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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

恋人 このあやふやなもの1 “腰の手”

2016年03月02日 | トホホなマイラブ他
写真は『モテたい願望全開の男性 - 年収自慢・すぐ鏡見る・カラオケでラルク』(13年5月13日 マイナビニュース) から。
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先回のブログ『夫婦 このあやふやなもの』を書いていて、その前段階の “恋人” というものは、もっとあやふやだなぁと思い、また書き足してしまいました。

首都圏地方大学での私の学生時代 (ほぼ半世紀前) 学生同士の恋人関係はよく眼にしました。 回りはみんな若かったですからね。 そんな彼ら彼女らに、学生アパートなどでブチ当たったりすると、私は “お邪魔虫” ですから、早々に立ち去るように心掛けました。
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1年先輩の学生 (黒田さん:仮名) がステレオ装置や音楽で趣味が合ったものですから、数回レコードを持参して遊びに行ったりしていました。 携帯電話のない時代ですから、都合がいいかどうか確認なしに自転車での行動です。 大体の学生は自転車で10〜15分以内の範囲に、大学周辺の学生向けアパートに住んでいました。

ある日訪問して、ドアを開け 声を掛けると、黒田さんが出てきて “さっと後ろ手で” ドアを閉めて、いうのです __「あー … 今日は悪いな、ちょっと取り込んでいてなぁ、また来てくれ」「あっ 分かりました。 それじゃ また …」といって引き返してきました。 ドアが閉まる前に、女性ものの靴がドアの内側に揃えてあるのが “しっかり” 見えました。

その後 この先輩 (黒田さん) のアパートには行かなくなりました。 いつまた彼女の訪問とブチ当たって “恋路を邪魔する” 羽目にならないとも限りませんから。
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同級生のアパートでのことです。 何回目かの訪問の夕方どき、「アレはすっごく気持ちいいぞ!」なんて彼 (荒川:仮名) がエッチ自慢話しをいうのを聞いていると、ノックする音がして女子学生が入ってきました。 風呂帰りらしく、少し顔を赤くして火照 (ほて) っている様子で、小脇にタオルの載った小さい洗面器を抱えていました。

そんな格好で男子学生の部屋にやってくるのは “恋人以外” ありえません __ 洗面器のタオルの下には着替えた下着が入っているのですから。 ははぁ これが先ほど荒川が自慢していた “気持ちいい彼女か …” とすぐガテンがいきました。

荒川は少し照れていましたが、紹介の挨拶が終わると、私は立ち上がって早々に辞去しました。 いつまでもいたら、(恋路を邪魔せずに) 早く帰れといわれかねませんからね。 同級生 (荒川) は “嬉しそう” に「じゃ、またなー」といってました。
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その学生時代 近くのスーパーで時々買い物をしていました。 レジで順番待ちをして並んでいると、スーパー従業員の若いお兄さん (C) がやってきてレジそばで仕事をしましたが、その際 レジ係りの若いお姉さんに意味ありげな “目配せ” をするのが一瞬見えました。

すると お姉さんも同じように無言で一瞬 “目配せ” を返すのです。 こりゃ “出来てる” と即理解しました。 2人ともハタチ前後ですから、微笑ましい青春時代やってるのも当然のお年頃だったのです。
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40年くらい前でしたか、会社の独身連中4〜5人で長野へスキー旅行に行ったときのことです。 民宿に泊って寝るときはセントラルヒーティング、つまり炬燵 (こたつ) に足を突っ込む格好で4〜5人分のフトンを輪のように敷いて暖を取るのです。

その中に1人女子社員がいたのですが、朝起きたら隣で寝ていた男性社員 (益子さん:仮名) と同じフトンに入って抱き合って寝ているのが見えました。 2人はラブラブだったのです。 のちほど婚約し、結婚へのステップを順調に踏んでいると思われましたが、途中で雲行きが怪しくなってきました。

