 サラさんはすでに入管に強制収容されているアランさんとも相談、のり子さんだけを日本に残し、両親は帰国することを入管に伝えた。

帰国日は4月13日に決めたといい、のり子さんの中学校で4月8日に始業式があることから、これを見届けてから帰国するという。

一家は親子3人で帰国するか、適切な保護者を確保してのり子さんを残し、両親だけ帰国するかの判断を入管側から求められていた。 だが、仮滞在期限の今月9日も「3人での在留特別許可」を求めたためアランさんが入管に強制収容され、サラさん、のり子さんは帰国準備のため16日まで仮滞在が延長。 13日までに両親が帰国する意思を示さない場合、16日に母娘も収容し、17日に3人を強制送還すると伝えていた。

両親は他人名義の偽造旅券で入国し、のり子さん誕生後も十数年にわたり不法滞在を続けた。 法務省では今回の措置について、「出入国管理行政の根幹を揺るがす極めて悪質なものであり」「他の不法滞在者への影響をも考慮」と説明。

また 森英介法相は6日の会見で、「ご両親も本来なら (退去強制処分で) 5年間は再入国できないが、柔軟に、1年ぐらい、それを待たずしても一時的な上陸特別許可を出すこともやぶさかではない」と特別な配慮を明らかにしている。
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※追加2_ 不法滞在で強制退去を命じられたフィリピン人中学生カルデロン・ノリコさんは13日、母親と東京入国管理局へ出頭し、親類宅に身を寄せて1人で日本に残る意向を伝えた。 両親は来月13日に自主的に帰国する予定。 同入管はこれを受け、収容していた父親のアランさんを仮放免した。

同入管は、13日までに3人で出国するか、長女ノリコさん1人で残留するかを回答しなければ、
17日に3人を強制送還すると通告していた。 ノリコさんと母親はこの日、収容中のアランさんと面会して今後の対応を相談。 両親が帰国し、1人で残留することを決断した。 ノリコさんは現在住む家で、母親の妹家族と生活することになるという。
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※追加3_ 不法滞在ながら、子どもを理由に在留特別許可を求めるフィリピン人一家。 新聞には一家を擁護する論調が目立つ一方、ネット上ではバッシングの嵐が吹き荒れている。

日本で生まれた子どもには罪はないはずだが、この違いはどう考えたらよいのか

■ ネット上では、子どもを盾と批判殺到 ■

「あなたのやっていることは、間違っている」
「あなたは、それでも法律家?」

不法滞在で3月17日の強制送還が言い渡された埼玉県蕨市内のカルデロン・アランさん一家。 その代理人をしている渡辺彰悟弁護士は、開設したブログに、こうした批判的なメールがたびたび寄せられていると明かす。

アランさんと妻のサラさん (38 )は、偽造パスポートでそれぞれ16、17年前に入国した。 その後、現在は中学1年生のノリコさん (13) が生まれたが、06年に不法滞在が発覚して、一家の強制退去処分が08年9月に最高裁で確定した。 しかし アランさん一家は、ノリコさんの教育継続などを記者会見などで再三訴え、法相が裁量権を持つ在留特別許可を求め続けている。

これに対し ネット上では、子どもを盾に不法行為を認めさせようとするものだなどと、反発の声が続出。 渡辺弁護士のブログにも、批判メールが相次ぐ事態になっている。

2ちゃんねるでも、繰り返し話題に。「自業自得」「何でもかんでも人権持ち出すな」「これを見逃したら、不法滞在はやった者勝ちになる」「なんでフィリピンで暮らす事を不幸だって決め付けてんの?」などと書き込みが殺到している。 政治団体やビジネスに利用されているとの批判も多く、渡辺弁護士らが教育支援のため3月9日に設立発表した「のりこ基金」にも矛先が向けられた。

ノリコさんには罪はないはずだが、直接一家に非難をぶつけたかったのか、そのブログにもコメントが相次いだ。 ブログは、ノリコさん名で、「本当はまだいっちゃいけないんだけど 色々な応援をしてくれるおじさんおばさん達のお陰で私達いち族は日本に居れる事は決まりました」とのコメントを残して、1月14日に閉鎖された。

■ 朝日「子どもの幸福をないがしろにしていいわけはない」 ■

バッシングが吹き荒れるネット上とは対照的に、新聞などのマスコミでは、カルデロン一家を擁護する論調が多い。

朝日新聞は、3月12日付社説で、森英介法相に対し、一家が求める在留特別許可を認める「英断」を下すよう明確に促している。 法律論では、悪質な不正入国やほかへの影響を考えるべきだが、「だからといって子どもの幸福をないがしろにしていいわけはない」というのだ。 ノリコさんは、日本語しか分からず、強制退去処分が出たとき小学生だったからといって過去に特別許可が出た中学生のケースと区別するのはおかしいと主張している。

また 沖縄タイムスは、11日付社説で、「今回は、日本で生まれた子どもの発育環境をどう守るべきか、という観点も必要」と主張。 家族の保護をうたった国連の人権規約や子どもの利益を最優先する「子どもの権利条約」に照らしても、入管法ではなく子どもの権利を第一にと訴える。 これは共同通信の論説を参考にしたらしく、宮崎日日新聞でも10日付社説で、同様な意見を述べている。

では 新聞が擁護しているのに、ネット上でバッシングが続いている事態をどう考えたらよいのか。

一家代理人の渡辺彰悟弁護士は、「一部の人たちに外国人排除の発想があるのではないですか。 日本では、いろんな要素を見て相対的に判断する土壌がまだ育っていない、と感じています」と話す。 法律家としての仕事ぶりを否定するような声については、「条約上の価値を実現してほしいと訴えているのに、違法行為どうこう言われる筋合いはないと思います。 本人たちにも、胸を張ってほしいといっています」と反論する。

一方 法務省では、様々な考え方を勘案しながら対処しているとの立場だ。 総務課の広報担当者は、「こちらにもたくさんの意見が寄せられており、家族に同情、厳しい声ともに幅広く来ています。 入管法を優先させたのは、偽造パスポートの使用、子どもが小学生だったことなど、いろいろな事情を総合的に判断した結果です」と説明している。

以上

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