シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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キーホルダー型 LED 簡単点滅器

2012年11月09日 | 電子工作はホビー
写真上左は、USB 充電器 “黒ケース” をだけ流用した LED 点滅器 (A)。 上中央右は11ミリ厚の黄緑ケースで白 LED が点灯した瞬間 (B)。 上右は 15ミリ厚の白ケース (回路は下右 C)。
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iPod 用 USB 充電器としては電流不足で使えなかったものを、黒ケース (A) だけ使ってキーホルダー型 LED 点滅器を作ってみました。 点滅回路の要は、4個の NAND 入力を持つシュミット・トリガーのロジック IC の 74HC132。 これを採用すると5個の周辺素子で、あっけないくらい 実に簡単に点滅器ができます。

苦労したのは、単4電池ホルダーです。 元々電池を内蔵するためのケースではないので、ホルダーを入れるスペースもなく、仕方なく自作でアルミ板などを曲げて電池端子を作りました。 電池が斜めに取り付けられ、多少不安定なのですが、ケース蓋を閉じると ケースそのものに圧迫され、半固定化されるという安直な作りになってしまいました。

LED だけは、普通の砲弾型ではなく 角形の “緑” を使いました。 試しに外出時に持ち歩きましたが、電池が外れてケース内で暴れることはありませんでした。 あんまり簡単な回路だったので、次は違う回路にしてみたい。 電子錠を使う人には不要でしょう、キーそのものを持ち歩かないからです。
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上記のAケースの厚みが 20ミリ以上もあって、小型の鞄の中では結構とスペースを取るので、次に 厚さ 11ミリ (B黄緑) と 15ミリ (C白) のキーホルダー型ケースを買ってきました。 ケース板そのものの厚みが 2ミリずつあり、内径としては 7ミリと 11ミリしかありません。

単4電池の太さが 10ミリあるので、11ミリBケースにはコイン型電池しか使えません __ コイン型電池は電圧のバリエーションが 3V しかなく、これまた回路の選択が狭まるのですが、まあ やってみよう。

コイン型電池が面積の4割も占め 残りの平面スペースも少ないので、Aと同じ回路でBにも作り込んだのですが、初期電圧が単4の倍なので 電流制限抵抗を 220kΩ (3V〜2V の場合) と 10kΩ (1.5V 以下に低下した場合) を内部切り換えスイッチで選ぶようにしました (LED の左)。 でないと コイン型電池では消耗が早すぎて すぐに電池交換になるでしょうが __ 半年くらいは持続してほしい。
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もう1つの15ミリケースCは単4をなんとか内蔵でき (とはいっても 実は電池ホルダーの底板を削りました)、平面スペースは十分あり、少し複雑な回路でも作り込めるから、角 LED の “赤青緑” 3色型を使い、内部の基板上に極小スイッチで発光色を選択することにしました。

ただ トランジスタやコンデンサーを基板に倒して並行に置かないとケース天井につかえてしまうので、これには気を使います。 参考回路はエレキジャックに載っていた 74HC14 (6つのインバーターを持つシュミット・トリガー) に、トランジスタ2個、ダイオード、他ロジック IC 以外に12個の素子を使う回路を採用。

どちらの回路もシュミット・トリガー (Schmitt trigger) タイプですが、波形が急に立ち上がるタイプだから、チカッチカッと点灯する LED の点滅に向いています。 シュミット・トリガーでない回路だと、LED がじわーっと点くか じわーっと消えるので、点滅回路向きではありません。
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で まぁ、キーホルダー用の LED 点滅ケースが3つもできてしまいました。 1つを車のスマートキーに繋ぎ、1つを玄関錠に、もう1つは何に使おうか … また友人知人に配ろうかと考えています。

以上

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