所属部署が違う2人が社内で遭うと、女性は半分ふざけてるのでしょうが 益子さんに “ヒジ” で小突きながら催促するのでした __「ねえー 早く結納金持ってきてよ〜」と。 益子さんが、「う〜ん」と半分困ったような、半分煮え切らないような、はっきりしない風の返事をするのを見たことがあります。

女性は口調が男っぽくてはっきりして短気。 益子さんは口数少なくのんびり屋で、2人は全く正反対の性格でした。「あの2人 うまくいくかな?」と結婚を危ぶむ人 (※) もいましたが、私は逆に補い合ってうまく行くんじゃないかと楽観的に見ていました (そんな感じですから、社内では益子ちゃんと “ちゃん付け” で呼ばれていましたね)。

思い返すと 益子ちゃんは食事もゆっくりで、食べ終わるのがいつも遅いのです。 “悪い仲間” と夜の街に繰り出して風俗店に入店、他の連中はさっさと終えて店を出て外で待っていたら、益子ちゃんだけがなかなか出て来ない。 やっと出てきたので、待っていた仲間は「2回頑張っていたんですか?」と訊いたそうです。

また 別の同僚と仕事で車で外出した折、途中で以前勤めていた会社の前を通りかかると、益子ちゃんはちょっと立ち寄りたいといって、同僚を車内に待たせたまま2時間も出て来なかったと、同僚がブツブツいって怒っていたのを聞いたこともあります。 つまり 色んなことで他人と “時間感覚が違う” のですね。

さて 話しを戻します。 暫くすると、婚約解消になったという噂が聞こえてきました。 別の社員 (※) がいうには、「あんまり益子ちゃんが結納金を持っていくのが遅いんで、女が も う い い !って本物の “ヒジテツ” を食らわしたんだ」とのことです。 その後 この女子社員は退社、別の男性と結婚したそうです。

彼女が会社の同窓会にやってくると化粧がかなり濃いめで、旦那さんが普通のサラリーマンじゃないでしょうと私の妻が訊いたら、そうだといっていたそうです (今は化粧の濃さは判断材料にはならないと思いますが)。

こんな “のんびり屋” なのですが、意外と益子ちゃんはモテるのです。 先の女性の前も、別の女性といい雰囲気だったこともあるようです。 ある日 会社内で、仕事で小部屋のドアを私が開けると机に向かって普通に座っていた益子ちゃんと別の女性がいたのですが、私が入っていくと急に話しを止めるのです。 どうやら “いいムード” で話しているのを邪魔しちゃったらしいのです。

もう1人の女性とは、会社からの帰りがけに益子ちゃんが誘って2人で高級ラーメン店へ行って夕食にラーメンを食べたそうですが、支払いの段になったら、益子ちゃんは “ワリカンにしよう” といったそうです。

普通 若い女性を誘って2人で食事したら、男性側が払うのですが __ これは女性が披露したのですから、その女性は益子ちゃんに見切りを付けてしまったということなのでしょうね。

振られた男 (益子ちゃん) はそのまま独身を続けてる、いや “謳歌している” ようです。 そして大分年数が経ち、会社食堂で久しぶりに彼に遭うと、私が「あっ こんにちは」と挨拶するのですが、益子ちゃんは例の “困ったような顔” で「う〜ん」とつぶやくだけでした。 挨拶くらいしたって何でもないのですが …
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20年くらい前でしたか、都内 JR 駅のプラットフォームで電車待ちをしていたところ、前の方で学生っぽいカップルが立っていました。 彼 (E) は彼女の腰に普通に手を回していたのですが、そのうち 手が少しずつ降りてきてお尻を抱くような形になるのです。

当然 彼女はいやがって、その手を外すようにするのですが、Eはまた尻を抱くように手を伸ばすのです。 とうとう 彼女はEの手を引っ張り上げて、自分の腰にEの手を回すように仕向けました。

これを見ていて、私はこの彼氏は “アホだわい” と思ったものです。 なぜなら 公衆の中で自分たちはこういう関係です、と公言しているようなものじゃないですか。 もっとうまく彼女をリードしろよ、と声をかけたくなったものでした。

今日はここまでです。

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